2020-05-11

It was a Dark and Stormy Night.

NHKラジオで「遠山顕の英会話楽習」を聴くようにしています。以前は「ラジオ英会話」でしたが、数年前に講師が変わったので、こちらの番組に移ってきました。テキストも買い、スキットを暗唱できるのを目標にしています。

2020年5月の第2週Dialog 3(2020年5月11日放送)のタイトルは「It was a Dark and Stormy Night」でした。テキストでは「余りにもわざとらしい物語の出だしの例として有名」と説明されています。

日本語では「それは暗い嵐の晩だった」とテキストにはありますが、これは確か有名なコミック「ピーナッツ」でスヌーピーが作家になりきっている時によく見かける文ではないかと気づきました。このコミック以外で使われている事例は知りませんが、要するにアメリカでは定番のギャクネタということなのでしょう。

意外なところで、異なる二つの情報が繋がった、という気がします。

2020-05-07

The Feynman Lectures on Physics

物理学を学ぼうとする際の教科書として『ファインマン物理学』を勧める声が多くあります。この書籍は、原文では3巻組ですが、日本語訳では5分冊になっています。これまでにも図書館などで借りて読んだことがありますが、小説を読むわけではないので、短時間で読むことは出来ません。たいていの図書館では2週間くらいしか借りられないので、その時間ではとても足りないのです。何時でも読めるように手元におこうと考えても、けして安くはない買い物で、二の足を踏んでいました。

先日Webを見ていたら、ある記事の中で『ファインマン物理学』がWebで公開されていると書かれていました。調べてみたら「The Feynman Lectures on Physics」というサイトがあり、(もちろん原文ですが)書籍も全て読めるようになっていました。さらにファインマンの講義資料なども公開されており、とても充実しています。

ウィキペディアの「ファインマン物理学」に書かれていますが、この書籍は講義を書き起こして出来ているため、元々教科書として執筆された書籍とは成立が異なっています。厳密に言えば、これは教科書というよりも、副読本なのかもしれません。
この本はファインマンの講義のテープ起こしが元であるため、各章のまとめ、具体的な計算手順を示した例題、演習問題など一般的な物理の教科書が備えるべき要素が多く欠けており、講義の教科書や独習用としては採用しにくいといえる。

物理学に限りませんが、いかに著名な教科書であろうとも、真に理解を深めるには、テキストを読み流すだけに留まらず、実験したり、例題や演習問題を解いたり、式の導出を追いかけたりすべきだと思います。そういう事をすると、読むのにも時間がかかりますので、Webで何時でも読めるのは大変助かります。日本人としては英文なのが難点ではあります。しかし(和訳本にありがちな)変な翻訳だったり訳出が省略されていたりする事を考えれば、英文で勉強できる態度を身に着けておく方が、今後の自己の世界を拡げていくのに役立つでしょう。

2020-05-05

東京発大阪行145列車

先日書店で『日本鉄道歴史紀行』という書籍を見かけたので買ってみました。他の書籍などでは見られない写真や記事が多く、愉しみながら読んでいます。

「のんびり列車で育む旅の思い出 夜行普通・快速列車」(pp.42-43)の中に次のような記述がありました。
この大垣夜行だが、元々は明治22年から走っていた東京~神戸・大阪間の長距離普通列車が前身といえる。それが昭和43年の10月に行われた大規模ダイヤ改正(通称ヨンサントオ)で廃止される見込みだったが、この普通列車を惜しむ声が多く寄せられ、当時の国鉄総裁・石田礼助の決断で存続が決まった。

ここに書かれているような経緯や年代などが事実なのかどうか判断する材料を持っていませんが、有名な「大垣夜行」(現在の「ムーンライトながら」) が明治から続く列車の後継とは知りませんでした。

