2020/03/31

トンカツを食べる前に「ごまをする」

トンカツを主として提供する店は、全国展開しているものも、地域密着のものもありますが、日本中にあります。その提供形態は基本的に同じで、ロースかヒレの違いはあっても、センキャベツが添えられていて、カラシがつき、ご飯やセンキャベツなどがお代わり自由であることが多いです。

お店によって違いの出るのが、ソースをかけるだけの場合と、胡麻をすってソースを加える場合があることでしょう。

ここでシンプルな疑問が生じてきます。はたして何時頃から「胡麻をすってソースを加える」というスタイルの店が登場するようになったのでしょうか。このスタイルをとる店の多くでは、加えるソースが甘口と辛口の2種類になっています。

胡麻をすってソースを加えるという方法が究極の食べ方という訳ではない気がします。ソースをかけずに、塩を振って食べる場合もあり、その方が美味しく感じることもあります。また、豚肉に下味として加えたスパイスが微かに感じるのも、美味しさを引きたてていると感じます。

それにしても、とんかつを食べる前に「ごまをする」というのは、どういうことなのでしょうか。この表現が、「おべっかをつかう」という意味でもあるのが、まぎらわしいですが。

文翔館(旧山形県庁)


2020/03/29

玄田有史「リスク管理論ではない「危機対応学」である理由」(UP、2020年3月)を読んで

東京大学出版会の広報誌「UP」の2020年3月号に掲載されていた「リスク管理論ではない「危機対応学」である理由」(玄田有史)を読みました。この論考は、東京大学出版会から発行されている『危機対応の社会科学』が出版されたことを踏まえています。本来なら、それを読むべきとは思いますが、専門書ですし、手を出しやすい価格でもないので、読むのは将来の目標としておきます。

UP掲載文を読んで、気になったところを(備忘のために)残しておきます。それらは出版された書籍からの引用となっていて、それをさらに引用することになるので、孫引きではあります。

県知事としてのガバナンスのあり方に加えて、震災対応の教訓などについても語っていただいたことがある。そのなかにこんな言葉があった。
「危機は対応することはできるが、管理することなど絶対にできない」(宇野重規・五百旗頭薫編『ローカルからの再出発―日本と福井のガバナンス』有斐閣、2015年、211頁)。

これと同様の次のような記述もあります。
 しかしながら、そもそも危機とは、リスクの内容や影響を正確に把握し、事前に対策を講じることが可能で、損失を極小化できるようなものなのだろうか。むしろ管理や制御といった次元を超えた、未知や不可解さを認めたところにこそ、危機とその対応の本質が存在するはずである。

そこで危機対応学として挑む内容の方向性を、4つの共通軸でとらえている。
  1. 事前と事後
  2. 個別と集団(個々人がいかにベストな選択をしても、社会全体の集団からみたとき、それが最善の結果をもたらすとは限らない)
  3. 確立と意識
  4. 事実と言説 (事実と言説の違いを見極める知恵が、一人ひとりに求められるだろう)

2020年夏に予定されていた東京オリンピックの延期が決まり、COVID-19のもたらす影響が全世界に拡がっている今日は、まさに「危機」と言えるでしょう。毎日の報道はCOVID-19関連ばかりであり、その熱波に影響を受けている社会的な熱狂から冷静さを保つのは、決して容易ではありません。そのような今だからこそ、事実を見極める冷静な目が要請されるでしょう。

2020/03/24

Wiresharkの個人設定を消す方法

ネットワークを流れるパケットを解析するためにWiresharkを利用しています。GUIなので操作しやすいことは確かですが、それぞれの設定項目の意味(意図)が分からなくても、なんとなく弄っていると、それらしい結果が出てくるので、それで分かった気になっているところもあると思います。ネットワーク(特にTCP/IP)について理解を深めておかないと、Wiresharkを真の意味で使いこなすことは出来ないと思っています。

