2026-09-05

FreeBSD 15.1&KDE Plasma 6では、何も設定を追加せずにLet's note CF-SV8RDCVSのSDカードリーダを使えた

Let's note CF-SV8RDCVSにFreeBSD/amd64 15.1-RELEASEをインストールしました。それからX11でKDE Plasma 6を入れ、日本語設定なども済ませました。ここまでは、一般的なインストールに過ぎません。Let's noteにはSDカードリーダが内蔵されているので、これを使ってみます。

 

まず最初にGeminiに相談してみました。すると設定方法を指南してくれたのですが、結局は何も追加設定することなく、SDカードが利用可能でした。まずpciconfでは、次のように認識されています。

sdhci_pci0@pci0:58:0:0: class=0x080501 rev=0x01 hdr=0x00 vendor=0x1217 device=0x8520 subvendor=0x1217 subdevice=0x0002
    vendor     = 'O2 Micro, Inc.'
    device     = 'OZ777 SD/MMC Card Reader Controller'
    class      = base peripheral
    subclass   = SD host controller

特に設定することもなくSDカードを挿入すると、勝手にマウントしてくれました。dmesgでは、次のメッセージが残っています。

mmc0: <MMC/SD bus> on sdhci_pci0
mmcsd0: 2GB <SD 00000 1.0 SN 75792127 MFG 11/2010 by 27 SM> at mmc0 50.0MHz/4bit/65535-block

もうちょっと何かすることがあると予想していたので、いい意味で裏切られました。

 

2026-09-04

FreeBSD 15.1ではLet's note CF-SV8RDCVSの円形タッチパッドの特徴を活かせない

Let's note CF-SV8RDCVSにFreeBSD 15.1-RELEASEをインストールしました。このままでは、デスクトップ環境も日本語環境もありません。そこでX.org、KDE Plasma  6、fcitx5-anthy、noto-jpなどを入れて、ひととおり環境を整えました。ここまででならば、一般的なインストールにすぎません。せっかくLet's noteを使っているので、その特徴的な円形タッチパッドを有効にしてみようと考えました。

 

結論からいうと、駄目でした。

 

そもそもタッチパッドがうまく認識できていないのです。「Let’s Note CF-SZ5 のタッチパッドクルクル OK。」には「一番最後が model Generic PS/2 mouse か model Synaptics Touchpad の違いです。」とあるように、どう認識されているかが重要です。Geminiに助けてもらいながら、いろいろと試してみたのですが、うまくいきませんでした。Geminiに言わせれば、OSレベルで認識できていないので、KDEだろうがGNOMEだろうが、たぶん駄目だろうとのことです。

 

FreeBSD 15.1は、すべてのLet's noteにおいて円形タッチパッドを使えないのか、たまたまCF-SV8RDCVSが駄目なのかは不明です。当面は円形タッチパッドとして鑑賞するにとどめますが、ゆくゆくは機能するようになって欲しいと思います。 

FreeBSD 15.1-RELEASEのKDE Plasmaでfcitx-mozcが無かったのでja-fcitx5-anthyを入れた

Let's note CF-SV8RDCVSにFreeBSD/amd64 15.1-RELEASEをインストールしました。それからX.orgでKDE Plasmaを入れましたが、このままでは日本語環境がありません。日本語環境として、日本語フォントを日本語変換エンジンを入れます。

 

最初に日本語フォントを入れました。IPAexにしようかと思いましたが、調べてみるとnoto-jpが良さそうです。

  1. pkg install noto-jp

 

これで日本語が表示できるようになりましたので、次は日本語変換エンジンです。ネットの情報を調べるとKDEなら「fcitx-mozc」が選ばれているようです。しかしパッケージからは消えていました。それならば「ibus-mozc」にしようかとも考えましたが、これもありませんでした。そうなると「ja-fcitx5-anthy」をインストールすることにしました。インストール中に多少手間取ったところはありましたが、ほぼ問題なくインストールし、設定を終えました。

  1. pkg install fcitx5 fcitx5-configtool fcitx5-qt{5,6} fcitx5-gtk{2,3,4} ja-fcitx5-anthy 
  2. 環境変数の設定が必要です。シェルの初期設定ファイルに書いても良いのですが、ログインクラスを使うことにしました。~/.login_confに次のように書いて、データベースを更新します。

    me:\
    :charset=UTF-8:\
    :lang=ja_JP.UTF-8:\
    :setenv=XMODIFIERS=@im=fcitx,GTK_IM_MODULE=fcitx,QT_IM_MODULE=fcitx:

  3. ここからはKDEの設定です。「System Settings」で「System」>「Autostart」において「New Application」として「Fcitx5」を追加します。ここいったんログアウトし、再ログインします。
  4. システムトレイにあるキーボードアイコンを右クリックし「Input Method Settings」を選びます。
  5. 「+ Add Input Method ...」として「Anthy」を追加し、「Select System layout ...」として「Japanese (jpn)」を選択しました。
  6. 以上の設定が済んだら「Apply」しておきます。

 

これで日本語入力もできるようになりました。以前にdynabook SS SX/15AにNetBSD/i386をインストールした時は、そうとう苦労して日本語環境を整えましたが、あまりにも簡単なので、驚きです。 

