メールをFreeBSD/amd64上で管理しています。プロバイダに届いたメールを、fetchmailで取り込み、procmailで振分け、Emacs上のGNUSで読んでいます。Emacsでメールを扱うのは昔からで、元々はWonderlustを使っていましたが、十数年前にGNUSに変更しました。しかし送信の設定ができていないので、メールを送る時はmew(もしくはWindows11上のThunderbird)を使っています。
最近(と言っても数年たっていますが)になって、GNUSのサマリーモードで表示が「[nobody](1970-01-01 09:00)(none)」となるメールがあるのに気付きました。すべてそうなるわけではなく、送信者、送信時刻、サブジェクトが表示されているものもあります。以前はこんなことにならなかったので、てっきりGNUSのバグだと思っていました。そのうち直るだろうと高をくくっていました。それなのに、いつまでたっても直らず、そもそもGNUSを使っている人がいないんじゃないか、だから直らないんじゃないかと、あらぬ疑いをかけていました。
いつまで待っても修正されないならば、自分で対処しようと思いましたが、Emacs Lispは不慣れですので、Geminiにお願いしようと考え、Geminiに相談を持ち掛けました。いきなりEmacs Lispについて相談したわけではなく、GNUSの現象を示して回答を求めたのですが、なんとGNUSの問題ではなく、fetchmailかprocmailが怪しいとの診断が出ました。
Geminiとの対話を繰り返した結果、設定ファイル「~/.fetchmailrc」の中で「mda "/usr/local/bin/procmail -f- -d %T"」とある「-f-」が原因ではないかというのがGeminiの見立てでした。procmailのオプション「-f-」というのは、PROCMAIL(1)によれば、「If fromwhom consists merely of a single `-', then procmail will only update the timestamp on the `From ' line (if present, if not, it will generate a new one).」と書かれています。このオプションが指定されていることで、メールの先頭にある「From」の次に「>From」という行が生成されてしまうようなのです。このような行があると、GNUSがメールヘッダをハンドリングしようとして失敗するので「[nobody](1970-01-01 09:00)(none)」となってしまうようです。
若干疑問なのは、届いたメールは全てprocmailを通すので、全メールが「>From」のようになっています。それでもサマリーモードが問題なく表示されるものもあるのです。この点についてGeminiに尋ねたら、何か説明してくれましたが、読み飛ばしてしまいました。
ちなみにmewを使った場合、サマリーモードでも全く問題ありませんでした。