このような気持ちはさておき、tcpdumpで取得したパケットのファイルをWiresharkで調査していました。NFS操作がおこなわれている筈なのですが、NFSプロトコルが認識されず、見やすくデコードされていませんでした。Wiresharkの何かの設定の問題なのだろうと当たりをつけ、いろいろな設定を変えてみましたが、NFSプロトコルとしてデコードされません。しかも、次第に状況は悪化し、IP層より上位層が全くデコードされなくなってしまいました。

おそらくWiresharkの個人設定がおかしくなっているのだと判断し、初期状態に戻そうと思ったのですが、そのやり方が分かりません。Webを検索してみても、初期状態に戻そうと考える人が少ないのか、手順が簡単すぎてWebに情報を書くほどではないのか、理由は不明ですが情報が見つかりませんでした。

Web検索を繰り返していると「Wiresharkの各種履歴を削除する方法」という記事を見つけました。この手順に従い、個人設定のファイルを消したところ、Wiresharkの初期状態に戻りました。調査していたパケットファイルもNFSとしてデコードされているのが確認できました。

個人設定が格納されている場所にあるファイルを消すという対処方法は荒業のような気がします。しかし設定を初期状態に戻すには、この方法しかないようです。

2020/03/20

『線形代数 基礎と応用』(飯高茂著)の「まえがき」から

図書館で『線形代数 基礎と応用』(飯高茂、朝倉書店、講座数学の考え方#3)を借りてみました。放送大学教養学部で2019年度第2学期に「入門線形代数('19)」を受講し、2020年度第1学期には「線形代数学('17)」を受講する予定なので、参考にするためです。

数学(に限りませんが)は、解析、代数とか、微積分、線形代数、幾何などの学問分野に細分化されますが、その範囲が明確に定められている訳でもありません。さらに、各分野の入門書(に限りませんが)の到達目標が明確とも感じられません。一般的には、あれこれと参考書に目移りせず、教科書を何度も読んで理解するのが、望ましいのでしょう。しかしながら、論理の展開が分かりやすい(と感じる)本と、そうではない本があるので、ひとつの書籍にすがるよりも、何冊も参考書を読んでみる方が良いと思っています。

本書の「まえがき」には以下のような記述がありました。
 「大学の教師は自分が学生のとき理解できなかったことは丁寧に教えるが、自分が容易に理解できたことは学生に詳しく説明しないものだ」ということを「数学教育世界会議」(*1)の大学教育分科会で聞いた。実に耳の痛い話で、おおいに反省させられた。
(*1)2000年夏に幕張で開かれ、世界中から数学の先生が2000人以上集まった。

これは大学に限らず、小中高の教師でも同じことだと思います。ある科目の教師になるくらいの人物は、その科目が得意だったことが多く(努力して得意になった人も中にはいると思いますが)、その科目がわからない人の気持ちが理解できているかどうか、僕は懐疑的です。このことについて教師自身はどう思っているのだろうと常々考えていましたが、この「まえがき」を読む限り、同じような思いを感じている人がいないわけではないことが確認できました。

2020/03/19

Emacsのorg-modeを学んでみる?

Emacsは単なるエディタではない、という主張があります。その通りだと思います。Emacsの中で全てのオペレーションが出来る、という人もいるようです。そういう人もいるだろうと思います。エディタの好みはEmacs派とVi派にわかれるようですが、僕自身は一方に偏るわけではなく、どちらも使っています。使っていますが、それほど極めているというわけではありません。

最新のEmacs関連情報が「Emacs news」で得られるので、参考として見ています。情報がカテゴリ別にまとめられており、そのひとつに「Org Mode」があります。何時頃のEmacsから登場したのかわかりませんが、org-modeというものがあり、(使いこなせないほどの)数多くの機能があるようです。

元々は文章作成のために使われる「アウトライン・モード」から始まったようです。しかし現在のorg-modeは、「アウトライン・モード」とは関係なさそうな機能まで盛り込まれているように見えます。文章作成のためのモードではなくなっているように思えます。

個人的にはEmacsだけで全ての環境を完結させるつもりはないのですが、org-modeが自分自身として使えそうであれば、学んでおいても良いかと思っています。まずは最初の一歩から知りたいのですが、Webを検索すると大量の情報が得られる割には、既に知っている人達に役立つであろう情報が多いように思います。org-modeを全く知らない人のための入門情報は、あまり見つかりません。もしかするとorg-modeに関する大量の情報の中に埋もれてしまっているのかもしれません。