2026-09-02

FreeBSD 15.1-RELEASEでKDE Plasmaをインストール

Let's note CF-SV8RDCVSにX.orgをインストールしました。twmが使えるようになりましたが、素朴すぎます。『FreeBSD Handbook』の「Chapter 8. Desktop Environments」に従ってデスクトップ環境を入れようと思います。まずは「KDE Plasma」を入れてみます。

 

インストールは簡単です。以下のコマンドを入力するだけです。

  1. pkg install kde
  2. sysrc dbus_enable="YES"

 

これだけでも良いようなのですが、ディスプレイマネージャ「SDDM」も入れてみます。

  1. pkg install sddm
  2. sysrc sddm_enable="YES"

 

ここで再起動したら、SDDMのログイン画面が出ました。しかしパスワードを入力しても、入力を間違っているわけでもないのに、ログイン画面に戻ってしまいます。ログファイル「/var/log/sddm.log」をGeminiに見てもらったところ、「Plasma (Wayland)」として動作しようとしているとのことでした。ログイン画面の左下をよく見ると「デスクトップセッション: Plasma (wayland)」と表示されています。ここで「Plasma (X11)」に変更して、改めてパスワードを入力すると、KDE Plasmaが使えるようになりました。Geminiによると、FreeBSDでpkgでインストールすると、初期状態が「Plasma (Wayland)」になっているそうです。


将来的にはWaylandに一本化されるのかもしれませんが、現状ではX.orgの方がトラブルが少ないようです。

2026-09-01

FreeBSD 15.1-RELEASEのX.orgインストール

中古で先月購入したLet's note CF-SV8RDCVSにFreeBSD 15.1-RELEASEのインストールを済ませました。これだけではXが使えないので、『FreeBSD Handbook』の「Chapter 5. The X WIndow System」に従って、X.orgをインストールしました。

 

手順に従い、次のコマンドを入力しました。

  1. pkg install drm-kmod
  2. sysrc kld_list+="i915kms"
  3. pkg install xorg
  4. pw groupmod video -m 一般アカウント名

 

このあと「一般アカウント名」でログインし、startxしてみましたが、エラーになりました。インストールしたドライバが読み込まれていないようなので、再起動してから改めてstartxしたらtwmが動作しました。

 

xtermでキーしてみたら、どうもキー配列がASCIIになっているようです。設定を調整する必要がありそうなのですが、twmを常用するわけではないので、デスクトップ環境のインストールに進みたいと思います。  

2026-08-30

amd64移植におけるテーブル構造

東大版Palo Alto Tiny BASICをWSL2のUbuntu環境に移植しようと作業を進めています。BASICというのは、プログラム編集機能とインタプリタ機能が統合されています。オリジナル版は、SDK-80のシリアルポートにASR-33が接続された環境を想定していますから、プログラム編集機能といっても簡単なものです。amd64移植にあたり、機能的な拡張は全くおこなわない方針です。今日の水準から見れば貧弱そのものですが、移植する過程を学ぶのが主目的なので、本格的な機能は求めないことにします。

 

ひとまず編集機能はできあがりましたので、次はインタプリタ機能です。ここで問題となるのが、入力された文字列を認識して、対応する機能に分岐するロジックです。オリジナル版は、i8080というものに強く依存しているので、そのままamd64に対応させるのはよくないと考えています。基本的な構造は「CASEマクロ」にあります。

CASE   .macro STR,ADRS
       DB    &STR
       DB    (&ADRS SHR 8)+80H
       DB    &ADRS AND 0FFH
       .endm

このマクロを使って次のようなテーブルが作られます。例えば「LIST」という文字列だったら、LISTルーチンに飛ぶことになります。

CMDKW: CASE  'LIST',LIST
       CASE  'RUN',RUN
       CASE  'NEW',NEW
STMKW: CASE  'NEXT',NEXT

ここで注目すべきは、文字列の終端を認識するために、ルーチンのアドレスのMSBをONにしている点です。しかもi8080はリトルエンディアンなのに、ビッグエンディアンのように逆転させて配置しています。これはi8080の事だけを考えて組み立てるのであれば、秀逸なアイディアと言えます。しかしamd64に移植しようとするなら、あまりよろしくありません。しかも、amd64への移植が済んだら、他の環境にも移植したいと考えているので、なおさらです。

 

どうしたらよいか、これから検討します。Geminiに相談してみようと思います。 

 

2026-08-28

sudo、doas、opendoas

最近購入したLet's note CF-SV8RDCVSにFreeBSD 15.1-RELEASEをインストールしました。個人で使用するだけですが、昨今のセキュリティ事情を踏まえると、いい加減な運用は避けた方が良いだろうと思います。rootの他に一般ユーザを作るのは当然ですが、その一般ユーザをwheelグループに入れるか否かは慎重に考える必要があります。一般ユーザがWheelグループに入れば「su」でrootになれますが、セキュリティ的には注意が必要です。 

 

最近はrootアカウントを使わず、「sudo」を使うのが一般的です。しかし「sudo」は、多機能すぎて肥大化していることが問題視されており、代替としてOpenBSD由来の「doas」があります。

 

FreeBSDにもdoasをインストールしようと思いましたが、doasの他にopendoasが存在することに気づきました。何が違うのかと言うと、「persist」オプションがあることです。これがあれば、sudoのように、またはOpenBSD上のdoasのように、いったん認証に成功したら一定時間は認証を省略できるようになります。

 

FreeBSDに限りませんが、一般ユーザが「su」で直接rootになれるのは、セキュリティ的には避け、sudoやdoasを用いるようにした方が良さそうです。