2025-10-29

リクライニングできるシートは別料金

WestJet、一部の機体でリクライニングシートの利用を有料化へ」という記事によると、リクライニング可能なシートに座るには別料金が必要だそうです。また記事には、次のような記述もあります。

また、「座席を固定角度にすることで、後ろの席の人がシートを倒されたことによって個人的な空間が侵されるという感覚を軽減できる」という顧客テストの結果を挙げています。

 

リクライニングでシートを倒す際、後ろの席の人に声をかけるか否かという事は随分前から論争になっています。「リクライニングできる機能を持っているのだから、声をかけずに、席を倒して何が悪い。」と主張する立場もあれば、「リクライニングする際には後ろの席にご配慮ください」とアナウンスが流れている場合もあります。

 

このような問題は飛行機だけではなく、新幹線や特急電車など、さらに高速バスなどでも発生しています。

 

私自身はリクライニングを使いません。また前の席の人が、リクライニングを使う前に、声をかけてくれても、かけなくても構いません。ただし、リクライニングシートはフルフラットになるわけではありませんが、リクライニングの最大限近くまで倒されると、ちょっと一言欲しいとは思います。 

2025-10-28

手招きジェスチャーの国内外の違い、さらに救急車のサイレンは「ピーポー」なのか「ポーピー」なのか

文化の違いと言ってしまえばそれまでかもしれませんが、身体動作によるジェスチャーは、日本と外国とで大きく違う場合があります。いろいろあると思いますが、例えば手招きのジェスチャーです。「国が変わればジェスチャーやしぐさも変わる!日本と海外の違いを知って正しくコミュニケーションを!」には、次のような記述があります。

その他、よく聞くジェスチャーとしては、手招きの違いがあります。日本では手のひらを下にして「こっちにおいで」と手招きしますが、欧米では「あっちに行け」という意味に捉えられてしまいます。外国人に手招きしたいときは、「手のひらを上」にして手招きすればOKです。

 

確かに 日本では、手のひらを下にして、ひらひらさせるジェスチャーが「こっちにおいで」を意味します。しかしよく考えると「あっちに行け」も同様のジェスチャーではないでしょうか。よく見れば、そのジェスチャーが「こっちにおいで」と「あっちに行け」とでは、ひらひらさせる様子が微妙に異なっており、日本の風習に通じていれば見分けられるのでしょう。しかしそうでなければ、その違いはわからないと思います。その点で、外国のように、「手のひらを上」にすれば「こっちにおいで」、「手のひらを下」にすれば「あっちに行け」となるのは、間違えようがありません。

 

ここで発想を飛躍させ、救急車のサイレンについて考えてみます。「ピーポー」という音が繰り返されるもので、緊急走行中には鳴らすことが法令で定められているそうです。その法令の条文を参照していないので、見当はずれなことを言ってしまうかもしれませんが、このサイレンは「ピーポー」の繰り返しなんでしょうか。それとも実は「ポーピー」の繰り返しではないのでしょうか。

 

このようなことは、今まで考えたこともなく、誰もが当然の事として「ピーポー」というサイレンを鳴らしていると思い込んでいるので、実際に救急車がサイレンを鳴らしながら緊急走行をしているのを目撃しても、頭の中では「ピーポー」の繰り返しであると認識しているのでしょう。しかし無理やり意識を変え、これは「ポーピー」の繰り返しだと思い込めば、そういう風にも聞こえてくるのではないでしょうか。 

 

救急車サイレンは、約770Hzと約960Hzの繰り返しだそうです。おそらく仕様書にも、そのように記述されているのでしょう。しかし第1声が約770Hzで、第2声が約960Hzだとまで指定されているのでしょうか。別に記述されているはずがないと主張するものではなく、書かれていても構わないのですが、おそらく2つの周波数の音を交互に発声するとしか規定されていないのではないかと思います。どちらが第1声で、どちらが第2声なのかは、別にどちらでも気にしないのではないかと推測するのです。 

 

このようなことをクドクドと気にして何になるのかと思われるところですが、確かにその通りです。しかし意識することもなく、当然のことのように思い込んでいる「常識」が何処からきているのかを、ちょっとくらい気にするのも一興ではないでしょうか。 

Windows11でMSFS2002を動かすと「ハードウェア アクセラレーションを使用」が有効だと異常終了してしまう。

Windows10のサポート終了を期に、Windows11を動かすために新しくデスクトップPCを購入しました。これまでWindows10で使用していた各種アプリケーションなどを移行し、移行できなかったものもありますが、日々の利用にあう環境を整えました。偶にしか使用しないアプリケーションもあるので、完全に以前と同じになったわけではありませんが、大筋で移行ができたと思います。

