2021-03-30

NetBSD/i386 9.1でパッケージを9.0_2020Q4に更新

dynabook SS SX/15AにNetBSD/i386を入れて使っています。OS本体やパッケージを更新する作業を時々おこなっています。OS自体は昨年末に9.1にしたので、今度はパッケージを9.0_2020Q4で更新しました。


パッケージはpkginを使って、バイナリで更新します。いきなり更新作業を始めると、必要なパッケージをダウンロードしようとして、何故かストールしてしまうので、事前に別のマシンで必要なパッケージを入手しておきます。必要なパッケージは576もありました。これを/var/db/pkgin/cacheに置いておきます。 


pkgin full-upgradeで、全て更新してくれるはずなのです。しかし途中で何やらエラーが発生したようで、2時間半たって処理が完了した時点では、必要なパッケージがゴッソリ消えて、不完全な状態になっていました。エラーログを見て、問題がありそうなファイルを見つけて、個別に対処しました。まったくエラーのない状態には出来ませんでしたが、なんとか復旧できたと思います。


エラーログを確認していると、パッケージ構成スクリプトのバグではないか?と思わせるような記録も残っています。もしかすると気付かないところで、問題が残っている可能性もあると思います。


いろいろと苦労しますが、そのような問題を解決していく過程も、技術力を磨くには良いのかもしれません。

Paragon Backup & Recovery 2017 Free

Windows10を利用しているデスクトップPCのバックアップは、これまでParagon Backup & Recovery 2014 Freeを利用していました。幸いにもバックアップから復旧する必要には迫られませんでしたし、使っていて特に困ったこともありません。このままでも構わないのですが、「Paragon Backup & Recovery 17 フリー版のインストール方法」という記事を読んだので、2017版に更新してみました。


その記事が書かれたのは2年ほど前ですし、2017版というのが本当に2017年にリリースされたのか知りませんが、少なくとも随分前のものである事には違いありません。記事に書かれている事とは多少違いがありました。


まず「Free版」とは呼ばないようです。公式サイトでは「Community Edition is available completely free for the non-commercial purpose only.」とありますから「Community Edition」と呼ぶようになったのでしょう。


またツール自体も「Backup & Recovery」 ではなく「Paragon Hard Disk Manager 17 Suite」に変わっています。ダウンロードしたのはバージョン17.9.3です。


さらにアクティベーションも無くなっています。記事では初回起動時にアクティベーションが必要とありますが、そのような画面は出てきませんでした。


ほぼ記事の手順どおりにインストールできたのですが、リカバリーメディアを作成できません。手順に従っているつもりなのですが、「リカバリーメディアの作成に失敗しました」というメッセージが出ます。この時に「操作は失敗しました エラーコード = 66, エラーメッセージ = ディレクトリが見つかりません」という情報も出てきますが、あまり参考になりません。「ディレクトリが見つかりません」というのは、どのディレクトリの事でしょう?


バックアップをとるだけならリカバリーメディアが無くても大丈夫でしょう。万が一リカバリする事になったら、必要ですが、今すぐではない(そう希望します)と思います。

2021-03-27

Blinding Lights

YouTubeで動画を視ていたら「Pin-Up in the Navy: World of Warships Musical」という作品を知りました。フィクションですが、舞台となっているのはWWIIの米国海軍を連想させます。その流れで次に知ったのが「The Weeknd - Blinding Lights - Vintage Dance Choreography - Roberto F」です。音楽も良かったし、映像も気に入ったのですが、それらの関連が良く分かりませんでした。


調べてみるとThe Weekndという名前で活動しているアーティストの曲「Blinding Lights」だと分かりました。2020年リリースなので、まだ出たばかりですね。


「The Weeknd - Blinding Lights - Vintage Dance Choreography - Roberto F」は、「Pin-Up in the Navy: World of Warships Musical」と「Swingrowers ft. Davide Shorty - LIVE electro swing - Healing Dance」の映像を組み合わせて、「Blinding Lights」の曲を被せたものでした。全く違う映像に全く関係のない曲を組み合わせているのに、何の違和感もない完成度の高さに驚きます。

