The Japan Times Alphaの2024年3月15日号に掲載されたエッセイ「知りたい!通訳の仕事&トレーニング」(横山カズ)の中に以下のような記述がありました。
しかし、試行錯誤と工夫を経て「自分で出せる英語の音は格段に聞きやすくなる」ことは確信しました。
英語に限らず、外国語学習においては、文字に関する「読み」&「書き」と音に関する「聴く」&「話す」の四技能を伸ばす必要があると言われます。これらをまんべんなく伸ばせれば理想的でしょうけれども、現実には好き嫌いに応じて特定の技能のみに偏ることがあり得るのではないかと思います。僕自身もそうです。しかし音読を学習に取り入れることで、聴き取る能力も改善されることが期待できるという気が最近はしています。まさにエッセイに書かれているとおりです。
このような現象は、外国語学習に限らないと思います。日本人は習字を習っていた経験を持つ人が少なくないと思いますが、行書や草書まで学んだ人は稀ではないでしょうか。古文書を読んでみようとすると、崩し字を読む必要がありますが、読むのに苦労する人が多いようです。これもまた、書ければ読めるという事例のひとつではないかと思うところです。
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