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2022-08-15

日本人の名前における「ロシア人の名前と愛称」

ロシア語では、『入門者および初級者のためのロシア語文法ハンドブック四訂版』によると、「遠慮の要らない間柄の人(家族、友人など)に対しては、愛称で呼ぶのが一般的である」ようです。例えば「Александр」(アレクサンドル)なら「Саша」(サーシャ)になるようです。


何故「アレクサンドル」の愛称が「サーシャ」になるのか謎なのですが、それは良いとして、日本人の場合はどうなるのでしょうか。厳密には「日本人にはロシア人のような愛称はありません」という事で済む話だと思います。しかしロシア人からすると、「親しくなったからには愛称で呼ばないと落ち着かない」という感覚もあるのではないかと思います。もしかすると、「愛称がないんだったら、俺がつけてやるよ」みたいな有難迷惑なことを言い出すロシア人だっているんじゃないかと思います。

 

日本人の名前が、いったいどのようなロシア的な愛称になるのか、興味津々です。

日本人の名前とロシア語における格変化

NHKラジオ第2で放送されている「まいにちロシア語」の2022年5月30日の第22課では、ロシア語の名詞・代名詞における格変化を解説しています。テキストの「ミニトピック」でも次のように書かれていますが、日本人の名前がロシア語で格変化するとどうなるのか気になります。

日本語を母語とする皆さんにとっては、人の名前が変化してしまうのは驚きかもしれません。


例えば女性の名前「Нина」は、次のように格変化するようです。

  1. 【主格】Нина
  2. 【対格】Нину
  3. 【生格】Нины
  4. 【与格】Нине
  5. 【造格】Ниной
  6. 【前置格】Нине


このような格変化を、例えば日本人男性「太郎(Taro)」とか日本人女性「綾香(Ayaka)」は、どのようになるんでしょうか。格変化した名前は、日本人の感覚からすると、自分の名前とは感じられないような気がします。

2022-08-07

『アンナ・カレーニナ』と終了ステータス

ロシア文学で『戦争と平和』というとトルストイの作品として有名ですが、彼は『アンナ・カレーニナ』という作品も書いています。まだ読んだことはないのですが、この作品の書き出しは、とても有名らしいです。

Все счастливыые семьи рохожи друг на друга, уаждая несчастливая семья несчастлива по-своему.

この日本語訳は、「幸福な家庭はみな似かよっているが、不幸な家庭はそれぞれ不幸の形が違っている」となるそうです。これを読んで、UNIXの終了ステータスを連想しました。

 

Advanced Bash-Scripting Guide」の「Chapter 6. Exit and Exit Status」には次のように書かれています。つまり、「成功したコマンドはみな似かよっているが、成功しなかったコマンドはそれぞれ失敗の形が違っている」ということです。

A successful command returns a 0, while an unsuccessful one returns a non-zero value that usually may be interpreted as an error code.

 

UNIXと文学作品が繋がるとは、思いもよりませんでした。

2022-08-04

シチーにまつわる諺

2022年4月から放送大学で受講していた「初歩のロシア語('22)」は、7月末に単位認定試験を受け、一区切りがつきました。45分間の授業が15回だったので、ようやくロシア語がどのようなものなのかが分かりかけてきたところです。同時に聴き始めたNHKの「まいにちロシア語」は、入門編15分間が週3回あり、それが半年間続くので、こちらは9月末まで続けるつもりです。

 

「初歩のロシア語('22)」の講師だった沼野恭子先生の著書を書店でみかけたので購入してみました。ちくま文庫の『ロシア文学の食卓』ですが、10年ほど前に日本放送出版協会から出ていたものに若干手を入れたもののようです。ロシア料理というとボルシチとかピロシキをよく耳にします。ロシア文学作品にあらわれるロシア料理を前菜からデザートや飲み物にいたるまで紹介しており、ロシア料理を知るためにも、ロシア文学を知るためにも、とても良いと思います。

 

シチー」という人気のあるロシア料理があるそうで、その人気のほどを示した諺があるそうです。著者は次のように書いています。

なにしろ「実の父親にはそのうちうんざりするが、シチーはぜったい飽きがこない」という親不孝な諺まであるほどである。


シチーが如何に人気のあるロシア料理なのかをあらわすには、これ以上の諺はないのではないかと感じました。

2022-06-07

ロシア語の名詞の性の判断方法

2022年4月から放送大学で「初歩のロシア語('22)」を受講しています。全15課のうち3分の2が終わり、講義は残すところ、あと5回しかありません。一方で、あまり手を広げすぎるのは考えものかとは思いますが、NHKラジオで「まいにちロシア語」も聴いています。こちらは半年間続くので、まだ全体の3分の1がすぎたところです。ロシア語のように、過去に学んだ経験がない全く初めての学習者にとっては、このくらいのペースで進んでくれる方が助かります。