 

Windows10のPCでは、Microsoft Flight Simulator 2002をインストールしていました。あまり熱心に遊んでいたわけではありませんが、まだまだ興味を失っていないので、新しいWindows11のPCにもインストールしておきました。

 

基本的には動くのですが、すぐに異常終了してしまいます。このような現象はWindows10ではありませんでした。そもそもMSFS2002はWindow11をサポートしていないので仕方ありません。しかし設定オプションの「ハードウェア アクセラレーションを使用」を無効に設定すると、少なくとも異常終了はしなくなりました。しかし画面表示がおかしくなり、計器類が消えたり、一部だけが表示されたりして、困った状態になるのですが、我慢するしかないでしょう。

 

異常終了してしまう状況を確認するため「イベント ビューアー」を調べたら、次のような記録が残っていました。

障害が発生したモジュール名: ucrtbase.dll、 バージョン: 10.0.26100.6899、タイム スタンプ: 0x5554c871
例外コード: 0xc0000005 

 

ucrtbase.dllというのは「Universal C RuntimeライブラリのDLL」だそうです。例外コード: 0xc0000005の方は「アクセスバイオレーション」とのことなので、結構致命的です。これを解決するために利用者側でできることは何もないでしょう。 

2025-10-26

「今度飲みに行きましょう」

親睦を深めるためなのか、単に飲み食いが好きなだけなのか、「今度飲みに行きましょう」と言い出す人がいます。言い方を変えて「今度飯食いに行きましょう」という場合もあります。このような発言の意図を問おうというのではなく、この発言から考えられる事を書き連ねてみたいと思います。

 

発言した当人と一緒に「食事」や「飲み」に行くとは限りませんが、誰でも食事はします。食事をせずに生きていける人はいないでしょう。「飲み」に行くというのは、暗黙的に「酒」を飲むということを意味していると思いますが、「飲みに行きましょう」と言っておいて、「珈琲」を飲むとか「お茶」を飲むということにはならないと思います。そうだったら、「珈琲でも飲みましょう」とか「お茶を飲みに行きましょう」とか言うでしょう。

 

会話の中で「今度○○しに行きましょう」という発言が出たら、その「○○」は、「誰でもすること」と一般に思われている事柄だと思います。もしかすると必ずしも「誰でもすること」ではない可能性もあります。「飲みに行きましょう」というのが、まさにそうです。しかしそこに「酒を」という含意があるとしても、「飲みに行きましょう」というのは、よく使われるフレーズには違いないでしょう。こう考えると、「○○」というのは、全員必ずする訳ではないが、大多数がする(と思われる)事柄なのかもしれません。

 

さて、「大多数がする(と思われる)事柄」ならば何でもよいかというと、そうでもなさそうです。例として適切なのかどうかわかりませんが、「ゴルフ」などはどうでしょうか。ゴルフを普段からするのがメジャーかどうかわかりませんが、一定数いることはまちがいありません。そこで「今度ゴルフに行きましょう」という発言が出たら、そこには前提として互いにゴルフ好きであることが確認されている必要があって、その上で発言しないと微妙な空気になってしまいます。

 

また別の例を考えますが、「パチンコ」などはどうでしょうか。昔々に比べると「パチンコ」は流行らないのかもしれません。それでも、前提として互いにパチンコ好きであることが確認されているとしても、「今度パチンコに行きましょう」という発言にはならないような気がしますが、どうなのでしょうか。パチンコというものは、個人で勝手に遊ぶものであって、誰かと一緒にするものではないからでしょう。

 

またまた別の例を出しますが、「キャッチボール」ならどうでしょうか。前提として互いにキャッチボールは嫌いじゃないことが確認されていて、しかもキャッチボールは相手を必要とするわけですが、それでも「今度キャッチボールしましょう」という発言が出てくるかというと考えてしまいます。レアケースとして無いわけではないとも思いますが、営業現場のトークとして出てくるような発言ではないでしょう。

 

結局のところ「今度○○しに行きましょう」という「○○」には、なんでも入るわけではなく、よく入るものと、絶対入らないものがあって、そのバリエーションは文化慣習なのでしょう。日本では当たり前でも、当たり前ではない文化があるかもしれません。逆に日本では考えられないのに、それが当たり前の文化があるかもしれません。そういうことを考えてみるのも愉快ではあります。 

WSLのインストールが簡単になった

Windows11を使うため、新しいPCを購入しましたので、Windows10だった旧PCで使っていたソフトをインストールし、同様の環境を作ろうとしています。その一環として「WSL」をインストールしました。

