2021-03-26

貨客混載

Webのニュースで「北海道新幹線の座席に荷物「貨客混載」開始 全国初の事業化」という記事を見つけました。空いている座席を活用して荷物を運ぼうとするものです。このような取り組みは数年前からニュースになっていて、2018年11月8日付で「JRでも開始 貨物を旅客列車で運ぶ「貨客混載」、ローカル線の新たな収入源に」という記事もあります。運行していても空席が多い鉄道やバスの有効活用を狙っているようです。 


国鉄は、分割されてJRグループになり、JR東日本などの旅客鉄道とJR貨物に分かれました。法的な制約があるのではないかと推測しているのですが、北海道新幹線の座席が空いているからと言って、旅客以外を運ぶのは制約があるのではないでしょうか。


もしJR貨物との役割分担に支障がないのであれば、いっそのこと国鉄時代に存在した合造車のように、荷物も旅客も運べるような新幹線車両を登場させれば、一定のニーズがあると思います。ここで合造車というのは、国鉄時代の客車などで、郵便や荷物も運べて、客室もあるという特殊な車両のことです。Webには以下のような記事がありました。


都市部の鉄道は混雑していますが、地方の鉄道やバスは空席が目立ち、鉄道の廃止や路線の撤退や減便などが社会問題になっています。空いている座席を少しでも有効に活用しようとするのが「貨客混載」です。いっそのこと荷物専用車両(もしくは車両の半分程度が荷物室)を作って、旅客だけではなく荷物も運んでしまえば良いのに、と素人は考えます。


東海道新幹線が登場して以来、新幹線で荷物を運ぶ専用車両は作られませんでした。しかし当時の国鉄の計画では、新幹線で貨物輸送も担おうとしていたようです。東京大阪間では、旅客が多すぎて、貨物を輸送する余裕はないと思いますが、それ以外の新幹線なら車両の一部を荷物室にしても、なんとかなるんじゃないかと思います。

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