Rで移動平均

大量のデータ(100万件強)を可視化するためにRを使ってグラフを描いてみました。データ量が多すぎるので、グラフが真っ黒になってしまい、データの傾向が掴めません。この問題を解決する方法を考えていて、移動平均を求めてからグラフにしてみようと考えました。

Rでは標準で移動平均を求める方法がないという情報もあります。「標準で」という意味を考える必要はありますが、パッケージを使えば移動平均を求められるようです。そのパッケージも複数あるようです。
  1. Rで移動平均
  2. R で移動平均
  3. 移動平均(rolling mean / moving mean)の計算方法
  4. Rで移動平均を求める

各パッケージを試したわけではありません。偶々使ってみたのが「TTR」というパッケージでした。以下のような使い方で、簡単に利用できたので助かりました。ここでは64点の移動平均をとってみました。

A <- read.csv(データファイル) 
X <- A$V1
Y <- A$V2
library(TTR)
Z <- SMA(X, 64)
plot(X, Z)

2020/03/15

『マイ・ストーリー』(ミシェル・オバマ著、長尾莉沙・柴田さとみ訳)を買ってみました

近所の書店で『マイ・ストーリー』というミシェル・オバマ(前大統領夫人)の回想録が置いてあったので、買ってみました。大国の指導者が引退後に回想録を執筆(自分で書くのか、ゴーストライターがいるのか不明ですが)する事例は多いですが、その配偶者が執筆するのは珍しいかもしれません。

大雑把に言えば、著者であるミシェル・オバマの幼少期からホワイトハウスを離れるまでの回顧録です。目次構成は細かく分かれておらず、次の三部構成です。
  1. BECOMING ME
  2. BECOMING US
  3. BECOMING MORE

まだ買ったばかりなので、最初の「BECOMING ME」を読んでいるところです。大学に入学したばかりで、バラク・オバマ(後の大統領)とは出会っていません。

日本に住んでいると、あまり気にせずに済みまずが、アメリカで人種問題というのは、社会のあちらこちらに顔を出す問題です。この本を読んでいると、そのことを意識せざるを得ません。しかし人種問題という表層に囚われるなら、日本にはない問題ですが、同質の問題は日本にだって存在していると思います。それが日本では、外形に現れないので、問題が社会に見えてこないため、意識されにくいことが問題の解決が進まない要因になると考えています。

この本を読んで、著者が人生を歩む中で遭遇した問題に対して、どのように乗り越えてきたのということは、読者の問題に対する解決にも、十分に参考になると感じます。

2020/03/08

英文を書く練習として必要な作業とは

英文を書くための方法論について書かれた文章は、たくさんあります。入門レベルから、上級レベルまで、多種多様です。

英文の書き方に限りませんが、教育目的の文章というのは、執筆者は既に習熟しており、読者層は未習熟です。習熟してしまっていると、えてして未習熟だった頃のことを忘れてしまっているものです。習熟している当人が、未習熟な理由を「推測」して、その解決方法を提示することになります。その「推測」が当たっている場合があるかもしれませんし、外れていることもあるでしょう。

英語であろうが、日本語だろうが、それ以外の言語であったとしても、文章を書く場合に必要な作業は抽象的には同じだろうと思います。
  1. 単語を知る。
  2. 文法を知る。
  3. 文章構成方法を知る。
簡単に言えば、上述したような事が(本当に)身につけば、英文は(その他の言語であっても)書けるでしょう。

最後にあげた「文章構成方法」というのは、より詳しく説明すれば、結論から書けとか、ひとつの段落には一つの内容だけにしろとか、その類のことです。これは英文を書く場合に限らず、日本語で文章を書く場合でも重要なことです。