 

10年ほど前にWSLが登場したころは、まだ開発途上だったからでもありますが、インストール手順が面倒だった記憶があります。それなのに、今回Windows11においてWSLをインストールする手順は、とても簡単でした。Windows PowerShellのコマンドラインを開き、「wsl --install」と入力するだけです。あまりに簡単すぎて拍子抜けでした。

2010年問題

Windows11を使うため、新しいPCを購入しましたので、Windows10だった旧PCで使っていたソフトをインストールし、同様の環境を作ろうとしています。その一環として「The Complete National Geographic」をインストールしました。

 

インストールしようとすると、途中でエラーが出てしまいます。この問題は、事前に「Error Message During National Geographic DVD Install」という情報を得ていました。そこでの解決策は「What a crazy trick: change the date to 2010!」、という奇妙なものでした。なぜこれが解決策になるのか不思議ですが、試しにマシンの日付を「2010年」に変更してみたら、なんとインストールが完了しました。

 

インストール出来てしまいさえすれば、マシン日付を元に戻しても問題ないので、インストールが完了したら「2025年」に戻しておきます。これでNational Geographicの(英語版ですが)創刊号以来の記事がよめるようになりました。 

2025-10-21

自動運転の車に違反切符を切る場合

the japan times alphaの2025年10月17日号の「This Week's OMG」には「California police couldn’t give this Waymo a ticket」が掲載されています。警察が、交通違反の車を停車させて、違反切符を切ろうとしたところ、自動運転の車だったので、違反切符を交付する相手がいなかったそうです。

 

記事では、自動運転の車だからドライバーがいないので、違反切符を交付する相手がいないという側面で書かれています。しかし僕が驚いたのは、自動運転の車でも、警察から停止を命じられると、それに反応して車を止めるという点です。

 

Webを探すと「自動運転レベル」について情報が得られます。「完全自動運転(SAE レベル5)」になると、「常にシステムが全ての運転タスクを実施」するそうですが、「全ての運転タスク」とは何かが問題になると思います。障害物を避けるとか、道路を逸れないとか、信号や交通法規に従うというのは、当然だと思います。ただし、そこに「警察から停止を命じられる」という状況が含まれているのでしょうか。もし含まれているなら、凄い技術だと感心します。

 

警察が停止を命じるというのは、アメリカでどうのようにしているのか知りません。しかし日本であれば、例えばパトカーから拡声器で、「前方の車は、減速して左側に停車してください」とか言うのではないでしょうか。「完全自動運転」の車は、それを聞き取り、停止を命じられていると判断し、減速して停車しなければならないわけです。これをやってのけるというのは、簡単ではないはずなのに、例の記事の車は停車したようなのですから、これは凄いことではないでしょうか。

 

もしかするとアメリカでは、逃走を防ぐため、停止させたい車の前に先回りし、進路を塞ぐようにして、停車を命じるのかもしれません。そうだとしても、自動運転の車が「警察から停車を命じられている」という状況を認識できなければ、前方の障害を避けようとして、車線を変更し、走行を続けるかもしれませんし、加速して走行し続けるかもしれません。これは、その車が自動運転だと気づいていない警察の側からすれば、「逃走を図っている」ように見えてしまうでしょう。下手をすれば、銃撃戦が始まってしまうかもしれません。

 

日本の現状は、JAFによると「SAE自動運転レベル3の「条件付自動運転車(限定領域)」まで実車化が進んでいます」だそうです。将来は日本でも、この記事のような光景が見られるのでしょうか。

USB-PS/2変換アダプタを使ったら、電源オン直後でもキーボード入力が可能となった

新しいPCを購入し、Windows11に移行しました。これまでWindows10を使っていたので、その頃と同等の環境に移行しようとしています。最低限の移行は済ませましたが、以前と同等とするには、まだ移行作業が必要です。

 

移行作業とは別に、新しいPCに変わったことで、いろいろと使い勝手が変わっています。大きな問題もあるし、小さな問題もあります。深刻な問題もありますし、些細な問題もあります。そのひとつが、ある日に最初に電源を入れた直後に、キーボードから入力ができないことです。最初は驚いたのですが、USBポートを刺し直すと、キー入力できるようになることがわかりました。ひとまず解決策は見つかっているのですが、毎日USBポートの刺し直しをするのは、些細な作業ですが、ちょっと憂鬱です。

 