ふと思えば、最近『時刻表 完全復刻版 1964年9月号』も買っているので、明治からありヨンサントオで廃止されそうになった長距離普通列車が掲載されているかもしれないと思い、確認してみました。東京23時30分発大阪10時47分着145列車がありますので、おそらくこれがそうなのでしょう。ずいぶん時間がかかっていますが、途中で長時間停車して時間調整している訳でもなく、名古屋で9分間停車するのが最長でした。その1時間前には急行第2せっつ東京発22時30分大阪着9時30分113Mがあり、さらに前にも急行月光東京発22時大阪着8時57分17列車など多数の大阪行が運行されていました。

下り145列車に対応するのが上り144列車だと思いますが、こちらは姫路発12時58分東京着4時56分です。途中の停車時間も長く、京都で12分、米原で10分、大垣で7分、岐阜で5分、名古屋で11分、浜松で8分、静岡で5分、沼津で28分、熱海でも28分も停車しています。これだけ停車時間が長いのは東京に到着する時間を考えての事だと思いますが、それだも早朝5時前に東京に到着してしまいます。それなら姫路出発を遅らせられないのかと思いますが、そうもいかなかったのでしょう。

2020-05-04

解析入門('18)

放送大学で2020年4月からは「解析入門('18)」も受講しています。以前に「入門微分積分('16)」を受講したので、その発展です。この科目の講師は川添健放送大学客員教授(慶應義塾大学教授)です。

印刷教材(放送大学では教科書をこう呼びます)は、例題や演習問題も多く、しっかり勉強していかなければならないと思っています。放送授業をボンヤリ聞いて、印刷教材を流し読みしていては、学期末に行われる単位認定試験で苦しむことになるでしょう。学問の苦しさというのは受け入れられますが、勉強しないまま試験に臨んで苦い思いをするのは、受け入れがたいです。

印刷教材をよく読んで、数式の変形なども、自分で理解していくようにしようと考えています。しかしながら、考えても「???」となるところも少なくありません。完全にわからなくても先に進んだほうが良いと言われる場合もありますので、とことんこだわる場合もありますが、諦めて先に進む場合もあります。

「第3章 偏微分の計算」の中の例題3.6では、直交座標と極座標のラプラシアンの関係を示すというものでした。例題の解答を読んでも、途中の式の展開でついていけなくなり、困ってしまいました。そこで諦めずに、頭を絞るのが勉強だとは思いますが、ネットを検索して参考となる情報を探すのも、勉強方法のひとつではないかと思います。自分で考える気がなくて、丸投げするだけとなるようなネットの使い方は、慎むべきだと思いますが、自分で理解を深めようとする一環でネットにある情報を探すのは、推奨されるべきだと思います。

直交座標と極座標におけるラプラシアンの関係式は、よくある話題のようで、ネットを検索すれば多くの情報がみつかります。しかし印刷教材に書かれているのとはやり方が異なり、直接的な参考になりません。それでも検索を続けていたら、ほぼ同じやり方で計算している資料が見つかりました。その資料にしても、式の展開を全て細々と書いてあるわけではなかったのですが、印刷教材に書かれているものよりは詳しいので、参考になりました。まず最初に見つけた資料で式の展開を最後まで理解して、それから改めて印刷教材の記述を読んでみると、すっきりと理解することが出来ました。

2020-05-03

ミシェル・オバマ『マイ・ストーリー』読了

少しずつ読んでいた『マイ・ストーリー』を読み終えました。どのような時に、何を考えて、どう行動してきたのかについて語られており、とても参考になりました。

興味をひいた箇所は数多くあるのですが、「エピローグ」にある記述には考えさせられました。
これまで何度も訊かれてきたので、ここではっきりと言っておきたい。私は政治家になるつもりはまったくない。もともと政治を好きになったことは一度もなく、この10年を経てもその気持ちはほとんど変わっていない。政治の嫌な部分には今でもうんざりしている。

