2026-10-01

「/etc/login.conf.d」はOpenBSD 7.1で導入

OpenBSDではディレクトリ「/etc/login.conf.d」というものがあります。調べてみると、OpenBSD 7.1の「What's New」で次のように書かれています。

 Introduced support for storing capability databases in /etc/login.conf.d, allowing easy addition of custom login classes from packages and made rcctl(8) look for the login class in both login.conf and login.conf.d/${class}. 

 

パッケージで使われることを想定して導入されたようです。何か実例はないかと探してみると「databases/mariadb」に「mysqld.login」を見つけました。

 

またOpenBSDでは、「LOGIN.CONF(5)」で「Sites with very large /etc/login.conf files may wish to create a database version of the file, /etc/login.conf.db, for improved performance. Using a database version for small files does not result in a performance improvement.」と書かれています。OpenBSDでは「cap_mkdb」にかけるか否かはオプションです。ところがFreeBSDでは、「LOGIN.CONF(5)」では「Whenever to this, or the user's ~/.login_conf, file are made, the modifications will not be picked up until cap_mkdb(1) is used to compile the file into a database.」と書かれているように、「cap_mkdb」にかけなければなりません。

OpenBSDのログインクラスは手強い

今夏に手に入れたLet's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD/amd64 7.9をインストールしました。OSを入れただけなので、日本語環境とか、GUIとか、これから設定していくことになります。何から手を付けようかと思いましたが、まず日本語環境として、ロケール「ja_JP.UTF-8」、日本語フォント、日本語入力などを済ませようと思います。

 

まず最初にロケールの設定です。要するに環境変数「LANG」に「ja_JP.UTF-8」を設定するわけです。ユーザのホームディレクトリにあるドットファイルでファイルで設定する方法がありますが、ここはログインクラスを使おうと思います。FreeBSDではファイル「~/.login_conf」に書くだけでした。同じようにするだけかと思ったら、これはFreeBSD独自拡張であって、OpenBSDでは参照されないことが判明しました。

 

一方でOpenBSDにはディレクトリ「/etc/login.conf.d」という拡張があります。ファイル「/etc/login.conf」との使い分けが良く分からないので、マニュアル「LOGIN.CONF(5)」を良く読んでみようと思います。せっかくなので各BSDのマニュアルに目を通しておこうと思います。

 

そもそもログインクラスとは何のために存在し、どのように使うことが想定されているのか、役割がよくわかりません。マニュアルに記載されているのは、書式とか、設定できる内容がほとんどです。偶に簡単な歴史が書かれていることもありますが、様々な環境でドットファイルに何を書き、何を書かないか、詳述されていることはなさそうです。何か参考になる資料があればと思います。

2026-09-23

NetBSD/i386+MATEのdynabook SS SX/15AからOpenBSD/amd64+cwmのLet's note CF-SV8RDCVSへ

Windows Vista時代に購入したdynabook SS SX/15AをNetBSD/i386に入れ換え、MATEデスクトップ環境にして使ってきましたが、限界を感じるようになってきました。ここ数年は、32ビット環境を対象外とするアプリケーションが増えています。また、Vistaの頃から発生していましたが、PC本体が不調で、電源投入時にOSが起動しないことがあります。そういう場合には、本体を揺すってみたり、表面や裏面から押してみたりしているのですが、末期症状です。

 

2026年8月に、代替としてLet's note CF-SV8RDCVSを中古で購入しました。BSD系のOSを入れることには迷いはなく、Linux系は避けるつもりですが、FreeBSD/NetBSD/OpenBSDのような伝統的BSDにするか、DragonFly BSD/nomadBSD/helloSystemのような新興勢力BSDにするか、迷っていました。先月から今月にかけて各種BSDを試行検討してきました。さらにデスクトップ環境として何を選択するのかも、迷っていました。

 

最終的にFreeBSDかOpenBSDかの二択となりました。デスクトップ環境としてKDE plasmaを試行したらOpenBSDは動作が不安定だったこともあり、FreeBSDを選ぼうかという気になっていましたが、ブレーンストーミングとしてGeminiに相談しました。OpenBSDは独自の拘りに満ち溢れています。FreeBSDは、Linux系ほどではありませんが、NetBSDやOpenBSDのような拘りが薄く、使いやすさを追求する指向が強いと思います。

 

相談した結果、OpenBSDを選びました。デスクトップ環境を使うのは止めて、軽量ウィンドウマネージャであるcwmを使ってみようと思います。KDE/MATE/Xfceのようなデスクトップ環境は、初期状態からリッチな画面が提供されていますが、一方で軽量ウィンドウマネージャは、初期状態では地味な画面がデフォルトです。しかし設定次第でリッチな画面にできない訳ではないようです、antiXのような画面にすることも可能のようです。方向性は固まりました。 

2026-09-22

新興BSDを検討

Let's note CF-SV8RDCVSに伝統BSD(FreeBSD/NetBSD/OpenBSD)を評価してみました。NetBSDは、無線LANインターフェイス未対応だったため、候補から脱落しました。伝統的なBSD以外にも、次のような新興勢力のBSDがあります。これを検討してみました。