Webを検索して同様の事例を探したり、いろいろな対策を試行錯誤したりしました。最終的に、原因や理由は不明なのですが、解決しました。その経緯は次の通りです。

  1. USBポートに接続したキーボードが、ある日に最初に電源を入れた直後、入力できない。
  2. キーボードが接続しているUSBを刺し直すと、入力できるようになる。
  3. タイミングの問題化と思い、電源を入れた直後にはマウスなら使用できるので、再起動させてみた。しかしキーボード入力ができるようにはならなかった。
  4. USBポートを変えてみた。USB2のポートに刺していたのを、USB3のポートに変更してみた。しかしキーボードが入力できるようにはならなかった。
  5. キーボード自体はUSBですが、たまたま手元に「USB-PS/2変換アダプタ」があったので、これを使ってPS/2キーボードのポートに刺してみた。
  6. なんと、ある日の最初に電源を入れた直後でも、キーボード入力ができるようになった。

 

キーボード本体は同じなのに、USBポートではダメで、PS/2ポートならうまくいくというのが、不思議です。手元にあった変換アダプタは、使用しているキーボードを購入した際に付属していたものです。その当時から、キーボードはUSBポートに刺していましたので、不要だったので捨ててしまっても構わなかったのですが、何となく残しておきました。それが今になって役にたちました。

 

この変換アダプタについては「かつてマウスやキーボードに付属していたUSB端子をPS/2コネクタに変換するアダプターの仕組みについてMicrosoftの開発者が解説」という記事を見つけました。また「実はゲーマー向き?PS/2キーボードが見直されるかもしれない」という記事も見つけたので、PS/2ポートが見直されているのかもしれません。

2025-10-20

自宅の柿の木が今年は豊作

10年ほど前に、ホームセンターで柿の苗木を購入し、自宅の庭に植えました。その2年後に初めて数個の柿の実がなり、それ以来、毎年秋には柿を食べるのを楽しみにしています。

 

今年は、大豊作です。夏の終わりごろから沢山の実がついていて、とても食べきれないだろうと思っていました。熟してから食べ始めても間に合わないだろうと思ったので、多少早いかなと思うころから食べ始めました。あまりにも沢山実っているので、食事ごとに2個も3個も食べ、今時点で90個も食べましたが、まだ柿の木には数十個以上も実っています。

 

そろそろ完熟して、自然に地面に落ちてしまう実も出てきました。それでも不思議なのは、一斉に完熟するわけでもないことです。完熟した実の隣には、まだ熟していない実も並んでいて、そういうものなのかと思って眺めています。

 

木の上の方に実っている柿は、脚立に上らないと手が届きません。日の当たりも良いので、完熟に近くなっているようです。それを採りにいくよりも、下の方から先に食べていこうと思います。おそらく、上にたどり着くまでに、完熟して自然に落ちてしまうのではないでしょうか。 

2025-10-19

Windows11にはssh-addがあるようだ

Windows10のマシンを使っていたころは、LaTeXやRの処理をFreeBSD/amd64のマシンで実行させるため、リモート処理を行うスクリプトを書いて使っていました。内部ではRSHを利用してリモート側のコマンドを起動させていました。Windows10に元々RSHが入っていたのか、どこからか探してきたのか忘れてしまいましたが、少なくともWindows11にはRSHがありません。その代わりにSSHが標準で入っています。

 

RSHを利用している処理をSSHを使うように変更するのは簡単ですが、SSHにするとパスフレーズを入力しなければならなくなります。それが嫌ならRSHを使うしかないのですが、今さらWindows11用のRSHを探してくるのも、発想が時代遅れという気がしなくもありません。パスフレーズを入力する手間がかかっても、これからはSSHを使うのが良いでしょう。

 

そう思っていたところ、「Windows 11 標準機能でOK!SSH接続時にパスフレーズ入力を省略する方法」という記事を見つけました。ssh-addは、UNIX環境で使ったことはありますが、Windows11でも利用可能とは知りませんでした。記事にある手順で、「OpenSSH Authentication Agent」を開始し、ssh-addで秘密鍵を登録しておきます。この状態でSSHを利用したところ、パスフレーズを入力する必要がありませんでした。これこそ、私が求めていたものです。

 

これでRSHを使うことなく、SSHを使って、これまで使っていたスクリプトを動かすことができます。 

電源オン直後にキーボードが反応しないのはタイミングの問題ではなかった気がする

新しいPCでWindows11を使い始めていますが、ちょっと困っているのが、電源オン直後にキーボードが反応しないことです。USBを刺し直したら使えるようになるので、何とかるのですが、ちょっと不便であることには変わりありません。もしかしたら、新しいマシンが速すぎるので、キーボードの初期化が間に合わないのではないかと思いました。