英語と違って、ロシア語の名詞には性の区別があります。男性名詞、女性名詞、中性名詞を区別する必要がありますが、それらは語尾で判断するようです。放送大学から提供されている印刷教材の31頁には、次のような説明があります。

  1. 男性名詞は、語尾が「-子音」、「-й」、「-ь」の場合
  2. 女性名詞は、語尾が「-а」、「-я」、「-ь」の場合
  3. 中性名詞は、語尾が「-о」、「-е」、「-мя」の場合 

 

同様の説明が、NHKの「まいにちロシア語」では4月20日放送の第9課にあります。また『入門者および初心者のためのロシア語文法ハンドブック 四訂版』の「10 名詞の性、数」にもあります。

 

ロシア語の名詞の性が語尾で判断するというのは、そういうものなのかと思うのですが、男性名詞の判断において「-子音」に加えて「-й」を示すのは、何故なのでしょうか。「й」も「子音」なので、「-子音」の中に含まれるのではないかと思います。


学習を先に進めて、男性名詞の複数形を学ぶ段階になると、「-子音」なら「-子音+ы」となり、「-й」なら「-и」となります。ここでは「-子音」と「-й」を区別する意味がでてくるので、それを踏まえて、名詞の性を判断する段階から双方を区別する教え方をとっているのかもしれません。そういう考え方はわからなくもありませんし、ロシア語の教え方の伝統に倣っておくのを良しとしているのだとは思いますが、ロシア語学習の入門者は思わぬところで、些細な疑問を持つものなのです。

2022-05-09

ロシア語のスキット暗唱は難しい

2022年4月から放送大学で「初歩のロシア語('22)」を受講しています。キリル文字の字形や発音は、慣れてきました。Windows10上でキリル文字入力ができるように設定し、タイピングも練習していまが、こちらも慣れてきました。


単語や文法事項は、印刷教材を読んだり、放送授業を聴けば、そういうものかと思います。しかし、それだけで終わっていたら、何時までたっても進歩しないでしょう。最近では語学学習において暗記を推奨しない風潮もありますが、ごく初歩の段階では、理屈を理解した上で、暗記が避けられないと思います。まずは印刷教材に掲載されているスキットを暗唱できるようにすることを目標にしようと思います。スキットが暗唱できたから何だと言うのかという気持ちがないわけではありませんが、暗唱できないよりはできた方が良いという気持ちで、やり遂げたいと思います。


ロシア語の単語は、英語に似ているものもありますが、独特だと感じます。動詞にしろ名詞や形容詞にしろ、語尾が変化するのもやっかいですが、暗唱する際には、理屈は考えずに、音の繫がりに慣れることに集中しようと思っています。

 

まだ暗唱を始めたばかりですが、かなり苦労しています。頭の中にロシア語の音の引き出しが作られていけば、苦痛でもなくなっていくのではないかと期待していますが、それは先の話になりそうです。

2022-05-04

ロシア語における名詞の男性・女性・中性の区別と、性で区別する名詞としない名詞

ロシア語では名詞に男性・女性・中性の区別があります。名詞に性の区別がある言語は他にもあり、むしろドイツ語やフランス語などヨーロッパ諸語には性の区別があるのに、英語にない方が珍しいのかもしれません。

 

名詞における男性・女性・中性の区別とは別問題だと思いますが、一部の名詞には男性用と女性用があります。ところが区別しない名詞もあるので、それらの違いが何なのか不思議です。具体的には、「教師(учитель/учительница)」とか「大工(плотник/плотница)」のような名詞は、男性用と女性用があるようなのですが、「医者(врач)」とか「音楽家(музыкант)」などは男女共通のようなのです。

 

男性用と女性用の単語が分かれているのは、文化的に分かれている必要があるからで、共通なのは、文化的に分ける必要がないからではないかと思います。何処の国の言葉でも、単語は文化的な背景を踏まえていることが多いので、ロシア語もきっとそうなのではないかと思います。