  1. DragonFly BSD
  2. NomadBSD
  3. MidnightBSD
  4. GhostBSD
  5. helloSystem
  6. ravynOS

 

DragonFly BSDには「HAMMER」という独自のファイルシステムがあります。helloSystemやravynOSは独自色が強い印象です。しかし新興BSDは、基本的にFreeBSDをベースにしており、それぞれに方向性は異なるものの、伝統BSDのような違いはありません。

 

Let's noteにインストールするにあたり、伝統BSDと新興BSDを等価に考えていました。しかし検討してみると、結局は、FreeBSDにするか、OpenBSDにするかの二択に絞られてきました。どちらにするにしても、GUIが欲しいので、デスクトップ環境に何を選ぶのかも決める必要があります。だいぶ絞られてきましたが、もう少し検討を続けようと思います。

2026-09-21

OpenBSDにKDE plasmaをインストール

Let's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD 7.9をインストールしました。FreeBSDとは違い、インストールが終わるとxenodmでグラフィカルにログインできますが、起動するのはtwmです。OpenBSDらしい硬派な環境ではありますが、デスクトップ環境を入れようと思います。FreeBSDで各種デスクトップ環境を試してみました。OpenBSDでは、FreeBSDよりは選択肢が少なくなりますが、メジャーなKDE plasmaを入れることが可能です。

 

OpenBSDでパッケージからインストールするにはコマンド「pkg_add」を使用します。OpenBSD Handbookの「Desktop Environments and Window Managers」を参考に「doas pkg_add kde-plasma」とすると、460個ほどのパッケージがインストールされました。xennodmからログインすると、KDE plasmaが起動します。FreeBSDでは「KDE plasma Version 6.6.6」でしたが、OpenBSDでは「KDE plasma Version 6.6.4」でした。

 

日本語環境として、フォント「noto-cjk」 と日本語入力「fcitx-anthy」を入れておきます。この後で、KDE設定から「Region & Language」として「日本語」を選択します。ログインし直すと、日本語環境になりました。

 

この後は更にFreeBSD同様にアプリケーションを入れて評価しようと考えていたのですが、動作が若干怪しいです。アプリケーションのアイコンをクリックしても起動せず、ホームディレクトリにはコアがあります。何が原因なのかは調べていませんが、ほぼ何もしていない段階で動作が不安定になると、使い続ける意欲が下がるのは否めません。

 

OpenBSDの評価は、ここまでにしようかと思います。FreeBSD/NetBSD/OpenBSDと伝統的なBSDをLet's noteにインストールしてきました。NetBSDは無線LANインターフェイスが未対応でしたし、OpenBSDはKDEの動作に不安があります。今後は、新興BSDを試してみようかと思います。

2026-09-19

OpenBSDは「wpa_supplicant」を使わない

Let's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD/adm64 7.9をインストールしました。有線LANを有効にしておいてインストールしたので、有線LANは使えますが、無線LANを有効にする設定が必要です。直前にインストールしたNetBSD/amd64 11.0では、Let's noteの無線LANインターフェイスが認識されませんでした。しかしOpenBSD/amd64 7.9は、「iwm0」として、ちゃんと認識されています。

 

無線LANの設定は、FreeBSDやNetBSDでは「wpa_supplicant」が使われます。ところがOpenBSDでは勝手が違うようです。「HOSTNAME.IF(5)」に従い「/etc/hostname.iwm0」を準備します。『OpenBSD Frequently Asked Questions』の「Wireless Networking」も参考にします。接続先が未来永劫にわたり1つしかないのであれば、それ専用の記述方法があるようですが、ノートPCですから出先で接続する可能性があります。このため「join」を使う記述方法にしました。

 

wpa_supplicant.confでは、暗号キーを暗号化してファイルに格納しましたが、hostname.iwm0ではべた書きするようです。心配なので、0600にしておきました。

 

ファイルを用意して、再起動したら、あっさり繋がりました。もう少し何かあるかと思いましたが、簡単でした。

 

OpenBSDは、まだ初期インストールして、無線LANが繋がるようになっただけです。ここから、FreeBSD同様に、各種環境を整えていこうと思います。 

2026-09-18

Let's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD/amd64 7.9をインストール

Let's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD/amd64 7.9をインストールしました。このマシンには、FreeBSD/amd64 15.1-RELEASE、NetBSD/amd64 11.0をインストールしてきましたが、いろいろな伝統的BSDや新興BSDを入れてみて、気に入った環境を探そうと思っています。

 

OpenBSDのインストーラは、「硬派」です。親切なGUIではないし、NetBSDのようなテキストベースのウィンドウでもありません。コンピュータ黎明期のUIのようにも見えます。

 

インストール中に「Do you want the X Window System to be started by xenodm(1)?」という質問で「yes」としておきました。インストールに成功し、再起動したら、xenodmというディスプレイマネージャが出てきました。ログインするとtwmという、これまた「硬派な」環境が立ち上がりました。

 

今の段階では、初期インストールが済んだだけです。FreeBSDのように、いろいろな設定をしていこうと思います。