 

電源をオンにして、Windows11ログインのためにパスワード入れるところではキーボードが使えませんが、マウスは問題なく動きます。そこで、マウスを使い再起動させてみました。もしPCが速すぎてキーボードの初期化が間に合わなかったのであれば、再起動させるタイミングなら時間的な余裕は十分ありそうですから、今度はキーボードが使えるのではないかと考えました。

 

試してみたのですが、結論からすると、ダメでした。やはりUSBの刺し直しが必要です。

 

いったい何が原因なのか不明なので、何か出来そうなことを試してみるしかありません。次に試してみようと思っているのは、USBポートを変えてみることです。このPCにはUSB2ポートとUSB3ポートがあります。キーボードやマウスは、USB3を使うほど高速なデバイスではないので、USB2ポートに刺していました。これをUSB3ポートに変更してみます。これでどうなるかは、明日の朝に電源を入れたときに判明するはずです。 

2025-10-18

電源オン直後にキーボードが反応しない

新しいPCでWindows11の移行作業を進めています。まだ状況を完全には把握できていないのですが、深刻といえば深刻なのですが、当面の解決策がないわけではない問題が発生しています。

 

状況としては、次の通りです。

  1. 電源オン直後にキーボードが反応しない。
  2. USBケーブルを刺し直すとキーボードが使えるようになる。

 

Windows11起動直後は、ログインするユーザのパスワードを打つ必要があるのですが、キーボードが反応しないので、入力できません。しかも、例えばNumLockキーを打てば、該当するLEDが点灯または消灯するはずなのですが、何も反応がありません。最初にこの状況に遭遇した時には、(大袈裟ですが)衝撃のあまり頭が真っ白になりました。ひとまず冷静に戻って、キーボードのUSBケーブルを刺し直したら、キーボードが使えるようになりました。それ以降も、毎日最初に電源を入れた直後は、こうなります。電源を入れたままで、再起動した場合には、このような状況にはなりません。

 

ネットを検索してみると、同様の現象に遭遇した人は、いるようです。どのケースでも試行錯誤していますが、解決に至っていないようです。

 

私が使っているキーボードは、10年ほど前にWindows8時代に購入したデスクトップPCと同時に購入した「FILCO Majestouch BLACK 黒軸・フルサイズ・かななし」です。もう販売は終わっていますが、気に入っているので、キーボードを買い替えるという解決策は採用したくありません。

 

何が問題なのか皆目見当もつかないので、どこから調べたら良いのかわかりません。素人考えですが、一日の最初に電源を入れた直後だけキーボードが反応せず、USBを刺し直すと動き出すということは、新しいPCが速すぎて、キーボードの内部初期化が終わらないうちにWindows11が立ち上がってしまうのが原因なのではないかとも考えます。電源投入直後に、一定時間のウェイトを入れられれば解決しそうな気もするのですが、そんな事はできるのでしょうか。 

2025-10-17

Windows10からWindows11に移行しました

Microsoftが「Windows 10サポートは 2025 年 10 月 14 日に終了しました」とアナウンスしているように、今までのようにWindows10かWindows11を選ぶ時期は終わりました。私が使っているのはデスクトップPCですが、Windows8の頃に購入したものです。その後、Windows8.1を経て、Windows10にバージョンアップして使ってきました。何分にも旧いマシンですので、Windows11の要件を満たしていません。そこでWindows11の新しいデスクトップPCを購入しました。

 

デスクトップPCは、毎日朝から晩まで使用していますから、利用できない期間が長引くと何かと差し支えます。さらに、随分前から代々引き継いできたファイルが蓄積されており、日々使うアプリケーションも偶に使うものも多々あります。これらのことを考えると、Windows10の旧PCからWindows11の新PCへの移行作業は、なかなか大変そうです。

 

これまでの蓄積されたファイルは、全コピーするとしても、使用しているアプリケーションは、毎日つかうものだけを入れて、あとは徐々にインストールしていこうと思います。それでも、なんやかんやで、結構多くのアプリケーションを入れなければならないのですが。

 

また移行作業を行うにあたり、以前から活用しているTW5で細かく記録をとっていきます。これは無駄な手間をかけていると考えることもできますが、長い目で見たときに、記録があれば記憶に頼らずにすむので、メリットがあるはずです。

 

そういう訳で、移行作業を断行しました。日常的に利用する環境を整えられていませんが、90%程度の完成度なので、これなら日々の利用に問題ないでしょう。ただし利用頻度が低いアプリケーションなどが入っていないので、まだ作業は続きます。それでも、この段階にくるまでは、二日間にわたり早朝から深夜まで没頭して作業しましたが、今後はペースを緩められるでしょう。

