2022-08-04

シチーにまつわる諺

2022年4月から放送大学で受講していた「初歩のロシア語('22)」は、7月末に単位認定試験を受け、一区切りがつきました。45分間の授業が15回だったので、ようやくロシア語がどのようなものなのかが分かりかけてきたところです。同時に聴き始めたNHKの「まいにちロシア語」は、入門編15分間が週3回あり、それが半年間続くので、こちらは9月末まで続けるつもりです。

 

「初歩のロシア語('22)」の講師だった沼野恭子先生の著書を書店でみかけたので購入してみました。ちくま文庫の『ロシア文学の食卓』ですが、10年ほど前に日本放送出版協会から出ていたものに若干手を入れたもののようです。ロシア料理というとボルシチとかピロシキをよく耳にします。ロシア文学作品にあらわれるロシア料理を前菜からデザートや飲み物にいたるまで紹介しており、ロシア料理を知るためにも、ロシア文学を知るためにも、とても良いと思います。

 

シチー」という人気のあるロシア料理があるそうで、その人気のほどを示した諺があるそうです。著者は次のように書いています。

なにしろ「実の父親にはそのうちうんざりするが、シチーはぜったい飽きがこない」という親不孝な諺まであるほどである。


シチーが如何に人気のあるロシア料理なのかをあらわすには、これ以上の諺はないのではないかと感じました。

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