2024-07-29

麦茶のティーバッグ

毎年夏になると、麦茶のティーバッグをガラス製ポットの水の中に投入して飲んでいます。ポット自体は2リットルくらいだと思いますが、一日で飲み切ってしまうので、夜に準備して、朝には冷たい麦茶が出来るように準備しています。


この方法はお手軽なのですが、「【水出し・煮出し】おいしい麦茶の作り方。保存時の注意と期待できる効果は?」という記事のように、水出し式の他に、煮出し式もあるようです。同じティーバックを使ってみても、水出しと煮出しで風味が違うものなのか、試してみました。

 

煮出し式の場合、ポットで沸かしたお湯にティーバックを入れて煮出すので、冷めないと冷蔵庫に入れられないので、時間も手間もかかります。ティーバックが同じ種類なら、風味も同じような感じがしました。もし煮出し式の場合に、ティーバックではなく、丸粒麦茶を使ったりすれば、もっと風味豊かになるのかもしれません。

2024-07-27

おひとりさま

食堂に入った時、お店の人から「何名様ですか」と尋ねられることがあります。もし「一人」と答えれば、「お一人様ですね。こちらにどうぞ」のように言われて、席に案内されます。


このような対応がされる飲食店は少なくないと思います。来店した方も、「一人」と答えるとか、指を1本出すとかしているようです。もしかすると、既にあるかもしれませんが、今後は、お店の人から「何名様ですか」と尋ねられた際に、「おひとりさまです」と応えるのが、全てとは言わなくても、一般的となる時代がくるような予感がします。

 

何故そう思うかと言えば、すでにそうなっている状況があるからです。マクドナルドのように注文した商品を「店内で食べるか」それとも「持ち帰るか」という選択を求められる場合、お店の人から「お召し上がりですか、(それとも)お持ち帰りですか」と尋ねられるのは、マクドナルドに限らず、よくある状況です。このように尋ねられた際に「お持ち帰りです」と答えているのは、全てとは言いませんが、決して少なくない状況として、既にあるのです。

 

敬語の使用方法として、自らの行為に対して「お持ち帰り」と言うのは、間違っていると思いますが、そういう返答は稀ではありません。このような応答が一般的となりつつある現状を思えば、お店の人から「何名様ですか」と問われて、「おひとりさまです」と答えるのが一般的となる日は、遠からずくると思うのです。

『かなづかいの歴史』(今野真二)を読んで

どういう経緯で知ったのかは忘れてしまいましたが、数年前から読もうと思っていた『かなづかいの歴史』(今野真二)を図書館で借りて読みました。新書なので本格的な専門書よりは著者としても一般向けに書かれているようです。それでも、かなり専門性の強い内容でした。すべてを理解できたとは言えないのですが、とても興味深かったのは間違いありません。


本書の「おわりに」で、次のような記述があります。ここに本書の意図が現れていると思います。

「かなづかいの歴史」というテーマの中に、「かなづかいについて誰かが考えたことの歴史」を含めることはできるが、「かなづかいについて誰かが考えたことの歴史」は「かなづかいの歴史」そのものではない。

 

近世以前に書かれた歴史史料や、明治から終戦までに現れている「かなづかい」は、今一般的に使われている「かなづかい」とは、いろいろと違います。大雑把には「発音した通りに書く」のですが、すべて「発音した通りに書く」わけでもないのです。つまり「これは」と書きますが、「これわ」と発音しているので、全て発音した通りではありません。さすがに「けふは」と書いて、「きょうは」と発音するわけではないのですが。

 

戦後の「かなづかい」には、いろいろな例外事項があり、批判も多いようです。戦前までの「かなづかい」に戻すべきとの主張もあるようですが、それで何が解決されるようになるのか議論が必要でしょう。もしくは完全に発音した通りの「かなづかい」とすべきなのかと言うと、それはそれで、問題をはらんでいるように思います。

 

「かなづかい」が云々されるのは、文字として記録されたものと、現実に発音されたものが、次第に乖離していくところにあると思います。仮に完全に発音したように表記することに決めたとしても、ある時点では「文字」と「発音」が完全一致しているかもしれませんが、、時がたてば乖離していくのは避けられないでしょう。そのときに法律のように長期間にわたり有効であることが求められる文はどうなってしまうのか、また学校教育では世代が異なると教科書の文体も変わっていってしまうのか等々、気掛かりです。


2024-07-21

キー「Pause/Break」が復活

2024年6月中旬にデスクトップPCで使用していたキーボード「FILCO FKBN108ML/NFB2」の特定のキーが入力できず困っていましたが、つい先日、強引な解決方法ですが、使用頻度の低いキーのスイッチと交換することで、修理しました。これで通常の使用には問題なくなりましたが、使用頻度が低いとはいえ、故障したキースイッチが使われているキー「Pause/Break」が使えない状態となりました。


