1980年頃に日本でも流行したボードゲーム「Squad Leader」は、当時のような大流行はありませんが、今日でも愛好家が少なくないようです。Squad Leaderが発売された後、ゲームを拡張する「Cross of Iron」、「Crescendo of Doom」、「GI: Anvil of Victory」が登場しました。ゲームの追加版が登場するたびにルールが改変されていき、複雑になりすぎたと判断されたのか、改めてゲーム全体を作り直した「アドバンスト・スコードリーダー」が登場しました。
「Squad Leader」や「Advanced Squad Leader」は、物理的なゲーム盤や駒を使い、サイコロを振ってゲームを進めるものです。現代的なオンライン・ゲームではありません。
SLやASLは、シミュレーションゲームの中ではゲーム盤が小さい方です。またゲームする時間も、他のシミュレーションゲームに比べれば短い方かもしれません。そうであったとしても、ゲームしようとすれば、ゲーム盤を並べたり、必要な駒を揃えたり、ルールブックやチャート類を置くために、それなりに場所が必要となります。しかも一緒にゲームをしてくれる相手が必要です。これらの障壁を乗り越えるのは、あまり容易ではなく、ゲームを所有していても、ゲームをしたことは無く、コレクターになってしまう人が多いようです。
コンピュータ時代のゲーム環境としてVASSALというものがあるようです。しかしコンピュータ・ゲームとは違うので、そういうものを期待すると、失望するでしょう。そこを納得するならば、ゲーム中のボードを物理的に用意する必要がなくなるのがメリットです。またゲームの対戦相手が離れていても構いませんし、対戦相手がいなければ独りでゲームすることも出来そうです。
VASSALで何ができるのかよく分からないので、まずは環境を作ってみました。
- 最初にJava 8.0.291-b10をインストールしました。
- 最新のVASSAL 3.5.7をインストールしました。
- VASSAL上のSquad Lederモジュール「VSQL」をインストールしました。何か事情があるようで、複数のバージョンが置いてありました。何を選んだら良いのか分からないので、最新のVSQL 4.3.1をインストールしました。
- Extension Filesというものが5ファイルありました。何をするものか分かりませんが、ダウロードしました。VSQLのモジュールに追加して利用するようですが、これの有無で何が違うのか、まだ分かりません。
- BoardsやOverlaysのファイルをダウンロードしました。ZIPで圧縮されていますが、展開したファイルを置くディレクトリは決まっているようです。
- Scenario Start FilesとしてVSQL-SSF-Master-Listing.zipも入手しました。
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