あきた美彩館で貰ったチューリップ

あきた美彩館春祭で貰ったチューリップを一輪挿しに飾りました。 




2021-03-26

貨客混載

Webのニュースで「北海道新幹線の座席に荷物「貨客混載」開始 全国初の事業化」という記事を見つけました。空いている座席を活用して荷物を運ぼうとするものです。このような取り組みは数年前からニュースになっていて、2018年11月8日付で「JRでも開始 貨物を旅客列車で運ぶ「貨客混載」、ローカル線の新たな収入源に」という記事もあります。運行していても空席が多い鉄道やバスの有効活用を狙っているようです。 


国鉄は、分割されてJRグループになり、JR東日本などの旅客鉄道とJR貨物に分かれました。法的な制約があるのではないかと推測しているのですが、北海道新幹線の座席が空いているからと言って、旅客以外を運ぶのは制約があるのではないでしょうか。


もしJR貨物との役割分担に支障がないのであれば、いっそのこと国鉄時代に存在した合造車のように、荷物も旅客も運べるような新幹線車両を登場させれば、一定のニーズがあると思います。ここで合造車というのは、国鉄時代の客車などで、郵便や荷物も運べて、客室もあるという特殊な車両のことです。Webには以下のような記事がありました。


都市部の鉄道は混雑していますが、地方の鉄道やバスは空席が目立ち、鉄道の廃止や路線の撤退や減便などが社会問題になっています。空いている座席を少しでも有効に活用しようとするのが「貨客混載」です。いっそのこと荷物専用車両(もしくは車両の半分程度が荷物室)を作って、旅客だけではなく荷物も運んでしまえば良いのに、と素人は考えます。


東海道新幹線が登場して以来、新幹線で荷物を運ぶ専用車両は作られませんでした。しかし当時の国鉄の計画では、新幹線で貨物輸送も担おうとしていたようです。東京大阪間では、旅客が多すぎて、貨物を輸送する余裕はないと思いますが、それ以外の新幹線なら車両の一部を荷物室にしても、なんとかなるんじゃないかと思います。

2021-03-23

Restoration

YouTubeを視ていたら「Commodore PET Repair and Restore」という動画を見つけました。(まだ「パソコン」とは呼ばれていなかった)個人用コンピュータ黎明期にコモドールが販売していたPETを修復する過程を記録した作品です。とても面白かったので「Restoration」で検索したら「Restoration extreme rusty abandoned 1931´s car truck」とか「Thrift Store Rescue #20 | Repairing and Refinishing A Vintage Table | Furniture Restoration」を見つけました。


YouTubeには上述したもの以外にも「Restoration」関係の動画が沢山あるようです。動画を視ていると、修理前であっても状態の良いものもありますが、なかにはボロボロでゴミとしか言いようのないものもあります。それが修理されて、場合によっては代替部品を手作りして、新品同様に蘇る様子をみていると、自分でもやってみたくなります。動画では簡単そうですが、工具や技術が必要なのだとは思います。


「Restoration」と言えば、2021年3月26日からはナショナルジオグラフィック(TV)で「カー・SOS 蘇れ!思い出の名車 8」が放送されます。この番組も、ボロボロになった車を修理再生する物語です。


彼らは「Restoration」に情熱を注ぐように思います。日本で日曜大工(今風に言えばDIY)では、何かを作ることに興味があり、修理が主体にはならないようです。日本人が新しいモノ好きなのか、「修理なんかするくらいなら、新しいものを買えば(作れば)良いのに」という気持ちがあるのでしょうか。

「仕事」って何?

日常会話の中で「(あなたの)仕事は何ですか」とか「それは(私の)仕事なんですか」という事があります。また子供に対して「今は勉強する事が仕事なんだから」という事もあるようです。ここで疑問があります。「仕事」って何でしょう?


手持ちの辞書(『明鏡国語辞典 携帯版』初版)には、次のように書かれています。

  1. しなければならないこと。
  2. 収入を得るための勤め。職業。
  3. 力学で、ある物体に力が働いて、その位置が移動すること。

大型の辞書を引けば、もっと詳しい説明があるでしょう。上述した3番目は、日常会話で言及されることは少ないと思うので、たいていは1番目か2番目の意味で使うと思います。しかし「しなければならないこと」と「収入を得るため」とでは、意識が違うと思います。