キースイッチ自体はダイアテックオンラインショップで入手できましたので、交換作業をおこないました。キースイッチを交換するだけですので、10分もかからない作業です。これでキー「Pause/Break」自体も使用できるようになりました。


フルキーボードには何に使うのかよくわからないキーが幾つかありますが、キー「Pause/Break」もそのひとつです。Webで検索してみると、Windowsキーと同時に押すことで、Windowsの詳細情報を表示するウィンドウが開くようです。試してみたら、開きました。これはコントロールパネル経由でも開くことができるので、このようなショートカットがあるとは知りませんでした。

 

何はともあれ、これで故障していたキーボードは「完全復活」しました。購入したキースイッチは、あと9個残っています。今後故障しても、これで対処できるでしょう。

2024-07-18

CHERRY MXスイッチ 黒軸 10個セット

Windows10のデスクトップPCで利用しているキーボード「FILCO FKBN108ML/NFB2」が故障し、特定のキーの入力が出来ないという症状が先月発生しました。何が原因なのか特定する暇がなかったので代替キーボードを購入して凌いでいましたが、つい先日修理を試みました。


メーカー保証は既になくなっており、キースイッチ自体が壊れたのだろうと推測したので、強引ですが、あまり使わないキー「Pause/Break」のキースイッチと交換してみたところ、問題は解決しました。しかし、あまり使わないとは言っても、キー「Pause/Break」のキースイッチは壊れたものと交換されてしまいましたし、交換作業中にキースイッチ本体に致命的なダメージを与えてしまいました。ひとつの問題が解決し、別の問題が生じてしまいました。

 

新たな問題が発生しましたが、自分で修理した経験が得られたことは大きな成果です。キースイッチ自体を入手できれば、キー「Pause/Break」のキースイッチを交換する事で、新たな問題も解決できるでしょう。そもそもキースイッチ自体を入手できるか調べてみると、いろいろと分かってきました。

  • amazonでスイッチを購入できるようです。
  • 千石電商でもスイッチを購入できるようです。
  • GATERONという互換スイッチがあるようです。


部品としてスイッチ本体を入手できることは判明しましたが、そもそもキーボードを製造しているダイアテックからは入手できないのだろうかと調べてみると、「【お試しパック】CHERRY MXスイッチ 黒軸 10個セット」として販売されていることがわかりました。オンライン会員にならないくても注文できるようですが、非会員だと送料が高くなるので、会員登録をしてから注文しました。在庫があったようで、注文した翌日には到着しました。


この部品があれば、最大10か所まで壊れても修理できます。壊れても捨てずに、故障を修理して使い続けることが出来るというのは、有り難いことです。

 

 

2024-07-15

FILCO FKBN108ML/NFB2のキースイッチを交換して復旧

先月中旬に、突然「FILCO FKBN108ML/NFB2」の「F」キーが入力できなくなりました。それ以外のキーは入力出来ているので、キーボード本体が壊れたとか、キーボードドライバが変になったとかではないと思います。そうだとしても、「F」キーが打てないのは致命的なので、急遽「ELECOM TK-FCM104BK」を購入して対処しました。

 

あくまでも勘ですが、「F」キーに対応するスイッチ本体が壊れたような気がします。これを交換すれば直るのではないかと思います。そこで、ちょっと乱暴な方法かもしれませんが、滅多に使わないキー、例えば「Pause/Break」キーのスイッチと交換してしまうという方法はどうでしょうか。それで直れば助かりますし、もし駄目なら、スイッチ以外の何かが壊れてしまったということなのでしょう。

 

今日になって、ちょっと空き時間が出来たので、キースイッチの交換を実行してみました。結論から言うと、若干失敗もしましたが、無事に復旧することができました。急遽購入したキーボードはメンブレン方式なので、キータッチが軽い感じですが、復旧したキーボードは、本体自体も重量感がありますし、キータッチは重めです。

 

スイッチの交換作業については、Web上の記事を参考にしました。

 

手持ちの半田ごてと簡易型ハンダ吸い取り器を使いました。電子部品ではないので神経をつかわずに作業できました。ただしスイッチを取り外す方法が良く分からなかったので、ラジオペンチで挟んで外したら、「F」キーのスイッチ本体に引導を渡してしまったようです。交換対象は、「Pause/Break」キーのスイッチを使いました。これら2個のスイッチを入れ替えて、あらためてハンダ付けしておきます。この作業を済ませたキーボードをPC本体に取り付けてマシンを起動させたところ、故障していた「F」キーが復旧したのを確認しました。

 

Web上の記事を参考に作業しました。それらの記事によると、代替品のスイッチを入手することも可能のようです。今回の作業で、スイッチをひとつ壊してしまったので、代替パーツとしてスイッチを買っておこうかと思います。そうすれば、もし今後他のキーも壊れたら、すぐに修理できるようになるでしょう。