上記以外で僕が重視したいのは、「言語の特徴を知る」ことです。(例えば)英語には、英語独特の発想があり、日本語の発想では間違いとは言えなくても、英語の発想では奇妙な場合があり得るということです。これは文法の一環と捉えることもできるかもしれませんし、「語法」と呼ぶこともあるかもしれません。しかし文法や語法とは別のカテゴリとして捉えたいと思います。

入門レベルの英文書き方指南で目にするところですが、まず日本語で発想し、それを英語に置き換えていくことを勧める方法論があるようです。この方法は、初心者にはとっつきやすいと感じられるのですが、それで良いのだろうかと思います。

英語に限らず、外国語学習において、疑問点の解消する場合に、日本語を引き合いにして説明されることがあります。英語で某のようなことになるのは、日本語で何々となる事を考えれば納得できますよね、という指導方法は、納得しかねる訳です。

英文を書くのは、英語学習の総合力を試されていると思います。単語を知らなければ、覚えれば良いでしょう。文法が分からなければ、基本的な知識をつければよいでしょう。それだけでも、英文(のようなもの)は書けるでしょう。しかし英語の発想を身に着ける努力も必要だと思っています。ただし、それを体系的に学ぶのは、単語や文法のように容易ではないと思うのです。

数独を解くコツ

Japan Times on Sundayには数独が掲載されています。数独の他にもクロスワードパズルなどが掲載されており、新聞の読者の娯楽を提供するためかと思います。

掲載されている数独のレベルが、易しい問題なのか、難しい問題なのか分かりません。解くコツをつかむまでは、数日間も頭を捻ることもありました。しかし今では、次のような手順で、ほぼ解けるようになりました。
  1. 初期状態で印刷されている数字を基に、縦や横で埋められる数字を決定する。
  2. 全体を9等分した区画(3x3) を一つずつ確認して、埋められる数字を決定する。
  3. 縦方向や横方向を全て個別に確認し、埋められる数字を決定する
上述した手順を繰り返していけば解けるのですが、次のような点に注意しています。これに気がついてからは、解ける問題が増えた気がしています。
  1.  ある区画(3x3)の縦方向または横方向において、ある数字の入る箇所が2つになったら、それをメモしておく。このことで、もし2ヵ所の内で片方に別の数字が入ることになれば、もう一方はメモしておいた数字が入ることが自動的に確定します。
 ここに述べた手順を淡々とこなしていくと、ほぼ問題は解けます。それだけでは手詰まりになる場合がないわけではありませんが、そのようなことが起きるのは多くはありません。

それよりも注意しなければならないのは、気の緩みから区画(3x3)の中に同じ数字が複数現れてしまうことです。気がつくと、そのような状態になっていることが、偶に起きます。このような状態になってしまうと、どこまでが問題ないのか検証しなければなりません。それは数独を解くよりも面倒な作業です。

3か月予報と暖冬

今冬は暖冬でした。雪も少なかったようですし、冬らしい気温の日は少なかった気がします。

気象庁では長期予報を発表しています。例えば3か月予報では、どのように予報していたのか振り返って見たいと思います。

まず令和元年10月25日、11月25日、12月25日に発表された「予想される向こう3か月の天候」では、次のようになっています。
  1.  【令和元年10月25日発表】この期間の平均気温は、全国で高い確率50%です。降雪量は、北日本日本海側で少ない確率50%です。
  2. 【令和元年11月25日発表】 この期間の平均気温は、全国で平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、北・東日本日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。日本海側の降雪量は、平年並または少ない確率ともに40%です。
  3. 【令和元年12月25日発表】この期間の平均気温は、北日本で平年並または高い確率ともに40%、東・西日本と沖縄・奄美で高い確率50%です。降水量は、東日本日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。降雪量は、北日本日本海側で平年並または少ない確率ともに40%、東・西日本日本海側で少ない確率50%です。

