2021-06-19

真夜中は「午前0時」なのか「午後12時」なのか「12:00 a.m.」なのか

The Japan Times  Alphaの2021年6月11日号のエッセイ「Odds & Ends」は月間テーマ「Summer」の第2回目でタイトル「Early, mid, late」でした。その後半に次のようなことが書いてありました。

Midnight is just one time, 12 a.m.  If you prefer the 24-hour clock, it's 00:00.


12時間制で時間表記をする際の「午前」と「午後」の使い方と「0時」や「12時」の組み合わせ方には混乱があるように思います。Webを検索したら次のような情報が見つかりました。

  1. 「午前12時」と「午後0時」の違い
  2. 12:00 a.m. と 12:00 p.m. しっかり区別できてますか?


このような問題を論ずる際に「明治五年太政官布告第三百三十七号(改暦ノ布告)」に言及されることがあります。ここでは「午前零時」を「即午後十二時」と書かれています。ところが英語圏では真夜中を「12 a.m.」と考えるようなのです。これを日本語に翻訳して「午前12時」とすると、日中の「正午」のように受け取られるのではないでしょうか。


日本人の感覚ならば、24時間制での00:00~11:59が「午前」、12:00~23:59を「午後」と考えるのではないでしょうか。その上で、「正午」(24時間制における12:00)を「午前12時」とするか「午後0時」とするか議論があるでしょうし、同様に「真夜中」(24時間制における00:00)を「午前0時」とするか「午後12時」とするかも考え方の違いがあるでしょう。


しかし英語圏では何故「12 a.m.」が「24時間制における00:00」を意味することになるのか、発想がわかりません。

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