2022-04-18

単語カードとして使えるスマホアプリ

2022年4月から放送大学で「初歩のロシア語('22)」を受講し、ついでにNHKの「まいにちロシア語」も聴いています。キリル文字には慣れてきましたが、これからは単語を覚えていく必要があるでしょう。


伝統的な外国語学習であれば単語カードを作るところだと思いますが、単語カード作成は勧められないという意見もあります。その理由として、単語カードを作るのが大変なので三日坊主になりがちであるとか、自分で単語カードを作るぐらいなら市販の単語集を買えば良いなどがあげられます。そのような意見も理解できますが、市販の単語集に掲載されている語の中で覚えられないものを抜き出したいとか、そもそも市販の単語集が見当たらないという事もあるでしょう。


スマホで何かアプリがないか探してみたら「フラッシュカードアプリのおすすめ7選|暗記に役立つ便利な無料アプリとは?」という情報を見つけました。その情報でも指摘していますが、「フラッシュカードアプリの選び方1. 自分で問題を作れるか確認して選ぶ」という点が重要です。あらかじめ組み込まれた単語しか出てこないのであれば、別にスマホアプリでなくてもよいわけです。また単語のような短いものだけではなく、長めの例文も扱えることが望ましいと思います。さらに、キリル文字とかハングルなどが文字化けしないことも大切です。


かなり多くのスマホアプリが存在するようなので、選択に困るのですが、「FlashCard」を選んでみました。機能的にはシンプルで、「【分散学習アプリ④解説 】「FlashCard」お母ちゃんでもササッと簡単に使いこなせた!画像で徹底解説」では、他のアプリと比較しても優位性がないと指摘されています。しかしながら、別途用意したテキストファイルから単語などをインポートするのは簡単ですし、機能が盛りだくさんなら良いというものでもないので、僕個人的には、このアプリをつかっていこうと考えています。

2022-04-13

ロシア語格変化の区別

2022年4月から放送大学で「初歩のロシア語('22)」を受講しています。これを中心にロシア語を学ぶつもりですが、参考のためにNHKの「まいにちロシア語」も聴こうと思っています。さらに、『パスポート初級露和辞典』と『入門者および初級者のためのロシア語文法ハンドブック』を購入しました。 


ロシア語はキリル文字なので、ラテン文字が使われる多言語と比べると、キリル文字の字形と発音そのものが初めて目にするため、それに慣れるのが第一歩になると思います。キリル文字に慣れないと辞書を引くのにも差し支えるでしょう。ロシア語の文法事項も、「初歩のロシア語('22)」の中で順々に解説されていくと思うので、それを待てばよいのですが、辞書や文法書を先走って下見しているところです。


ロシア語は格変化が複雑だと言われます。『ロシア語文法ハンドブック』では「30 男性名詞の規則変化」でA型からF型に分類して説明しています。『初級露和辞典』付録の「格変化の仕組み(名詞・形容詞)」では硬変化、軟変化A~C、混合変化A~Dのように区分して解説されています。何故文法用語に違いがあるのでしょうか。それぞれの分類は、互いにどのように関連するのでしょうか。


Webを検索したら「ロシア語の名詞の格変化について教えて下さい!」という情報を見つけました。その回答に「正直に言って、名詞の格変化パターンの分類方法は教科書や文法書によって色々で これと決まった分類名があるワケじゃないようです」とありました。


格変化パターンの分類が色々あるのは、そういうものだと理解しますが、初学者には互いの関係を理解するのに躓きそうです。その関係が難なく理解できるようになったら、もはや初学者の域を脱していると思います。

2022-03-26

Windows10のロシア語入力でキリル文字とラテン文字を切り替えるには、どうするのだろうか

Windows10でロシア語入力ができるように設定して、(当然ながら)キリル文字が入力できるようになりました。これからロシア語を勉強していくのに役に立つでしょう。しかし、ふと、疑問が浮かびました。キリル文字ではなく、ラテン文字を入力したい場合には、どうすれば良いのでしょうか?


