simh上のAltair 8800シミュレータ上で東大版Palo Alto Tiny BASICが動作するようになりました。「Hello World」程度の簡単なプログラムを動かすなら何とも思いませんが、Tiny Trekのような(比較すれば)大きなプログラムを動かそうとすると、いちいちプログラムを入力するのは大変です。そもそもTiny BASICにはsaveやloadコマンドが存在しません。
本来のPalo Alto Tiny BASICでは、ASR-33の紙テープを使って、事前に作成済みの紙テープを使うことで、大きなプログラムを動かすことができたようです。simh上のAltair 8800シミュレータでは、紙テープのためのPTR/PTPデバイスは備えられていますが、本家も東大版も対応していません。対応できるように改造するという方法は考えられますが、まずは別の方法で対処しようと思います。
まず考えたのはクリップボードを利用する方法です。プログラムを事前にクリップボードに入れておけば、Altair 8800シミュレータ上で動作中の東大版Palo Alto Tiny BASICにクリップボードからコピーすれば、うまくいくと思いました。ちょっと試してみたところ、うまくいくようです。ところが、Tiny Trekのような大きなプログラムでは、クリップボードからのコピーが早すぎて、途中で文字の取りこぼしが発生してしまいました。
解決策を探していたら、AutoHotkeyというものが使えそうという感触を得ました。ちょっとしたスクリプトを作成することで、指定したファイルの内容を、あたかもキー入力したかのように、アプリケーションに送ることができるようです。以下に示すようなスクリプトをGeminiに作ってもらいました。試行してみたところ、うまくいったようです。
#Requires AutoHotkey v2.0
waitMs := 1000
selectedFile := FileSelect(16, A_MyDocuments . "\PaloAltoTinyBASIC\Altair8800", , "BASファイル (*.bas)")
if (selectedFile == "")
return
try {
Loop read, selectedFile, "UTF-8"
{
currentLine := A_LoopReadLine
SendText(currentLine)
Send("{Enter}")
Sleep(waitMs)
}
} catch as err {
MsgBox("処理中にエラーが発生しました: " . err.Message, "エラー", "Icon!")
}