子どもに対して「勉強が仕事だ」と言うときに、「勉強が収入源だ」という意味には(直接的には)なりません。しかし誰かに「仕事は何ですか」と尋ねるとき、「収入源は何ですか」という意味と「しなければならなのは何ですか」という意味のどちらにもなるでしょう。どちらか確定するには、文脈によると思いますが、日常会話なら曖昧にすませることも多いのではないでしょうか。

ここで英語について考えてみます。やはり手持ちの辞書(『グランドセンチュリー和英辞典』第2版)では「仕事」の英訳を「【働くこと】work; a job; labor; business; a task;【職業】an occupation; a job;【任務】a duty; an assignment」と書かれています。

日本語の感覚で「仕事」に言及した時に、英訳して「work」としても、受け取る側は英語の感覚で理解すると思います。手持ちの辞書(『Collins COBUILD New Student's Dictionary』Second Edition 2002)には、次のように書かれています。
  1. People who work have a job, usually one which they are paid to do.
  2. People who have work, or who are in work, have a job, usually one which they are paid to do.
  3. When you work, you do tasks which your jobj involves, or a task that needs to be done.

このように辞書を見ると、日英とも「仕事」と「work」は同じような意味を持っていることがわかりますが、その重点の置かれ方は異なっているように思います。どちらに重点をおくべきなのかを言いたいのではありません。ただし重点の置き方は、発信側にも受信側にも様々でしょう。と言う事は、コミュニケーションで誤解を生じやすい表現ではないかと思うのです。


2021-03-21

社会的インフラとしてのLINE

Webをみていたら「LINEには国民的インターネットインフラを提供する覚悟が足りないけれど、国にそのことを言う資格はあるのか」という記事を見つけました。


僕自身は、スマホは持っていますが、LINEには手を出さないようにしています(ついでに言うと、TwitterもFacebookもやっていないのですが)。SNSはコミュニケーションツールとして便利なのは理解できますが、それが無いと情報が伝わらなくなる風潮は、望ましくないと考えています。特に国や地方自治体のような公共機関がLINEで情報を伝える事が当たり前になっている昨今は、それで良いのだろうかと思っています。


10年前の東日本大震災では、Twitterで情報を伝達し、一定の役割を果たしたと言われています。そういう側面があることは否定しません。しかし、被災地でライフラインが破壊されていて、停電しているとかネットワーク機器が壊れているなどの場合、SNSが情報伝達の主力になっていると、 情報が伝わらなくなる被災者が生じる原因になるでしょう。


また公共的な役割を担うメディアが、私企業によって担われているのも気になります。最近の動向は把握していませんが、数年前にはコンビニ(が24時間営業しているからという理由で)に地方自治体の出張所的な役割を担わせようとする傾向もあったように思います。市町村の庁舎や出張所は平日の日中しか開いていませんが、コンビニなら365日×24時間オープンしているから「便利でしょ」という発想は、地方自治体の役割を放棄していると感じます。


公共の果たすべき役割と私企業との関係は如何にあるべきかと、常日頃から考えておかなければならないと思います。

英作文を練習するアイディア

英語の勉強をするために4技能をまんべんなく伸ばしたいと思っているのですが、ライティングの勉強方法をどうすれば良いか考えて(と言うか、悩んで)います。英作文の勉強方法については、書籍でもWeb記事でも沢山ありますが、「日記を書こう!」とか「英借文すれば良い」というものが多い印象です。それらの方法でも良いとは思うのですが、どうもしっくりこないのです。 


ふと英文のエッセイを「模写」したらどうだろうという考えが浮かんできました。素材となる英文は、何でも構わないとは思いますが、著者が英語圏の人の方が良いだろうと思います。その英文を「模写」するとは、単に書き写すのではなく、使われている単語を変えてみたり、表現を変えてみたり、空想を働かせて文章を変えてみたりするなど、いろいろとバリエーションを作ってみたら良いのではないかと思っています。


英文を無から作り上げようとすると、日本語のようにはできない(出来ないからこそライティングの勉強をしている訳で)ので、いざ書こうとすると(英語ネイティブなら)幼稚園生が書くような英文にしかならないのです。それが歯がゆくて、なかなかやる気が出ない訳です。


こんな方法で英文ライティングが出来るようになるか分かりませんが、やってみようかと思います。

2021-03-15

ダナンのTien Sa港

もう随分まえにピースボートに乗船しました。ベトナムのダナンに寄港し現地の若者と交流したのですが、とても良い思い出でした。今でもダナンの街は思い出すのですが、記憶が断片的です。当時と違って今ならGoogleマップがあるのですが、船が着岸した港や、交流した場所などが、具体的に何処だったのか(写真は残っているのですが)よくわかりません。


