2024-10-20

『「線」と「丸」を引くだけで、英語は一気に読めるようになる』を買ってみた

Webの「【毎日書評】英語の仕組み・日本語との違いを知れば、英文はスラスラ読めるようになる」という記事を読みました。英文の構造というと、もっとも基本的なのが中学英語で習った五文型ですが、現実の英文には様々な修飾部分が付け加えられているので、シンプルなSVとかSVOだけで済むことはあまりありません。

 

日本語の文の構造と、英語の文の構造は、対極にあるとまでは言いませんが、大きく違います。日本人が英文を読む時には、どうしても日本語に慣れている日本人の発想を背景にして読もうとするので、英文を読むのは苦行に近い努力が必要となります。本書で書かれているような事柄は、英文に親しんでいる人であれば、意識しているか無意識なのかは人それぞれかもしれませんが、既に身につけているのでしょう。

 

中学校以来の学校教育における英語学習では、五文型とか、時制とか、文法項目を個別に扱っていくことで、最終的には「これで英文が読めるようになったでしょう?」となるのが目標のようです。それが十分に成果をあげているなら、「日本の英語教育は何を間違えているのか」のような議論が、これほど活発になることはないでしょう。


本書が文法事項を軽視することを推奨しているわけではありません。僕自身としても、文法事項を軽視すべきだという意見ではありません。そうであっても、本書で説明されるようなアプローチで英文を理解することは大切だと感じます。近所の書店で早速購入してみたので、このアプローチに習熟してみたいと思っています。

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