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2025-07-28

匿名希望

最近は見かけない気がしますが、以前は読者投稿欄などでは「匿名希望」と書かれた投稿を目にすることがありました。本名を書く人もいたし、ニックネームのようなものを書く人もいました。しかし名前を出したくない人が結構多くいて、「匿名希望」としていたように記憶しています。

 

数年前より、The Japan Times  Weekendを購読していると、The New York Times International Editionの週末版も届くようになっているのですが、その中にThe Ethicistという読者相談のようなコラムがあります。アメリカ人ならでは悩み事や、アメリカ人の回答の仕方や発想方法が垣間見えるので、英語の勉強の素材として読んでいます。

 

ここで相談者は、ほとんどの場合「Name Withheld」となっています。どうやらこれは日本語で言うところの「匿名希望」に相当するようです。最近の日本では、ネットで相談事をする際にも、「身バレが怖い」とか「個人情報が」とか、過剰に気にしているような気がしています。同じようにアメリカ人でも名前は出したくないものなのかなと、これも時勢なのでしょうか。 

2025-04-24

NHKの新番組「会話が続く!リアル旅英語」が面白い、しかし…

2025年4月からEテレで放送されている「会話が続く!リアル旅英語」が面白いのですが、これは語学学習のための番組なのでしょうか。NHK出版からテキストが出版されていますし、NHK語学サイトからリンクされているので、NHKとしては「語学学習番組」のつもりだろうとは思います。

 

番組を実際に視聴してみると、何の前触れもなく、リアルな英会話シーンが映し出され、生徒役をつとめる出演者が四苦八苦しながら聴きとれた発言を書きだしています。よくある語学学習番組のように、完璧な聴き取りを求めているわけではないようです。

 

これは確かに「リアルな旅英語」だろうと思うし、ネイティブは、このような会話をしているのでしょう。そうとは思いますが、この番組の対象者を制作側がどのように考えているのか気になります。NHKが提示しているCEFRレベルは「A2~B1」ということになっています。A2とは「日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる」ということのようです。「TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表」によると、A2というのはTOEIC L&Rで「225~550点」に相当するようです。

 

番組において、ネイティブの発言は、聴きとれてしまえば、それほど難しいことを言っているわけではありません。しかし日本人向けに手加減しているわけではありませんし、ネイティブならば日常的に使われる表現であっても、日本人には馴染みのないものも、どんどんでてきます。まさに「リアル」な英語です。

 

このような語学番組もあるだろうと思いますが、僕自身としては「ドライ」だと感じます。しかしそれは「語学番組」としての感想で、そうではないジャンル(例えば「旅番組」)であれば、特に違和感もないと思います。

2024-10-20

『「線」と「丸」を引くだけで、英語は一気に読めるようになる』を買ってみた

Webの「【毎日書評】英語の仕組み・日本語との違いを知れば、英文はスラスラ読めるようになる」という記事を読みました。英文の構造というと、もっとも基本的なのが中学英語で習った五文型ですが、現実の英文には様々な修飾部分が付け加えられているので、シンプルなSVとかSVOだけで済むことはあまりありません。

 

日本語の文の構造と、英語の文の構造は、対極にあるとまでは言いませんが、大きく違います。日本人が英文を読む時には、どうしても日本語に慣れている日本人の発想を背景にして読もうとするので、英文を読むのは苦行に近い努力が必要となります。本書で書かれているような事柄は、英文に親しんでいる人であれば、意識しているか無意識なのかは人それぞれかもしれませんが、既に身につけているのでしょう。

 

中学校以来の学校教育における英語学習では、五文型とか、時制とか、文法項目を個別に扱っていくことで、最終的には「これで英文が読めるようになったでしょう?」となるのが目標のようです。それが十分に成果をあげているなら、「日本の英語教育は何を間違えているのか」のような議論が、これほど活発になることはないでしょう。


本書が文法事項を軽視することを推奨しているわけではありません。僕自身としても、文法事項を軽視すべきだという意見ではありません。そうであっても、本書で説明されるようなアプローチで英文を理解することは大切だと感じます。近所の書店で早速購入してみたので、このアプローチに習熟してみたいと思っています。