NHK BSプレミアムで「人気リゾートの素顔 ダナン~ベトナム~」(2021年2月16日放送)を視ました。これは2018年に放送された「世界ふれあい街歩き」の再放送のようです。最近のダナンはリゾート地として人気が高まっているようです。放送で見たダナンの街並みは、ピースボートで訪れた時のダナンの街並みとは随分違います。僕が行ったのは旧市街だったようです。


ピースボートの船が着岸した港が何処だったのかGoogleマップで探そうとしましたが、どこだったのか良くわかりません。勿論クルーズ船ですから、海沿いであることは間違いないのですが、それらしい場所が幾つもあって、どの港もそうであるように見えるし、どの港も違うようにも見えます。微かな記憶では、港でバスに乗り換えて、長時間ではありませんが移動し、旧市街にある交流施設に向かった記憶があります。施設の近くにはハン川があり、川岸にも行ったと思います。夜は砂浜でキャンプをしたような記憶もあります。


記憶を辿りながらWebで検索していたら「DaNang お天気 Blog」というブログを見つけました。その2006年11月9日の記事で次のようなことが書いてありました。

ピースボートでやってきたお客様をお迎えに久々にTien Sa 港まで行ってきました


僕がピースボートでダナンを訪問したのは、これより数年前ですが、おそらく港は同じでしょう。Googleマップで確認するとTien Sa港というのは、旧市街の対岸で、新市街側にあるようです。


ダナンに滞在したのは一晩だけでしたが、ベトナムの人達は人懐っこく、翌日船が出港するときには大勢で見送ってくれました。当時の光景は、今でも瞼の裏に焼き付いています。

2021-03-06

鉄道会社の名称の謎

東北新幹線が盛岡以北に延伸開業した際に、並行在来線としての東北本線が「IGRいわて銀河鉄道」と「青い森鉄道」として分離されました。ここで「IGRいわて銀河鉄道」は英語表記では「Iwate Galaxy Railway Co., Ltd.」 となるようなのですが、日本語表記で何故「IGR」が付いているのでしょうか。


公式サイトにある「旅客営業規則」の第1編 総則の第1条では次のように書かれています。「当社」というのは「IGRいわて銀河鉄道株式会社」の事だと言うのです。

この規則は、IGRいわて銀河鉄道株式会社(以下「当社」という。)の旅客の運送及びこれに附帯する入場券の発売等の事業(以下「旅客の運送等」という。)について、(以下略)


これに対して「青い森鉄道」の英語表記は「AOIMORI RAILWAY Co. Ltd」のようですが、日本語表記において「AR青い森鉄道」とはなっていません。日本全国の鉄道会社でも同様かと思います。

博物館から現役復帰した戦車があるという噂

 Webで「21世紀に入っても運用!? WW2期米ソの代表的戦車 M4「シャーマン」とT-34の「戦後」」という記事を読んでいたら、驚くような記述がありました。

2014(平成26)年に発生したウクライナ動乱では、戦争博物館から持ち出された大戦中の重戦車IS-2が戦力化されたという噂がありました。

この「重戦車IS-2」というのは、第二次世界大戦でソ連軍が使用したものです。キリル文字で書かれたロシア語をラテン文字にする都合で、「IS-2」とも「JS-2」とも表記されます。独ソ戦で有名なソ連軍戦車はT-34/76ですが、それよりも強力な火砲を装備しています。第二次世界大戦末期には後継のIS-3が戦場に現れたという話もあるので、IS-2というのは第二次世界大戦当時の最強戦車だったかもしれませんが、冷戦期以降の米ソ対立時代から見れば、過去の遺物です。


世界各地には第二次世界大戦中に使われた戦車を展示している博物館があるようです。当然ながらIS-2も展示されていることでしょう。噂話とは言え、驚くのは、そのように展示されていたIS-2が「戦力化された」という話しです。第二次世界大戦で使われた戦車や軍用機を復元して動かしているという話は聞いたことがありますが、それは「戦力化」とは言わないでしょう。「戦力化された」というなら、少なくとも火砲は撃てる状態に戻されたと思うし、無線などの支援設備も復旧したのでしょうか。