 

旧PCは、CPUがIntel core I3、メモリが8G、ストレージはHDDで512Gでした。新PCは、CPUは同じくIntel core I3、メモリが16G、ストレージはSSDで512Gです。ほぼ同等のスペックですが、CPUがIntel core I3で変わらないとは言っても世代が違いますから、速くはなっているでしょう。またストレージがHDDからSSDに変わったので、きっと速いはずです。

 

実際に新PCを使ってみると、Webブラウジングをしている分には、若干速いかと感じる程度です。これはマシンの性能よりも、ネットワークの応答速度の方が影響するからでしょう。ただし旧PCでは、ブラウザの設定が壊れかけていた為なのか、稀に反応が相当悪くなる場合がありました。一方で新PCは、まだインストールしたばかりだからかもしれませんが、応答はとても良いと感じます。

 

マシン単体で処理されるような場合、新PCは、極めて速くなった実感があります。これまでと同じ処理をすると、旧PCでは一呼吸あったところが、新PCなら瞬時に処理が終わります。

 

これまで長きに亘りWindows10を使ってきましたが、これからはWindows11を使うことになります。基本的には同じとはいっても、タスクバーとかスタートメニューの使い勝手とか、今までとは違うところがあるので、それに慣れていく必要があると思っています。 

2025-10-14

映画「スティング」に影響を与えた書籍

ポール・ニューマンと最近亡くなったロバート・レッドフォードが共演した映画「スティング」は、1930年代のアメリカを舞台にした娯楽作品です。時代背景や騙す手口がよくわからなくても楽しめる作品ですが、背景を知っていると、より楽しめると思います。

 

ふとしたきっかけで、この作品は、David W. Maurerによる『THE BIG CON  The Story of the Confidence Man』を参考にしているという情報を得ました。この本の訳書が山本光伸による翻訳の『詐欺師入門  騙しの天才たち:その華麗なる手口』で、光文社から1999年に発行されています。近くの図書館が所蔵していたので、読んでみました。

 

原著が何時頃に出版されたのか分かりませんが、巻末には「名著復刊に寄せて」として「あなたが手にしておられるこの本は、残念なことに長いあいだ絶版になっていたが、このたび再販されたものである」と記されています。また「第八章」の「1 一番人気の「スマック」」という個所には「ちょうどこの箇所を書いているとき(1939年11月21日)」と書かれているので、1940年代に出版されてのではないかと思います。 

 

この書籍を原著者が出版した時には、「スティング」という映画が生まれるとは思ってもいなかったでしょう。しかし巻末の「名著復刊に寄せて」の中には「ジョージ・ロイ・ヒル監督は本書に触発されて『スティング』(1973年)を制作したが」と書かれています。

 

映画「スティング」の中では、ロネガンを騙す手口として「古い手だが電信を使おう」と相談するシーンが出てきます。この手口が、まさに本書では「第三章」の「1 電信を利用した「ワイヤー」」で詳しく書いてあります。これ以外にも、本書に書かれていることが映画「スティング」の端々で使われており、本書を読んだ後で映画を見れば、さらに楽しめるでしょう。 

 

映画「スティング」に限らず、どんな映画でも、もっと言えば、映画に限らず小説でもドラマでもそれ以外でも、背景事情に通じていると、より楽しめるものです。知らなくても楽しめるのがヒットする作品だとは思いますが、知識を持っていれば、うっかりすれば見逃してしまいそうなシーンでも、ピンとくることがあるでしょう。 

先月受験したTOEICの成績がオンラインで参照できるようになった

2025年9月にTOEIC Listening & Reading Testを受験しました。もう随分前から、学習の到達度を測定し、励みにもなるかと思って、毎年受験しています。最初の頃は、500点くらいでした。それから500点台が続き、あるとき600点を超えました。その後しばらくは600点台でしたが、COVID-19の前くらいに700点を超えました。勉強を続けてきた甲斐があったと喜んだのですが、それから点が下がりだし、直近の2~3年は、600点台に逆戻りしてしまっていました。

 

英語の勉強とTOEICの勉強は、近い関係にあるとは思いますが、TOEICに限らず受験する試験というものは、ある種の割り切りが必要となる場合があると思います。要するに、英語としては必要なのかもしれないが、TOEICでは出題されない分野は、躊躇せず切り捨てるという判断が必要だという意味です。それは受験対策としては必要かもしれませんが、英語の勉強としては、ちょっと違うのではないかと考えています。

 