このキーボードは、購入価格は安いとは言えない値段でしたが、今回経験したように交換して修理できるのであれば、一生使い続けることができるのではないでしょうか。そう考えれば、決して高い買い物ではなかったと言えそうです。

2024-07-14

Googleマップのタイムラインの謎

スマホのGoogleマップでタイムラインを有効にして、その日の行動を把握するのに活用しています。使ってみると、かなり不思議な移動経路を記録することがあります。タイムラインの内部がどうなっているのかはわかりません。あまり高精度に移動経路を記録してくれるわけではなさそうだということは、すぐに気づきました。真の移動経路との誤差が少しでもあるのは許せないならば、Googleマップのタイムラインは使わない方が良いでしょう。もっと高精度なアプリは、他にもあるはずです。僕自身としては、ちょっとくらい(大幅に?)誤差があっても、あまり気にしないことにしています。


そのようなおおらかな気持ちでGoogleマップのタイムラインに接していても、今日の移動経路の記録は謎でした。徒歩の移動距離が7kmと表示されているのですが、実感としては、もっと長い気がします。気になったので「キョリ測」を使って、移動距離を測定してみたら、12kmくらいありました。移動距離の誤差は大きすぎる気がしますが、移動経路は、だいたい(あくまでも「だいたい」で、細かく見れば「ひどい」のですが)合っています。

 

先月は、2時間で10kmほど歩いたのですが、「移動時間:2時間」で「移動距離:0m」となりました。さすがにそれはないだろうと感じます。移動経路は、それなりに(あくまでも「それなりに」)まともなので、その間の距離が「0m」なわけはないだろうと思うのですが、Googleマップのタイムラインの内部ロジックは、いったいどうなっているんでしょうか。

「平塚らいてう」は「平塚らいてう」?

「元始、女性は太陽であった」で知られている平塚雷鳥は、本名は「平塚 明(ひらつか はる)」だそうです。「雷鳥」を当時の仮名遣で表記すると「らいてう」になりますが、発音として「らいてう」だった訳ではないと思います。文章を発表する際に、「平塚雷鳥」としたり「平塚らいてう」としたりしたそうですが、それは当時に仮名遣に従っていたからではないのでしょうか。

 

『昭和十七年七月国語審議会 新字音仮名遣対照表』には、次のような事が書かれています。

第二十二 オ列拗音の長音に発音される ちやう、てう、てふ は ちよう とする。

二 てう を ちよう とするもの

弔 チヨウ テウ

鳥 チヨウ テウ

朝 チヨウ テウ

兆 チヨウ テウ

超 チヨウ テウ

調 チヨウ テウ

彫 チヨウ テウ


この通りであるなら、「鳥」を「テウ」としていたものを「チヨウ」(今なら「チョウ」でしょう)にするという意味だと思います。これに従えば「雷鳥」は「らいてう」と以前はしたものの、今なら「らいちょう」となります。また「山村暮鳥」だって、当時の仮名遣に従えば「山村ぼてう」だったのではないでしょうか。


ここで「平塚雷鳥」を「平塚らいてう」とするのは、当時の仮名遣の習慣に従っていただけなのか、それ以上の強い意志があるのか、よく分かりません。当時の仮名遣に従っていただけなら、今日であれば「平塚らいちょう」としても構わないと思います。そうではなくて、「平塚らいちょう」ではなく「平塚らいてう」とするのが自己のアイデンティティとして譲れないと考えていたのであれば、それを否定するつもりはなく、尊重したいと思います。

 

京都は「けふと」ではなく「きやうと」

今はほぼ発音した通りに表記しますが、昔はそうではありませんでした。例えば、「蝶々」は「てふてふ」ですし、「今日は」は「けふは」でした。ふと思ったのですが、「今日は」が「けふは」となるなら、「京都」は「けふと」にはならないのでしょうか?確か「京都」は「きやうと」だったはずですが、発音として「きょう」となるものが、「けふ」であったり「きやう」であったりするのは何故なのでしょうか。

 

同じような疑問を持つ人はいるようで、「旧かな使い 「ちょうちょ」は「てふてふ」 「今日」は「けふ」」という質問がWeb上にあるのを見つけました。要するに、発音として「きょう」となるものの書き方は複数あり、「けふ」、「きやう」などがあり、「京都」の場合には「けふと」にはならず「きやうと」とするのだそうです。

 

Webで検索してみたら「昭和十七年七月国語審議会 新字音仮名遣表」という資料が見つかりました。その「新旧字音仮名遣対照表」によると、新仮名遣「きょう」は、発音として「キョー」であり、旧仮名遣では「きやう けう けふ」とあります。

 