なんだか、日本で公園などに展示されていた蒸気機関車を復元して営業運転に復帰した、というような話しのように聞こえて仕方がありません。

2021-03-05

チャップリンの「街の灯」と右ハンドル

2021年2月24日にNHK BSプレミアムで「街の灯」が放送されたので、観てみました。ウィキペディアによれば、制作・配給は「ユナイテッド・アーティスツ」というアメリカの会社とのことです。1931年に公開しましたが、制作に取り掛かったのは1928年からだそうですが、映画スタジオは何処にあったのでしょうか。チャップリン自身はイギリス出身ですが、映画との関わりの舞台となったのはアメリカなので、おそらく撮影されたのはアメリカだったのではないかと思います。

作品中では、泥酔した金持ちの友人と一緒に自動車に乗るシーンがあります。その車は右ハンドルですが、何故でしょうか?今日ではアメリカの自動車は左ハンドル右側通行ですが、1930年前後は違ったのでしょうか。

Webで見つけた「第14回 アメリカ車 :序章(2)フォード モデルT(1908年~1927年)」という記事には、以下のような記述があります。
T型はアメリカ車に左ハンドルを定着させたモデルであった。T型出現までは右ハンドル、中央ハンドルが入り乱れていたが、右側通行では左ハンドルが安全面、利便性でベストであると判断されたようだ。

チャップリンの映画作品から当時の社会事情を想像するのはナンセンスかもしれません。しかし出来上がった作品が当時の社会事情と無縁という訳にはいかないので、そういう視点で作品に接するのも面白いものです。

2021-03-03

「コロナか」は「コロナ禍」なのか「コロナ下」なのか

もう一年以上もCOVID-19により日常生活が影響を受けています。新聞でもテレビでも枕詞として「コロナか」だから云々と報道していますが、「コロナ禍」と「コロナ下」のどちらのつもりで使っているのでしょうか。


同様の疑問を持つ人は少なくないようです。


正確に表現するなら、「コロナ禍のもとで云々」とか「コロナ禍下で云々」という事になるのかもしれませんが、かえって誤解されるかもしれません。新聞のようなテキストなら「コロナ禍」と「コロナ下」を使い分けることができるでしょうが、テレビのような音声では「ころなか」の文字がどちらを意味しているのかは表現できません。


手っ取り早く、どちらでも気にしないというのも、ひとつの考え方でしょう。例えば「適当」には、「いいかげんな」という悪い意味合いと、「適切な」という(どちらかと言うと)良い意味合いを持つ、誤解を生じかねない表現があるわけです。だから言葉に厳密さを求めるのは無理があると思います。


ふと連想したのは、「コロナ禍」という表現があるなら、「戦時下」は「戦時禍」でも良いのではないかということです。「下」と「禍」には使い方が根本から異なるということは分かりますが、先の戦争当時の庶民の暮らしは「戦時下」というより「戦時禍」の方が、より実態に合っているのではないでしょうか。

2021-03-02

工学部工学科?

Webを見ていたら「工学系学部で進む「大括り化」 6~10学科→1学科に」(朝日新聞デジタル、2021年2月28日)という記事を見かけました。記事では以下のように書かれています。

大学の工学系の学部で、専門分野ごとに細かく分かれていた学科の数を減らし、「大括(おおぐく)り化」する動きが広がっている。


これまでなら、工学部の中には、電気工学科とか機械工学科とか、その分野ごとに細分化された学科があるのが普通です。近年は、このような伝統的な名称以外にも、例えば北見工業大学には地域未来デザイン工学科という従来の枠組みにとらわれない学科も出てきています。このような新しい名称の学科が増えてきたからなのか否かわかりませんが、記事では「縦割りの弊害も指摘されてきた」とも指摘しています。


そこで学科の「大括り化」です。私が学籍を持っている放送大学では、教養学部の中には教養学科しかありません。大学の内部組織構成において、学部と学科を設ける意義がなんであるのかわかりません。しかし内実は別にして、一般的には学科を設けることで「縦割り」となることは避けられないでしょう(「弊害」をうむとは限らないでしょうが)。


縦割りを排して、弊害を避けたいのであれば、いっそのこと工学部に属する全学科を纏めて「工学科」にしてしまえば良いかもしれません(極端ですが)。