2026-10-25

検証環境としてのArch Linux

Let's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD/amd64 8.0でcwmを使っています。cwmだけではシンプル過ぎて侘びしいので、tint2、rofi、jgmenu、conkyなどを入れてみようと考えています。さらにGTK系やQt系アプリケーションの設定とか、Fcitx5の設定用アプリケーションもあります。これらを動かしてみると、動きが妙だと思うことがあります。具体的には、画面が崩れるとか、ボタンを押しても反応がないとかです。これらが、そういうものなのか、OpenBSDであるが故に挙動が変なのか判断しようがありません。

 

そこで挙動を検証する環境を用意することにしました。VirtualBox上にLinuxディストリビューションの何かを入れて検証環境にしようと思います。ディストロは何でも良いのですが、Geminiに相談したらArch Linuxを勧められました。これを使うのは初めてです。インストール方法も独特で若干戸惑いましたが、慣れていないだけで、それほど難しいわけではありません。


これで検証環境が用意できたので、OpenBSDの動作が怪しい場合、Arch Linux上の動作と比べてみようと考えています。

 

2026-10-22

OpenBSD 7.9を8.0に更新

2026年10月20日にOpenBSD 8.0がリリースされました。これまで7.9を利用していましたので、8.0に更新しようと思いますが、OpenBSDで更新作業をおこなうのは初めてです。公式サイトに参考資料「Upgrade Guide: 7.9 to 8.0 」があるので、その手順に従いました。


手順は、簡単でした。

  1. doas sysupgrade
  2. doas sysmerge
  3. doas pkg_add -u


最初の「sysupgrade」を実行している最中に、再起動が2回おこなわれます。まずインストール用ファイルをダウンロードし、インストールする前に再起動されます。起動したら、ダウンロードされているファイルをインストールし、また再起動します。起動してきたところで、最終処理をおこない、OpenBSD 8.0になっています。

 

2番目の手順は「必要ならば」おこなうとのことです。実行する要否をどのように判断するのか分かりませんでしたが、実行してみました。一つのファイルだけ、マージできていなかったようなので、処理しておきました。

 

最後にインストール済のパッケージを更新します。インストールしたパッケージが増えると、ここの処理時間は長くなりそうです。

 

これまでFreeBSDやNetBSDではバージョンアップをした経験がありますが、OpenBSDでは未経験でした。更新中に再起動したとしても、立ち上がってきてから勝手に処理が継続されるので、ユーザ・フレンドリーと感じました。 

 

 

 

2026-10-21

cwmの「group」は、こう使うのか

OpenBSD Journalの「Getting started with cwm」を読むと、cwmの「group」を使う事例が記されていました。例えば、xtermとfirefoxが開かれているとします。

  1. 「CM-1」(Toggle visibility of group 1)を押す。
  2. カーソルをxtermに移して「CM-g」(Toggle group membership of current window)を押す。
  3. 「CM-2」(Toggle visibility of group 2)を押す。
  4. カーソルをfirefoxに移して「CM-g」(Toggle group membership of current window)を押す。 

 

上述した操作で、xtermとfirefoxを各グループに割り当てることができました。ここで、記事にもありますが、グループが別々なのに双方とも表示されたままになっています。これは「CM-0」(全グループを表示)状態にあるからです。表示されるグループを選択するには「CM-[n]」として、nに「1」や「2」を指定することになります。

 

記事の手順を追試してみて、cwmの「group」の使い方が理解できました。しかしながら、記事の筆者は、何故この手順を知っているのでしょうか。少なくとも「CWM(1)」や「CWMRC(5)」を読んでも、この手順を導き出すことはできないように思います。 

2026-10-18

cwmの「group」がよくわからない

Let's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD/amd64 7.9をインストールし、cwmを利用して環境構築中です。デスクトップ環境としては、KDE、MATE、Xfceなどがありますが、cwmを同列に語ることはできません。むしろウィンドウマネージャのfvwmやtwmの仲間でしょう。

 

cwmには「group」という概念があるのですが、どういうもので、どういう風に使うのか、よくわかりません。ネットを検索しても、そもそもcwmの事例が少ないので、情報がありません。最近ならGeminiに相談するという手段が考えられますが、適当に話をでっちあげられる可能性が高いので、あまり役に立たないだろうと思います。

 

現状における情報としては、次のようなものしかありません。これを参照しつつ、実機で動作を類推していくことになりそうです。

『英語史で解く英文法の謎』(NHK出版新書762)は面白い

『英語史で解く英文法の謎』(NHK出版新書762)を読んでみました。日本人にとって初めて学ぶ外国が英語だったというのが大多数だと思います。英語の様々な規則が「外国語ってそういうものというイメージ」になっているかもしれませんが、それは「英語だけの特殊事情」なのかもしれません。

 