TOEIC受験用の問題集を使って勉強していますが、率直に言って、どんな問題集であったとしても、問題集を解くだけでTOEICの成績が上がるとは思えません。当然ですが、問題集を一回解くだけではなく、何周もするのですが、十周しようが百周しようが、それだけでTOEICの成績が良くなるとは思えないのです。何か別のアプローチが必要だと思ってはいますが、それが何かは分からないままで、手探りで模索している状態です。

 

そんなこんなでTOEICを受験しました。例年同様、最後の20問ほどは「塗り絵」でした。それでも、いつもそうですが、試験を終えた直後はハイになっているのか、きっと良い成績に違いないと根拠なく思うのです。その後で成績が届いてガッカリするというのがパターンになっています。

 

今年も同じような経過をたどりました。オンラインで成績が参照できるようになったので、確認したら、listening:405、Reading:370で、合計775点でした。これは過去最高です。過去においてListeningは420点が最高点なので、そうなれば800点弱となりますから、目標としていた800点が視野に入ってきました。

 

得点が上がるのは結構なことですが、僕自身としては「塗り絵」をしなくても良いようになるのを目標としたいと強く願っています。今回の成績発表において、「Part7の複数文書問題の正答率が悪い」とアドバイスされましたが、それはそうでしょう、「塗り絵」なんですから。当面は「塗り絵」しなくても良いレベルを目標としたいと思いますが、それが達成できた頃には、800点を超えているに違いありません。 

2025-10-09

Windows11移行作業のためのTeraCopyとRoboCopy

Windows10のサポート終了が目前に迫ってきました。現在のマシンがWindows11の要件を満たしていないので、新しいマシンが必要になります。既に購入し、手元にあるのですが、移行作業をおこなう時間的な余裕がありません。近いうちに移行しようと思っていますが、その前に、移行作業の手順を確立しておきたいと考えています。

 

普段使いのアプリケーションをインストールするのは、ある意味で単純な機械的な作業です。むしろ気になっているのは、Windows10側にある%HOMEPATH%以下のファイルをWindows11側にコピーすればよいかという事です。ファイルが250GBほどあるので、場当たり的な方法でコピーすると、何十時間もかかってしまう恐れがあるのではないかと思います。

 

先月下旬にTeraCopyという高速にコピーできるツールを知ったので、これを利用しようと考えていました。初回は、コピーに6時間ほどかかりました。しかし2回目以降は、差分コピーとなるので、10分くらいで終わります。これで決まりだと思ったのですが、TeraCopyを使うと、コピー元で削除されているファイルがあっても、コピー先から削除されることはないようです。これが大きな問題となるかどうか不明ではあります。もしコピー元の方でファイル名を変えたりしていたら、コピー先には、ファイル名変更前と変更後の2つのファイルが残ってしまう恐れがあります。個人で使っているマシンですから、自分が注意すれば良いのですが、なんとかならないかとも思います。

 

いろいろと調べていると、Windowsに標準搭載されているRoboCopyが使えるかもしれないと思いつきました。オプションを指定すれば、コピー元とコピー先のファイルを揃えてくれるようです。試しに使ってみました。指定したオプションは、次のようなものです。

robocopy コピー元 コピー先 /MIR /R:0 /W:0 /LOG:robocopy.log /NP /NDL /XD AppData

 

TeraCopyによるコピーが済んでいる状態で、RoboCopyの実行が10分程度でした。TeraCopy並みの処理時間です。しかもコピー元で無くなっているファイルは、コピー先からも削除してくれます。これならTeraCopyよりも便利です。もしかすると、最初からTeraCopyを使わずに、RoboCopyだけでも良かったのかとも思いますが、TeraCopyはTeraCopyで、それなりに便利だとは思います。

2025-10-02

放送大学附属図書館のOPACとディスカバリーサービス

放送大学の学生として所属していることのメリットの一つが、放送大学附属図書館を利用できることだと思っています。特に電子ブックなどを自宅から利用できるのは助かります。

 

図書館で蔵書を検索するにはOPACを利用するのが一般的ですが、放送大学附属図書館には「ディスカバリーサービス」というものもあります。両者がどう違うのか、分かるよう分からないような、スッキリしません。この「ディスカバリーサービス」「というのは、元々は「次世代OPAC」と呼ばれるサービスだったようです。Web上で「「次世代OPAC」と「ディスカバリーインタフェース」の違い」という記事を見つけました。これは2013年9月5日付なので、もう10年以上前の記事です。

 