アメリカの選挙の仕組みは日本とは異なるかもしれません。しかし本書を読む限りでは、バラク・オバマが議員に立候補したときも、大統領選挙に出馬したときも、常に応援演説で駆け回っていたようです。それが選挙の投票数に対して影響を与えたのかは、本人でも分からないでしょう。しかし応援演説を聞いている側からすると、応援演説の中に政治を嫌っているという気持ちを感じたら、応援されている候補者に好印象は持たないのではないかと思います。ミシェル・オバマが応援演説で訴えたのは、個人の気持ちとして政治が好きとか嫌いとかということではなくて、バラク・オバマが議員として大統領として相応しいのかを、納得してもらう材料を提供することだったと思います。しかしながら、そのような応援演説を聴くことで、ミシェル・オバマ自身も選挙に出馬することを期待する声が出てきているのでしょう。ひろく自分の主張を訴えたりしていると、本人の気持ちには無関係に、出馬を待望する声があがるのは、日本でも同様です。

ミシェル・オバマの件から離れて、もっと一般的に考えれば、何か行動している事柄に対して、外野から(本人の気持ちを誤解した)オファーがあるのは、よくあるのではないかと思います。

2020-04-29

連続立体交差事業

Webに「京急品川駅が景色が変わるほどただいま大改装中 「連続立体交差化」って何?」という記事がありました。京急品川駅前後の区間を向こう10年間の予定で工事をおこなうようです。このような工事がおこなわれる場合、踏切の解消などの交通対策がいつも目的のひとつにあげられます。品川駅に近い踏切は、時間帯によっては1時間のうち40分も閉じたままなのだそうですから、ほとんど「開かずの踏切」です。この解消は重要な目的となるでしょう。

「連続立体交差事業」というのは、日本の何処かで常に行われています。例えば阪急電鉄の「淡路駅付近連続立体交差事業」では2008年から工事が始まっており、2024年に高架に切り替える予定です。

これらの立体交差事業の名称をよく見ると「連続」という言葉が入っています。

おそらくその意図は、「単独」の立体交差を図る事業なのではなく、「複数」(それも連続)の立体交差を図る事業であることを明らかにしておきたいのではないかと思います。つまり交通量の多い(平面で交差している)交差点を、そこだけ立体交差とする事業などとは違うということなのでしょう。

もしそれが「連続」をつける理由であるなら、「連続」をつけずに単に「立体交差事業」としておくだけで良いのではないかと思います。上述した道路の例でも、「単独立体交差事業」のようには呼ばないだろうと思うし、事業を行うことで立体交差となる箇所が何か所あろうとも、全て「立体交差事業」で十分ではないかと思います。

2020-04-26

the “OpenVMS Community License Program” by VMS Software, Inc.

元々はDEC(Digital Equipment Corporation)が開発したOpenVMSには「OpenVMS Hobbyist license program」という個人ユーザ向けライセンスがありますが、現在はHPE(Hewlett Packard Enterprise)によって提供されています。ところが先日、ライセンス提供を終えることが予定されているというメールが届きました。このメールは世界中のユーザにも一斉に送られたようで、ユーザが集まるコミュニティにおいて、今後どうなるのかという心配する声が溢れていました。

OpenVMSは、DECを買収したCOMPAQが、さらにHPと合併したことにより、HPEが権利を保有していました。しかしHPEにとって今後も開発をしていく気はないらしく、数年前にVSI(VMS Software, Inc.)に権利を渡してしまいました。そのVSIが2020年4月22日に「OpenVMS Community License Program」を提供するつもりがあることを発表しました。
It will be called the “OpenVMS Community License Program”, and we are currently in the process of working out all the details, which will be available well before the end of the HPE Hobbyist license program.
このようなアナウンスが出たことはcomp.os.vmsの「OpenVMS Community License Program」で知りました。

詳細は検討中とのことなので、正式に発表されてみないと安心はできませんが、ちょっとホッとしました。提供アーキテクチャにはVAXが含まれているのか(僕はVAXstation3100を何台か所有しているので、気になります)とか、 ライセンス料金はどうなるのだろう(現在HPEから提供されているOpenVMS Hobbyist license programは無料です)とか、いろいろと気になるところがあります。今後の動向を注視していこうと思います。