共立出版の『マイクロコンピュータのプログラミング』に掲載されている「東大版Palo Alto Tiny BASIC」は、DDJに掲載されたオリジナルのPalo Alto Tiny BASICを拡張したものです。しかし記事に書かれているように、「Palo Alto版のオブジェクト・プログラムを、独自に逆アセンブル、変更を加えたもの」です。いろいろな変更が加えられていますが、メモリマップも違っているようです。
記事では「図3 メモリ・マップ」として開設されています。プログラム本体は、0000番地から始まるメモリに配置されていて、0786番地まで続くので約2Kバイトです。作業領域、BASICプログラム格納領域、スタックなどは、1000番地から1400番地までなので、たかだか1Kバイトです。
一方でDDJに掲載されているオリジナル Palo Alto Tiny BASICは、プログラム本体が、0000番地から074E番地までの約2Kバイトで、作業領域などが、0800番地から2000番地までの6Kバイトです。東大版に比べると、作業領域などに割り当てているサイズが大きく違います。
これらが発表された当時のハードウェア状況を考えれば、 メモリが1Kバイトしかないとしても、やむを得ないでしょう。しかし割り当てが少なすぎて、例えばStar Trekなどを動かすのは、おそらく無理でしょう。
SimHのAltair 8800シミュレータを使うなら、64Kバイトのフル実装するのも簡単なことです。そこまで大きく拡げないとしても、東大版Palo Alto Tiny BASICのソースプログラムで指定されている値を変更しておきたいと思います。