Webを見ていたら「工学系学部で進む「大括り化」 6~10学科→1学科に」(朝日新聞デジタル、2021年2月28日)という記事を見かけました。記事では以下のように書かれています。
大学の工学系の学部で、専門分野ごとに細かく分かれていた学科の数を減らし、「大括(おおぐく)り化」する動きが広がっている。
これまでなら、工学部の中には、電気工学科とか機械工学科とか、その分野ごとに細分化された学科があるのが普通です。近年は、このような伝統的な名称以外にも、例えば北見工業大学には地域未来デザイン工学科という従来の枠組みにとらわれない学科も出てきています。このような新しい名称の学科が増えてきたからなのか否かわかりませんが、記事では「縦割りの弊害も指摘されてきた」とも指摘しています。
そこで学科の「大括り化」です。私が学籍を持っている放送大学では、教養学部の中には教養学科しかありません。大学の内部組織構成において、学部と学科を設ける意義がなんであるのかわかりません。しかし内実は別にして、一般的には学科を設けることで「縦割り」となることは避けられないでしょう(「弊害」をうむとは限らないでしょうが)。
縦割りを排して、弊害を避けたいのであれば、いっそのこと工学部に属する全学科を纏めて「工学科」にしてしまえば良いかもしれません(極端ですが)。
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