2024-08-26

英文法における「完了形」

英語には日本語にはない概念があり、日本人が英語を学ぶときに苦労するところです。よく言われるのが「冠詞」です。英語における「a(an)」と「the」の使い分けは、日本語に相当するものがないので、英語学習で苦労します。また「単数と複数」の扱いも同様です。日本語に複数形が存在しない訳ではありませんが、英語のような厳密性はないので、やはり英語学習で苦労します。

 

「完了形」も英語学習で苦労するポイントです。日本語には「完了形」という概念がないので、テキストの表面上の見え方は、両者とも日本語では過去形になってしまいます。英文を和訳して日本語として理解する場合には、あまり問題にはならないかもしれません。しかし日本語で発想して、言いたいことを英語で表現しようとすると、「過去形」で表現したらよいのか、「現在完了形」で表現したらよいのか、難しいところです。

 

なにか参考となる情報がないかと調べてみたら「とても重要!押さえておきたい過去形と現在完了形の使い分け方」という記事を見つけました。そこに、次のようなアドバイスが書かれています。

それでは、両者をどのように使い分けていけばよいのかと言いますと、副詞などと組み合わせて覚えてしまうことが望ましいでしょう。

 

日本人の発想では、過去形と完了形を区別しないので、単純に英訳してしまうと、なかなか完了形の出番がありません。上述した記事のアドバイスのように、「副詞などと組み合わせて覚え」るとか、例文を暗記して英借文するなどの工夫をするのが、良いのではないかという気がします。

2024-02-18

外国語学習と音読の効用

英語に限らず、外国語を学ぶ際には「四技能」という側面があります。「読む」・「書く」・「聞く」・「話す」の事ですが、これらを踏まえて、外国語学習では、文法を学んだり、単語を覚えたりして、会話やヒアリング、読解や作文の技能を身につけていくことになるはずです。


日本人の多くは、中学~高校の6年間、場合によっては大学までの10年間ほど英語を学んでいるはずですが、「身についた」と自信をもって言える割合が極めて低いのが現状のようです。これは「教える側」の問題なのか、「学ぶ側」の意欲が欠けているからなのか、はたまた「英語と日本語の構造」が違うのでやむを得ないのか、個人の能力差の問題なのか、長年英語を学んでも何故身につかないのかの原因は不明です。

 

日本で暮らし、国外旅行はせずに、英語由来の情報は和訳が出るまで待つという生活を送っていれば、英語が身についていなくても、とりあえず何とかなります。「そんなことでは、これからの時代を生き抜けない」という叱咤激励もありますが、それでもやはり何とかなるのではないでしょうか。 


当面の間、国外旅行の予定はないし、仕事で英語を使う訳でもないとしても、細々とであっても英語の勉強を続けていこうと志す場合、何をすることが必要でしょうか。これも人によって意見の分かれるところだと思いますが、「単語を多く覚えることが重要だ」との意見が多いように思います。もちろん単語だけではなく、英文法も学んだ方が望ましいに決まっているでしょう。それ以外にも、あれをやった方が良い、これもやった方が良いということが、次々に出てくると思います。それらを全てこなそうとしたら、息切れしてしまい、三日坊主となってしまうのではないかと思います。

 

最近、僕自身が効用を実感しているのが「音読」です。英文を「黙読」すると、一度読んでも意味がとれなくても、繰り返し読んだり、後ろから返り読みをしたりすることで、だんだん意味がわかってきます。しかし一文を理解するのに膨大な時間がかかってしまいます。それに比べれば「音読」では、音の流れる順番で理解することが「強制」されるので、否応なしに「英語の発想」をせざるを得ません。

 

全てがそうだという事ではありませんが、日本語では「名詞」を修飾する言葉が「名詞」の前に置かれ、英語では「名詞」の後に置かれています。「日本語の発想」では「修飾語」が続いた後に「名詞」が来るのを期待しますが、その発想法では英語を聴き取る際に、途中経過を脳内で記憶し続ける必要が生じてしまうので、「英語を聴くと疲労困憊」することになります。

 

それは一例にすぎませんが、「日本語の発想」で英語を聴くのを止めて、「英語の発想」に 切り替えるには、「音読」が効果的なのではないかと、考えるようになりました。英語との相性が良く、勘がはたらく人であれば、そんな必要はないかもしれないのですが、僕のように英語に対する勘が悪い人物にとって「音読」は英語学習における強力な武器になりそうな気がしています。ただ残念なことに長年にわたり「音読」を不要と考えてきたのは、悔やまれます。

