Windows10のマシンを使っていたころは、LaTeXやRの処理をFreeBSD/amd64のマシンで実行させるため、リモート処理を行うスクリプトを書いて使っていました。内部ではRSHを利用してリモート側のコマンドを起動させていました。Windows10に元々RSHが入っていたのか、どこからか探してきたのか忘れてしまいましたが、少なくともWindows11にはRSHがありません。その代わりにSSHが標準で入っています。
RSHを利用している処理をSSHを使うように変更するのは簡単ですが、SSHにするとパスフレーズを入力しなければならなくなります。それが嫌ならRSHを使うしかないのですが、今さらWindows11用のRSHを探してくるのも、発想が時代遅れという気がしなくもありません。パスフレーズを入力する手間がかかっても、これからはSSHを使うのが良いでしょう。
そう思っていたところ、「Windows 11 標準機能でOK!SSH接続時にパスフレーズ入力を省略する方法」という記事を見つけました。ssh-addは、UNIX環境で使ったことはありますが、Windows11でも利用可能とは知りませんでした。記事にある手順で、「OpenSSH Authentication Agent」を開始し、ssh-addで秘密鍵を登録しておきます。この状態でSSHを利用したところ、パスフレーズを入力する必要がありませんでした。これこそ、私が求めていたものです。
これでRSHを使うことなく、SSHを使って、これまで使っていたスクリプトを動かすことができます。
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