旧仮名遣は、古文を読解する際などの、歴史的な存在としてしか認識していないので、細かいところはよくわかっていません。これを自分から使おうとは思いませんが、なかなか難しいものなのだと再認識しました。

2024-07-05

「グローバル時代の英語('22)」の単位認定試験の準備

2024年度第1学期の単位認定試験が2024年7月14日から始まります。今学期は「グローバル時代の英語('22)」を受講しているので、その試験準備のために、通信指導、自習問題、過去問などを勉強しているところです。試験そのものの形式は、印刷教材の各課にある「The Opinions」や「Today's Vocabulary」にあるものが出題されているようです。

 

「Today's Vocabulary」にある単語は、手持ちの辞書をよく読んで、その意味の違いを理解するように勉強しておくことが、 放送授業の中でも強調されていました。一般に「辞書を引く」というと、「和訳するのに都合が良い単語を探すだけ」となりがちです。ある単語について全てを通読してみると、日英の言葉のニュアンスが良く分かってくることが理解できたので、長期的な勉強方法として取り入れようと思いました。

 

とは言え、目前に迫った単位認定試験を突破するためとしては、難しいとも思います。同じ単語を使っていて、使われている意味が異なる文が選択肢に並んでいても、和訳してみても似たような意味になってしまう(→つまり、意味に違いがない)ことがあるので、単位認定試験の解答にはなりません。手元にあるような学習用中辞典ではなく、もっと本格的な大辞典で意味の違いを確実に理解するまで勉強を重ねるというのは「理想的」かもしれませんが、ちょっと「大袈裟」と思わなくもありません。


このような学習上の悩み事に対して、「丁寧に」勉強すれば良いとか、「きちんと」学べば大丈夫とか、具体性に欠ける抽象的なアドバイスがなされるのを散見します。きちんと丁寧に勉強すれば英語は決して難しくはないのかもしれませんが、短期的に役立つ即効薬のような学習方法ではなく、長期的に身につけられる勉強の仕方を常に求めています。

壊れたキーボードを修理できるだろうか

Windows10を利用しているデスクトップPCのキーボードが先日故障しました。特定のキーだけが入力できず、マシンをリブートしても復旧しないので、急遽代替キーボードを購入しました。それで解決したのですが、キータッチが変わってしまいました。当初は違和感がありましたが、慣れてきたので、致命的な問題ではありません。

 

故障したキーボードは「FKBN108ML/NFB2」です。急遽購入したのは「TK-FCM104BK」です。故障したキーボードは10年ほど前に購入したので、正直に言うと、裏蓋を開けたら埃が溜まっていました。それは掃除すれば綺麗になるし、ついでにキートップの汚れも落としたいと思います。 


壊れたキースイッチのハンダを溶かせば、部品自体は外れそうです。ただし、代替となるスイッチを入手するのは難しいでしょう。スイッチを分解して、故障の原因を突き止め、修理できるかという言うと、それも難しそうです。

 

それでは発想を変えて、利用していないキーのスイッチと交換するのはどうでしょうか。フルキーボードですが、「Print Screen」、「Scroll Lock」、「Pause/Break」などは、ほぼ使ったことがありません。これらの部品を外して交換すれば、キーボード全体として見れば復旧とは言えませんが、通常利用としては問題解決と言えそうです。

 

修理の方向性は見えたので、近いうちに時間を捻出して、実行してみようと思います。

2024-07-02

スマホ版Googleマップの妙な動作

スマホのGoogleマップでは外出時の経路を記録してくれるので、便利だとは思って数年前から利用していますが、妙な動作もあります。移動経路を記録してくれるアプリはGoogleマップ以外にもありますが、記録精度が高いアプリはGPS通信の頻度が上がるせいなのか、バッテリー消費が多い印象があります。Googleマップは、率直に言って、精度が良いとは言えないのですが、目安程度に使うには十分だと思っています。


Googleマップに「「Google マップ」のタイムライン、Web版は廃止へ」という仕様変更がありましたが、そのせいなのか無関係なのか不明ですが、とても不思議な挙動があらわれます。先日2時間で10kmほど移動した際には、移動時間は大体正確だったのですが、移動距離が「0m」となっていました。Googleマップが移動距離を計算する内部ロジックがどうなっているかわかりませんが、正確な移動距離を求めることは難しいかもしれませんが、0mは流石に変だろう(しかも2時間ほど移動しているんですから)と思います。


Webには「どんどん重くなるGoogle マップのタイムライン機能」という記事もあり、Googleマップのタイムライン機能は利用されているようです。僕自身の感覚としては、重くなっているとは感じませんが、間違って記録されているルートを手作業で修正しようとするとエラーが出て変更できなかったり、記録されているルートが(ちょっとどころではなく)大幅に間違っている時があるなど、不満がないわけではありません。それでも、そういう挙動であることを承知した上で使う分には、便利ではあると思っています。