総じて平均気温の高い確率が大きいですが、どのくらい平均気温が高くなるかということについては、何も語っていません。

また令和元年10月25日、11月25日、12月25日に発表された「予想される向こう3か月の天候」の中で「1月」をどのように予測していたかをみると、次のようになっています。
  1.  【令和元年10月25日発表】1月 北日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪の日が少ないでしょう。東・西日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ないでしょう。北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。気温は、全国で平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、北・東日本日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。
  2. 【令和元年11月25日発表】 1月 北日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪の日が少ないでしょう。東・西日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ないでしょう。北・東・西日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。気温は、全国で平年並または高い確率ともに40%です。降水量は、北・東日本日本海側で平年並または少ない確率ともに40%です。
  3. 【令和元年12月25日発表】1月 北日本日本海側では、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。東日本日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ないでしょう。西日本日本海側では、平年と同様に曇りや雨または雪の日が多いでしょう。北日本太平洋側では、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。東・西日本太平洋側では、平年に比べ晴れの日が少ないでしょう。沖縄・奄美では、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。気温は、東・西日本と沖縄・奄美で高い確率50%です。降水量は、東日本日本海側で平年並または少ない確率ともに40%、東・西日本太平洋側で平年並または多い確率ともに40%です。

長期予報の発表文からは、「気温が高くなる」という予報は読み取れるのですが、どの程度高いのかという情報はありません。それを知るには、何を参照すれば良いのでしょうか。

2020/03/07

Future of the Hobbyist OpenVMS LIcense

自宅にある(旧DECの)VAXstationやALPHAstationでOpenVMSを使うためにHobbyist OpenVMSのライセンスを持っています。例年秋ごろに更新しており、昨年秋にも更新しました。有効期限は1年間なので、今年の秋に更新するつもりでした。

今日になって、突然以下のようなメールが届きました。
Dear HPE OpenVMS hobbyist,

This is to inform you that HPE is concluding the HPE OpenVMS Hobbyist license  program in alignment with the HPE OpenVMS support roadmap.
If you wish to understand more details, please reach out to us at the earliest through the usual license renewal webpage.

Thank you.

HPE OpenVMS team

いつかはHobbyist OpenVMSライセンスが終わるだろうとは思っていましたが、このメールでは詳しいことが分かりません。メールにある「the ususal license renewal webpage」に行ってみましたが、特に何も変わっておらず、いつもと同じです。

同様のメールは全世界のライセンス保持者に届いているようです。comp.os.vmsの「Re: OpenVMS Hobbyist Notification」に情報が上がっています。どうやらHPEがライセンス提供を終了するので、今後も使いたいのであれば、永続ライセンスを通常価格で購入することになるという話のようです。

この情報の真偽も定かではありませんが、気になるのは「永続ライセンスの通常価格」とやらです。個人が気軽に購入できる程度の価格であれば良いのですが。

今後の動向を注視する必要があるようです。

2020/03/03

流行している「させていただく」という表現

「させていただく」という表現が多用(乱発?)されています。この表現を使っておけば、丁寧に見える、謙虚と思われると考えているのかもしれません。そういう一面はあるかもしれませんし、うまく使えば文章が締まるでしょう。

問題は使いすぎです。

そもそも「させていただく」という表現は誤用だから、使うこと自体が間違っているという意見もあるかもしれません。その意見も一理あるとは思いますが、言葉はルール通りにはいかないものです。物理法則と違い、言葉のルールは現状を追認する方向で決められるものです。

「させていただく」に限らず、いかに気に入った表現であろうとも、何かの表現は使いすぎるのは避けるべきだと思います。例えば料理における隠し味(もしくはスパイス)のようなものではないでしょうか。隠し味が料理を引き立てるとしても、入れ過ぎれば、むしろ入れない方がマシだったとなりがちです。スパイスが表に出過ぎた料理は、もはややり過ぎでしか無いと思います。辛さを数十倍にした「激辛カレー」というものが時折話題になりますが、それはカレーというより、辛いだけでしかない謎の食べ物でしかないでしょう。

この「させていただく」という表現を気にしている人は多いようで、Web記事「「させていただきました」はムダな敬語。シンプルに伝わる文章のダイエット」を見つけました。このような記事は他にもありますが、そのわりには廃れることはなさそうです。

その表現を使う本人として、良い表現だとは思っていないものの、そのように表現しておけば無難だという意識が働いているのではないかと思います。