 

「音読」の効用は、英語学習に限らず、他の外国語学習でも有効ではないかと思っています。しかし「音読」だけやれば、他のことはやらなくて良いとか、無茶な主張をするつもりはありません。まるっきり知らない外国語を初めて学ぼうとしたときに、「音読」さえすれば他は不要と言えるのは、生後間もない乳幼児だけでしょう。

2023-09-24

『毎日のスヌーピー』を買ってみた

2023年9月初旬にAERAdot.で「中学英語しか使っていないのに、日本人がスヌーピーたちが使う英語を理解できない理由」という記事を目にしました。英語を理解するには、「文化背景の知識」と「セットフレーズの知識」を学ぶ必要があるという趣旨でした。この主張は同意するところがあります。英語の勉強というと、一生に一度も目にしないような難しい英単語を覚えたり、とても稀にしか使われないような英文法を頭に詰め込むことが必要だという風潮が何故かあるような気がします。その反動なのか、英語は基本単語だけで十分だというような主張も出てくるのですが、それはそれでちょっと違うのではないかと思います。

 

その記事が訴える「文化背景の知識」というのは、僕自身も必要だろうと思っていました。英語に限らず、日本語も含めたすべての言語がそうだと思いますが、伝えたいことがあった際に全てを明示的に表現するわけではなくて、自明と了解している文化的背景は「言うまでもないこと」として表に出てきません。日本人が英語を学ぶ際に、単語とか文法ばかり気にしますが、文化的背景がわからないままでは、簡単な英単語と簡単な英文法しか使われていないのに、結局何なのか「わからない」という状況に陥りがちだと思います。

 

毎日のスヌーピー』は、このような問題意識を踏まえた書籍で、こういう本を僕は求めていました。

 

ちょっと飛躍するかもしれませんが、「文化背景」と「セットフレーズ」の知識ということから、清少納言が枕草子に書いたことを思い浮かべました。中宮定子が「香炉峰の雪は」と問いかけると、清少納言が「簾を撥げて看る」と応えたという逸話です。言葉と言うものは、表に出てくるものの背景にあるものを踏まえているため、それが分からないと、とても簡単な単語が並んでいるだけなのに、知らなければ全く理解できないものです。

 

この本を読めば英語の文化背景は完璧だなどと言うつもりは毛頭ありませんが、よい入り口になってくれるだろうと思います。

2023-09-17

The Great Gatsby

NHKラジオ第2で放送されている「Enjoy Simple English」では金曜日に「Masterpieces From Around the World」として世界の名作が取り上げられていますが、2023年9月は「The Great Gatsby」でした。この作品は、以前から耳にしたことはあるのですが、どんな内容なのかは全く知りません。

 

またthe Japan Times Alphaで連載されている「英語で味わう世界の名作」 では2023年9月8日号から「The Great Gatsby」が取り上げられています。偶然なのかもしれませんが、奇遇だなと思います。

 

原著を読んでみれば英語の勉強になるとは思いますが、それよりも和訳で読んでみようかと思います。

2023-01-28

There are four basic choices:

The Japan Times Alphaで連載されているコラム「Odds & Ends」の2023年1月のテーマは「Japanese English」です。その第3回目のタイトルは「List」でした。コラムの月間テーマや今回のタイトルで取り上げられている話題についても、興味深いのですが、ちょっと別のことが気になりました。コラムでは、次のように書かれています。

 Let's take a look at the verbs you can use with "list."

There are four basic choices: make, write, draw up and compile.