本書の副題では「なぜ「3単現のs」をつけるのか」とあります。確かに不思議です。でも不思議なのはそれだけではありません。「第3章 なぜ文字と発音が一致しないのか」についても、確かに不思議です。日本語でも「は」と書いて「わ」と発音することがありますし、旧仮名遣いでは文字と発音が一致しないところがありますから、英語もそうなのかと思ってしまいます。しかし英語には英語の事情があるようです。

 

本書を読んで疑問が解消されたから、英検とかTOEICで好成績をおさめることができるということはないでしょうけれども、英文法がより身近になるきっかけにはなるかもしれません。

2026-10-17

OpenBSDのcwmのデフォルトとして定義されているバインド

Let's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD/amd64 7.9をインストールし、xenodm経由でcwmを利用する方向で設定しています。cwmを利用するのは初めてなので、いろいろと戸惑うところがありますが、慣れていこうと思います。まずはマニュアルを読むのが基本だと考えるので、参照してみました。若干気になる箇所が見受けられます。

  • マニュアル「cwm(1)」、「cwmrc(5)」とソースコード「xenocara/app/cwm/conf.c」を突き合わせてみると、ほぼ一致していますが、ソースにあるバインドの一部がマニュアルに記載されていません。記載されていないのは、マウスボタン1/2/3のバインド定義です。
  • キーバインド「CM-equal」と「CMS-equal」は、英語配列キーボードなら問題ないと思いますが、日本語配列だと意図した動作をしません。つまり日本語配列で「=」というのは、シフトキーを押しながら「-」キーをおすことになります。「CM-equal」というのは、日本語配列キーボードでは「CMS-equal」になってしまうのです。この問題を解決するには、キーバインドを変更する必要があります。
  • 一部の機能が、キーバインドとマウスバインドの双方で定義されていました。
  • マウスバインド「M2」には「menu-group」が定義されているのですが、Let's noteのようなノートPCでは、マウスボタン1と3を同時押しすることになるので、使いにくいです。

 

cwmを使うのが初めてですので、不慣れなのは間違いありません。なぜこの機能がこのバインドに割り当てられているのだろうと思うところが無いわけではありませんが、慣れの問題でしょう。しかし「CM-equal」と「CMS-equal」の件は、慣れではなく、障害です。これらは「Toggle vertical maximization」と「Toggle horizontal maximization」に割り当てられています。さらに「CM-m」が「Toggle maximization」に割り当てられているので、これらをまとめて再定義しようと思います。

 

cwmでは「Windowsキー」を「4-」として指定することができます。これを利用して「~/.cwmrc」を以下のように設定してみました。

# Key bindings
bind-key 4-m window-maximize
bind-key 4-v window-vmaximize
bind-key 4-h window-hmaximize

unbind-key CM-m
unbind-key CM-equal
unbind-key CMS-equal
#[EOF] 

2026-10-16

/etc/firefox/にあるunveil.mainとunveil.contentを変更

Let's note CF-SV8RDCVSにOpenBSD/amd64 7.9をインストールしました。OSを入れた後で、個人的な定番アプリケーションであるFirefoxやLibreOfficeを入れました。また日本語フォントとしてnote、日本語変換のためにfcitx-anthyも入れました。これでFirefoxを普通に使えると思っていたのですが、そうはいきませんでした。Ctrl-Oでファイルを開くダイアログを押しても、ディレクトリ「~/Documents」にあるはずのファイルが一覧に出てこないのです。

 

OpenBSD版Firefoxは、ディレクトリ「/etc/firefox/unveil.*」というファイルを参照してセキュリティを強化しています。ファイル「/usr/local/share/doc/pkg-readmes/firefox」には、「disable」とだけファイルに記述すればunvelを無効にできると書かれています。試しにファイル「/etc/firefox/unveil.main」に「disable」とだけ書いてみると、一覧に出なかったファイルが出てくるようになりました。

 

一件落着かと思ったのですが、ファイルを選んでボタン「開く」を押しても、「ファイルが見つかりません」というエラーが出てしまうのです。これもunveilの仕業なのでしょう。調査し手見ると、ファイル「/etc/firefox/unveil.content」が怪しいと判明しました。

 

最終的に、ファイル「/etc/firefox/unveil.{main,content}」を変更し、参照したディレクトリを書き込むことで、今度こそ本当に一件落着しました。

 

OpenBSDはセキュリティを強化していると聞いていましたが、確かにそのようです。今回の問題で参照したファイルは、ディレクトリ「/etc/firefox/」にありますから、変更した設定は全ユーザ共通の挙動となります。OpenBSDをインストールしたマシンは、個人的に使うので、ユーザは私自身しかいません。しかし多くのユーザが利用する場合であれば、慎重な対応が求められるでしょう。制限を緩めて欲しいユーザがいたとしても、その要求を飲めば、全ユーザの制約が解除されてしまいます。各ユーザのホームディレクトリ以下に「unveil.main」などのファイルを置いたとしても、Firefoxが参照することはないようです。今後どうなるか不明ですが、OpenBSDのセキュリティ対応を信じていくことになるでしょう。