この疑問には、説明が必要かもしれません。キーを押すとキリル文字が入力できるとしても、JavaでもPythonでも何でも構いませんが、プログラミングする際にはラテン文字で入力できないと困ります。ロシア人であっても、プログラミング中はラテン文字を入力することの方が多いはずです。そうであるならば、ロシア人が普段使っているWindows(なのか、Linuxなのか、わかりませんが)では、キーを押したときに、キリル文字入力モードとラテン文字入力モードを切り替える手段が用意されているはずです。


日本人が使っているWindows10では、日本語入力がデフォルトになっています。漢字変換をオフにしていればラテン文字を入力できますし、オンにすれば漢字変換できます。しかもオンとオフを切り替えるためのキーがキーボードの左上に「半角/全角」キーとして用意されています。


ではロシア語入力では、同様のキーは何処にあるのでしょうか。それらしいキーが見当たりません。Webを検索してみたら、2008年頃に同様の疑問を持った人がいて「ロシア語/Windowsでのキリル文字と英文字との切り替え方法」という質問を投げかけていました。この質問に対して、AltキーとShiftキーを同時に押すとロシア語入力に切り替わるとの回答が寄せられていますが、ちょっと違うのではないかと思います。AltとShiftの同時押しというのは、Windowsに設定されている幾つかの言語入力を切り替えるためのものであって、ロシア語入力に切り替えるためとは違います。僕が使っているWindows10では、ロシア語入力の外に勧告誤入力も出来るようにしてありますが、Alt+Shiftで、日本語→韓国語→ロシア語と次々に切り替わります。Alt+shiftでなくても、Windowsキーを押しながらスペースを押せば、同様の事が可能です。


どうもスッキリしないので、調べ続けていたら、「How do Russians and others normally switch between Latin and non-Latin keyboards?」という情報を見つけました。その回答には次のようにあるので、やはりAlt+Shiftなのかもしれません。

Russian version of Windows has Russian and English layouts by default, with Alt-Shift combo to switch between them (though many people prefer to change the shortcut to Ctrl-Shift).

2022-03-20

ロシア語入力のキー配列

2022年4月から放送大学で「初歩のロシア語('22)」を受講するにあたり、Windows10上でロシア語を扱う準備を始めました。昔々のWindowsでは、日本語以外の言語の入力を行うのは難しかったと思いましたが、今のWindows10なら「設定」の「言語」から追加したい言語を選べるようになっています。


ロシア語入力ができるような環境を整えましたが、使いこなせるかどうかは今後の練習次第です。頑張ろうとは思っていますが、キリル文字は、今まで慣れ親しんでいたアルファベットとは大きく違うので、慣れるには時間がかかるでしょう。


ロシア語入力では、「a」のキーを押すと「ф」が入ります。「s」なら「ы」です。しかもアルファベットなら26文字ですが、キリル文字は33文字あるので、キーボードの「a」から「z」まででは足りず、記号を打つキーにもキリル文字が割り当てられています。それはそれで構わまないのですが、キリル文字を割り当てたキー配列は、どのようにして決められたのでしょうか。アルファベットのキー配列は「QWERTY」とよばれます。他にも、普及しているとは言い難いですが「Dvorak配列」というものもあります。このようにキー配列というものは、入力に直結するところだけに、いろいろな方針がありうるところです。


ロシア語に限らず、新しく学ぶ言語は、何であったとしても難しいものです。そうだとしても、キリル文字を使いこなすようになるのが、ロシア語を学ぶ第一歩だと思います。それが覚束ないと、辞書を引くにも、単語の変化を学ぶのも困難になることでしょう。

2022-02-20

NHK語学講座からロシア語が消えそう

今月末までに2022年4月からの放送大学教養学部の受講科目を申請しなければなりません。新規に開講される「初歩のロシア語('22)」を受講しようかと考えています。放送大学で開講されている外国語科目は他にもありますが、それらは「何々語I」と「何々語II」のような科目名になっています。それに比べるとロシア語は「初歩の」となっているので、ごく基本的な段階までなのかと思います。


日本では語学講座というとNHKのテレビやラジオの番組が有名です。語学に限りませんが、何か新しいことを学ぶ際にはいろいろなものに手を出さない方が良いと言われています。だからロシア語を学ぶなら、放送大学の教材を徹底的に使った方が望ましいはずです。それはその通りだと思いますが、ついでにNHKの語学講座も気分転換に視聴しようかと考えていました。


ところがEテレで放送している「ロシアゴスキー」は2021年度末で終了し、2021年度からはロシア語関連番組自体が消えるようです。もっともウィキペディアにも書かれていますが、数年間放送されているのに新作が作られておらず再放送が繰り返されているようなので、いよいよ力尽きたという感じです。


ただしNHKラジオ第2放送の「まいにちロシア語」は2022年4月からも続くようなので、放送大学をメインとしつつも、NHKを気分転換に聴こうと思います。