ここで「There are four basic choices:」を和訳すると、どうなるでしょうか。Google翻訳にかけたら「次の4つの基本的な選択肢があります。」となりました。これは別に誤訳ではありませんし、何の問題もないと思います。しかし日本語では「基本的な選択肢が4つあります。」という訳し方もできるのではないでしょうか。


「There are four basic options.」という英文からは、次のように和訳できますが、どちらでも構わないと思います。

  1. 4つの基本的な選択肢があります。
  2. 基本的な選択肢が4つあります。

 

一方で「基本的な選択肢が4つあります。」 という日本語からは、次のように英訳できるかもしれませんが、後者は不自然ではないかという気がします。ネイティブに確認をとったわけではないのですが、ネイティブなら前者を発想するような気がします。後者は日本語の直訳のように見えます。

  1. There are four basic options.
  2. Basic options are four.

 

このような例に限らず、「何か」が「いくつか」あるという場合の表現は、日本語では「いくつかの何かがあります」とも「何かがいくつかあります」とも表現できます。しかし英語では(日本語で表記すれば)「いくつかの何かがあります」という表現の一択ではないかという気がしています。

2022-04-18

単語カードとして使えるスマホアプリ

2022年4月から放送大学で「初歩のロシア語('22)」を受講し、ついでにNHKの「まいにちロシア語」も聴いています。キリル文字には慣れてきましたが、これからは単語を覚えていく必要があるでしょう。


伝統的な外国語学習であれば単語カードを作るところだと思いますが、単語カード作成は勧められないという意見もあります。その理由として、単語カードを作るのが大変なので三日坊主になりがちであるとか、自分で単語カードを作るぐらいなら市販の単語集を買えば良いなどがあげられます。そのような意見も理解できますが、市販の単語集に掲載されている語の中で覚えられないものを抜き出したいとか、そもそも市販の単語集が見当たらないという事もあるでしょう。


スマホで何かアプリがないか探してみたら「フラッシュカードアプリのおすすめ7選|暗記に役立つ便利な無料アプリとは?」という情報を見つけました。その情報でも指摘していますが、「フラッシュカードアプリの選び方1. 自分で問題を作れるか確認して選ぶ」という点が重要です。あらかじめ組み込まれた単語しか出てこないのであれば、別にスマホアプリでなくてもよいわけです。また単語のような短いものだけではなく、長めの例文も扱えることが望ましいと思います。さらに、キリル文字とかハングルなどが文字化けしないことも大切です。


かなり多くのスマホアプリが存在するようなので、選択に困るのですが、「FlashCard」を選んでみました。機能的にはシンプルで、「【分散学習アプリ④解説 】「FlashCard」お母ちゃんでもササッと簡単に使いこなせた!画像で徹底解説」では、他のアプリと比較しても優位性がないと指摘されています。しかしながら、別途用意したテキストファイルから単語などをインポートするのは簡単ですし、機能が盛りだくさんなら良いというものでもないので、僕個人的には、このアプリをつかっていこうと考えています。

2022-04-05

遠山顕の いつでも!英会話入門

NHK出版から「遠山顕のいつでも!英会話入門」が発売されています。これは2022年春号とのことで、今後も季刊として出版されていくようです。NHKラジオで「ラジオ英会話」を聴いていましたが、2018年度から講師が変わってしまいました。しかし「遠山顕の英会話楽習」が始まったので、こちらに乗り換えたのですが、2021年10月末で終了してしまいました。今度は乗り換え先が無く、残念におもっていましたが、2022年度から「遠山顕のいつでも!英会話入門」が登場してホッとしています。


ラジオでの放送はありませんが、従来の「ラジオ英会話」や「遠山顕の英会話楽習」と同じようなスタイルで構成されていて、懐かしく感じます。別途ダウンロードした音声を使うので、学習ペースは個人に任されますが、週二日程度だと考えればよさそうです。 

2022-03-18

母国が英語でも世界中の英語表現が分かるわけではないらしい

The Japan Times Alphaの2022年3月11日号に掲載された「Which English do you speak?」(Kevin Wood)というエッセイには、次のようなことが書いてあります。

Hundreds of millions of people speak English, but we don't all understand each other easily.


英語に苦労している日本人から見ると、英語が母国語ならば世界の何処に言っても(ほぼ)英語が通じるし苦労はないだろうと思っていましたが、そうでもないようです。イギリス英語とアメリカ英語でも違いがありますが、オーストラリアの英語とか、シンガポールの英語とか、現地に元々あった言語の影響をうけて独自の表現が確立されているのは、当然かもしれません。


エッセイには、筆者のオーストラリア人の友人が語った(オーストラリア的な)「英文」が記されています。筆者はカナダ出身なので、これを聴いたらカナダ人は困惑するだろうと書いています。

"come over in the arvo and we'll throw some snags on the barbie, but don't bring your mate Dave, he's a bogan"


これをカナダ人でも理解できるように書き直すと、次のようになるようです。

"Come over in the afternoon and we will cook sausages on the barbecue, but don't bring your friend Dave, he has no manners or brains."


