2020-05-04

解析入門('18)

放送大学で2020年4月からは「解析入門('18)」も受講しています。以前に「入門微分積分('16)」を受講したので、その発展です。この科目の講師は川添健放送大学客員教授(慶應義塾大学教授)です。

印刷教材(放送大学では教科書をこう呼びます)は、例題や演習問題も多く、しっかり勉強していかなければならないと思っています。放送授業をボンヤリ聞いて、印刷教材を流し読みしていては、学期末に行われる単位認定試験で苦しむことになるでしょう。学問の苦しさというのは受け入れられますが、勉強しないまま試験に臨んで苦い思いをするのは、受け入れがたいです。

印刷教材をよく読んで、数式の変形なども、自分で理解していくようにしようと考えています。しかしながら、考えても「???」となるところも少なくありません。完全にわからなくても先に進んだほうが良いと言われる場合もありますので、とことんこだわる場合もありますが、諦めて先に進む場合もあります。

「第3章 偏微分の計算」の中の例題3.6では、直交座標と極座標のラプラシアンの関係を示すというものでした。例題の解答を読んでも、途中の式の展開でついていけなくなり、困ってしまいました。そこで諦めずに、頭を絞るのが勉強だとは思いますが、ネットを検索して参考となる情報を探すのも、勉強方法のひとつではないかと思います。自分で考える気がなくて、丸投げするだけとなるようなネットの使い方は、慎むべきだと思いますが、自分で理解を深めようとする一環でネットにある情報を探すのは、推奨されるべきだと思います。

直交座標と極座標におけるラプラシアンの関係式は、よくある話題のようで、ネットを検索すれば多くの情報がみつかります。しかし印刷教材に書かれているのとはやり方が異なり、直接的な参考になりません。それでも検索を続けていたら、ほぼ同じやり方で計算している資料が見つかりました。その資料にしても、式の展開を全て細々と書いてあるわけではなかったのですが、印刷教材に書かれているものよりは詳しいので、参考になりました。まず最初に見つけた資料で式の展開を最後まで理解して、それから改めて印刷教材の記述を読んでみると、すっきりと理解することが出来ました。

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