放送大学附属図書館でディスカバリーサービスを利用すると、学内蔵書以外の文献も検索してくれるのは助かります。しかしどうやらこれは学外にある企業のサービスを利用しているようで、放送大学が独自に構築しているわけではないようです。何でもかんでも放送大学で独自にシステム構築をしなくてもよいのですが、外部サービスであるのが原因という訳でもないでしょうが、どうも使い勝手がおもわしくありません。

 

何か文献を検索し、その電子ブックが存在するか調べてみると、何件かヒットするので、いざ閲覧しようと思うと、電子ブックにアクセスできないことがあります。それが、そもそも電子ブックが存在しないのか(存在しないのに検索にヒットしたらマズいと思いますが) 、電子ブックは存在するものの放送大学との契約上の理由で閲覧させないのか(閲覧できないなら検索にヒットしないでもらいたい)、それ以外の何かの理由なのか、どうもよく分かりません。

 

いろいろと不満はあっても、便利な側面があることは間違いないので、放送大学附属図書館もディスカバリーサービスも今後とも活用していきたいと思っています。ただし活用するには、利用者個人の努力だけではなく、放送大学附属図書館側からのアクションも期待したいところです。放送大学附属図書館では「リブナビ・リブナビプラス」を提供していますが、発行時点と現時点での齟齬が見受けられます。さらに、できれば対面で、利用方法のワークショップを開いてもらえると、とても助かるのですが。 

TSUTAYAの「本コレ」アプリが使いにくくて仕方がない

自宅の近所にある本屋さんがTSUTAYA系列に入っているので、スマホにTSUTAYAアプリを入れていました。このアプリがあると、書店を登録しておけば、在庫の有無や書棚の位置などがわかるので、とても便利でした。

 

ところが、ふと気づいたら、TSUTAYAアプリが「本コレ」アプリに切り替わっていました。このような状態になったのは、本年7月にもありました。その時は、「本コレ」アプリの問題が噴出し、2025年7月24日付で「「本コレ」アプリに関するお詫びとお知らせ」という発表と共に、「本コレ」アプリがTSUTAYAアプリに戻りました。このような経緯だったにもかかわらず、再び突然「本コレ」アプリに切り替わってしまっているのは不信感があります。

 

TSUTAYAからは2025年9月27日付で「「本コレ」アプリサービス再開のお知らせ」という発表をしていたようです。再開するのは企業判断なので、何も言うことはありませんが、再開するのであれば、前回トラブルを起こした事を踏まえて、慎重に移行すべきではないかと思います。それなのに、TSUTAYAアプリが「本コレ」アプリに勝手に置き換わってしまうのは、極めて乱暴だと感じます。

 

もうすでにTSUTAYAアプリは無くなってしまいましたし、勝手に「本コレ」アプリに置き換わってしまいましたので、使ってみようとしました。するとアカウント設定を要求されました。以前のTSUTAYAアプリではアカウントを作っていた記憶はありませんが、アカウントがないと利用できないようなので仕方ありません。Googleアカウントを使うこともできるようなので、アプリ独自アカウントを作るのは躊躇われたので、Googleアカウントを使うつもりです。それは良いとして、Googleアカウントでログインしたら、そのまま何十分待っても、画面が真っ白のまま、何も起こりません。これは一体まともなアプリなのかと疑念を持ちました。

 

Google Playのレビューを見たら怨嗟の声が溢れています。

 

「本コレ」アプリが高邁な志を掲げているのは構いませんが、使い物にならないアプリをリリースするのは迷惑としか言いようがありません。

2025-10-01

放送大学教養学部の卒業と再入学

放送大学では、年度の前半(4月~9月)を「第1学期」、後半(10月~3月)を「第2学期」と呼んでいます。一般の大学でよくあるように、入学は4月、卒業は3月と固定されているのではありません。入学も卒業を、第1学期でも第2学期でも構いません。

 

所定の単位を取得したので、2025年9月末をもって、放送大学教養学部を卒業しました。卒業したことはともかく、放送大学が一般の大学とひと味違うのは、「継続入学」という制度があることです。もしかすると放送大学以外の大学にもあるのかもしれませんが、入試で選抜される大学では、卒業後に継続入学をするという事は、あまり耳にしません。そういうわけで、2025年10月からは、継続入学することにしました。ただし条件があり、放送大学では教養学部教養学科の下に「コース」というものが6つあり、既に卒業したコースは選べないことになっています。

 

しかも、僕の場合、再入学するのは、これが初めてではありません。噂によると、放送大学が提供する6つのコースを全て卒業した猛者も存在するようです。僕も長期的な目標としては、6つのコースを卒業したいと思いますが、それは当分先のことになるでしょう。