英語と違って日本語は、(日本語を勉強している人は世界中に居るかもしれませんが)日本語が母語に準じるように使われている地域が海外に見当たりません。以前にピースボートで南米を訪れたときに日系移民として現地に移住した人達と話す機会がありました。彼らは、日本語を話すのは随分久しぶりだと言っていました。日本語でお互いに会話ができて有り難いことですが、日本を離れて久しい彼らと、日本から訪れた我々とでは、同じ日本語と言っても微妙な差異が生まれてきているようでした。こちらの話しの中に現れる単語や表現に対して、相手からすると「ちょっとわからない」という表情をみせるのが印象に残りました。

2022-02-13

I don't think I have inherited my ancestor's skills!

The Japan Times Alphaの2022年2月4日号に掲載された「Surnames in English」(Rob Horn)は、名字の由来についてでした。その中に次のような記述があります。

My own name, "Horn", might have been a name given to someone who worked with animal horns, making small items like combs or brooches.


著者の先祖が角細工に関係したことが名字の由来ではないかと考えているようです。もっとも著者自身は先祖の技術を受け継いでいないと考えているようです。


英語では「I don't think I have inherited my ancestor's skills.」と表現するのですが、日本語の発想を直訳すると「I think I have not inherited ~」としたくなります。このような表現でも英語圏の人達は理解してくれると思いますが、ネイティブの発想とは違うのかもしれません。日本語↔英語の翻訳に限らず、どのような言語間であっても、発想の違いを反映した訳し方というものがあるんじゃないかと思います。

Common names from Scotland with "Mc" are also patronymic.

アメリカ人などの名前で「Wilson」とか「Johnson」のように「~son」という形になっているものがありますが、これは「誰々の息子」という意味であるそうです。同様に「Mc~」というのはゲール語からきているようです。


the Japan Times Alphaの2022年2月4日号に掲載された「Surnames in English」(Rob Horn)によると、次のように書かれていました。

The common names "Wilson" and "Johnson" began as "son of William" or "son of Jhon." Common names from Scotland with "Mc" are aslo patronymic. "Mcgregor" comes from "Mac Griogar" and means "son of Griogar" in the Gaelic language.


という事は有名なファストフードのマクドナルドは「McDonald」ですから、「son of Donald」ということになります(「マック」と「ドナルド」で「マクドナルド」ナノダ)。もしマクドナルドの創業者の名前が「Donaldson」だったら、あの有名なファストフードは「マクド」(とか「マック」)のようには呼ばれる事はなかったでしょう。

2022-01-05

「NHK英語テキスト購読マラソン2021」に当選

ヤマト運輸でクロネコメンバーズの会員になっているため、何か荷物が届く前に連絡メールが届きます。昨日も連絡メールが来たのですが、通販は利用していないし、年明け早々に何か荷物が届くような覚えもありません。


ポスト投函だったので、何時届いたのか気がつきませんでしたが、NHK出版から「NHKテキスト購読マラソン2021」当選の賞品でした。2年前にも当選しました。前回もそうでしたが、「【K賞】学習お役立ちセット」という当選倍率の低そうなものを狙ったのが功を奏したのでしょうか。


この抽選は、2021年4月号から9月号までのテキストに応募番号が掲載されています。その時は「遠山顕の英会話楽習」を聴いていましたが、昨年10月末で放送が終了してしまいました。遠山先生の番組は、「ラジオ英会話」の頃から聴いていました。数年前に「ラジオ英会話」の講師が変わり、数か月は他の番組を聴いていましたが、「遠山顕の英会話楽習」に戻ってきました。もう遠山先生の番組は無くなってしまったので、「Enjoy Simple English」を主に聴いています。

2021-11-23

「Keep reading」の和訳

The Japan Times Alphaで連載されている「Odds & Ends」の2021年11月12日号は「Idioms with 'back'」でした。今回の記事に限りませんが、最初の段落の最後に次のような記述があります。

How about you? What do you think it means? Keep reading.


要するに、著者が読者に問いかけて、「記事の続きを読んでくださいね」というつもりなのだろうという事はわかります。日本人ならば「この件について、あなたはどう思われますか?詳しくは、この先でご紹介しましょう」のような表現になるのかもしれません。


この英文のような「Keep doing」という表現の仕方は、英語らしい発想の表現なのだろうと思います。日本語に直訳すると変なので、意訳になると思いますが、「Keep reading」という原文から訳が離れすぎても、どうかと思います。


例えば、英語の「Good morning」は、日本語で「おはようございます」ですが、直訳では変なので、意訳になります。同じような感じで、「Keep reading」の意味をくんだ日本語訳は、どのようになるものでしょうか。

2021-08-10

英語では、「please」を付けないと良くないが、「please]をつけただけで良いわけではないらしい

Webで「“Please”でなんでも要求できるわけではない 新幹線のアナウンスに帰国ママが違和感」という記事をみかけました。この記事の中で以下のような事が書かれていますが、私自身も同じような事を教えられた覚えがあります。

そんなアメリカの子育てで、重視されていることばが‘please’です。子どもはまだことばがおぼつかない頃からpleaseを付けてお願い事をするよう厳しくしつけられます。


この記事では、新幹線乗車中に耳にした英語でのアナウンスに対して違和感を感じた状況が書かれています。新幹線に限らず、日本人が英語のアナウンスをする場合には、日本語の発想を英語に(ほぼ)直訳したような英文であることが多いような気がしています。そのような英文アナウンスに対してネイティブ・チェックをしているのか否か不明ですが、仮にネイティブに確認していたとしても、英文法として明らかな間違いがあるような場合でもなければ、そのままチェックを通ってしまうのではないかと想像します。


日本人が英語について誤解している事柄のひとつとして「「英語には敬語がない」って言われるけど、実際どうなの?」があります。英語は日本語のように堅苦しい言語ではないから、何でもカジュアルに表現すれば良いと勘違いしている日本人がいるようです。しかし考え方にもよるのかもしれませんが、日本語と英語とでは敬意の表現の仕方が違うのであって、英語に敬意の表現がないわけではないようです。日本語のような「単語」レベルでの「敬語」というものは確かに存在しないかもしれません。しかし「表現」レベルで、上下関係などの経緯を表現する方法は存在するし、英語として適切に用いないと、時と場合によっては致命的な問題を引き起こすことがないわけではないでしょう。

2021-07-07

文体と英作文

英作文の基礎的な訓練方法についてWebで調べていたら「文体を作ろう! それなりに英語は読めるのに英作文が極端に苦手なあなたへ」という情報を見つけました。そこでは「「英語ってこういう言い方する/しないよね」という基準」を持っていることを重視しており、次のように書かれています。

読んでもまったく英作文力が身につかない人には、英文法の正誤のほかには、自分の中に、こういった英語的な基準が、まったく無いはずです。

いわば無手勝流で、文法の知識と語彙力と辞書だけを頼りに書いている。

この状況を打破するのが、冒頭で述べた「文体」の獲得です。


「文体」を獲得するために、例文を暗記を薦めています。『表現のための実践ロイヤル英文法』に付属している「英作文のための暗記用例文300」を覚えると良いとありますが、それだけで良い訳ではなく、例文暗記の入り口としては妥当というだけです。入り口ではあるとしても、次のような効果が期待できると主張しています。

この300を経ると、多かれ少なかれ、書いていて「あってるっぽい」「間違ってるっぽい」という判断が、それなりに自分のなかに出てきます(貧しい文体の獲得)。


例文数が少ないので、「貧しい」文体の獲得にしかならないのはやむを得ません。しかし「貧しい」状態から豊かな状態に拡げていくことは比較的容易であるとも主張しています。私としても、これはその通りだろうと予感しています。


英作文能力を向上させるために例文暗記を推奨する意見は少なくありません。そのことにより、例文を暗記しておけば、単語を入れ替えることで無限に英文を作っていけるはずだと理由を述べていることが多いようです。これは英借文の発想に近いので、あながち間違っている訳ではないと思いますが、そんなに単純な話しでもないような気がしています。


「英作文のための暗記用例文300」に限らず、『英作文 基本300選』とか『DUO 3.0』など、例文暗記の素材はなんでも良いのかもしれません。しかも例文を暗記したところで、獲得できるのは「貧しい文体」レベルに過ぎない恐れは高いし、英作文能力が劇的に向上することはない可能性が高いと思います。そうだとしても例文暗記は、やらないより、やった方が望ましいだろうと思います。それは直接的な効果が見込めるからではなく、長期的な効果が見込めるだろうと思うからです。もはや信仰なのかもしれません。


 

2021-06-01

John Masefield

放送大学で今期は「英語で読む大統領演説('20)」を受講しています。全15回の講義は後半に入っています。その第9回はJohn F. Kennedyが大学の卒業式に招かれて1963年6月10日におこなった演説を取り上げています。


講義の時間の都合で演説の一部が省かれていますが、最初の方に次のような文がありました。

"There are few earthly things more beautiful than a university," wrote John Masefield in his tribute to English universities -- and his words are equally true today.


John Masefieldというのはイギリス人の詩人だそうです。1878年生まれで、1967年に無くなったそうですから、この演説が行われていた時には存命だったことになります。文中で使われている「earthly」は、辞書を引くと「(否定文・疑問文を強調して)全然、まったく、少しも」という意味だとあります。例文には「There's no earthly reason why she should quit her job.」とあります。


「earthly」は「地上」を意味する「earth」から派生しているようなのですが、「(否定文を強調して)まったく」という意味になるのは、多少飛躍を感じます。「earth」という言葉の持つイメージを考えれば、突飛ということは無いのですが、直接的にイメージできる訳語でもないと思います。


英語を学んでいると、知らない単語は次々に現れるし、辞書を引いたことがあっても訳語を忘れていることも度々あります。記憶を定着させるには、目にする頻度を上げることだと言われます。確かにその通りだと思いますが、自然にまかせていては目にする機会は多くならないので、何か方法が必要だと感じています。


trainspotterは何鉄

手持ちの辞書(『ウィズダム英和辞典』第4版)で単語を調べていたら、ふと「trainspotter」という単語が目に入りました。その訳語は「(車体番号の記録が趣味の)鉄道マニア」とあります。僕自身も鉄道に関心がある方なので、このような鉄道ファンの存在は見当がつきます。


鉄道に関する月刊誌の記事では、夜行列車の乗車記などで、乗車する列車の先頭から最後までの車両の番号を記録するのが定番でした。昔は鉄道ファン(もしくは鉄道マニアとか鉄道オタクと呼ばれていました)は、旅もするし、写真も撮るし、鉄道に関わる事ならなんでもしたものですが、今は細分化して「何々鉄」のような呼び方が多くなっています。乗り鉄とか撮り鉄とか、もっと細かくすることもあるようです。そうなるとtrainspotterは「何鉄」でしょうか。


辞書で「trainspotter」という単語を見つけたことから、思わぬ発見をしました。この語が載っている辞書は、語数10万程度の、ごく普通の英和辞典です。珍しい語をわざと掲載したわけでもないと思います。英語圏の鉄道ファンの行動が日本の鉄道ファンと比べて何が違っていて、どのくらい同じなのか気になるところです。「trainspotter」以外にも、鉄道ファンに関わる他の語を知りたいものです。

2020-11-10

鼻にする

人間の頭部の諸器官を使った慣用表現があります。

「口にする」には「語る」という意味があります。

「目にする」には「見る」という意味があります。

「耳にする」には「聴く」という意味があります。

ところが「鼻にする」という表現はありませんが、なぜでしょう。


「鼻につく」とか「鼻にかける」という表現はありますが、「嗅ぐ」という意味はありませんし、どちらも良い意味ではありません。


「鼻」だけ別扱いなのは日本語だけかと思ったら、英語にも同様な側面があるようです。『"Secrets" of England』(Colin Joyce、ISBN978-4-14-035163-5)の「Chapter 7 A Sniffer's Guide to Japan」では次のような事が書かれています。

But it is rare to hear people talk about the things they have smelled.


ここでは英語に「鼻」に関わる慣用表現が無いと書いているわけではありませんが、「鼻」というのは扱われ方が違うことがわかります。