いままでWindows10でWSLを利用してきましたが、WSL2も使えるようにしました。
WSL2はWindows10 2004から利用できることになっていますが、去年は2004がいつまで経っても配信されず、なかなかWSL2が使えるようになりませんでした。そのうちに1909でも利用できるというアナウンスが流れたので、2004が待ちきれずに1909でWSL2を使えるようにしてみました。しかしWSL2を使えるようにする設定をおこなうと、VirtualBoxやVMwareに不具合が出たので、WSL2を諦めて、WSLに戻りました。
MicrosoftがWSLとWSL2を同等に機能拡張してくれればよいのですが、WSL2だけしか機能拡張されないような気がするので、なんとかWSL2に移行したいと思っていました。WSL2への移行に挑戦し、もし駄目なら再びWSLに戻るつもりで、移行作業をおこないました。結果としてWSL2が使えるようになりましたが、これまでVirtualBoxで動かしてきた環境が動かなくなるという問題も発生しました。
まずWindow10のバージョンは「バージョン 20H2 (OSビルド 19042.804)」です。ちなみにVirtualBoxは「バージョン 6.1.18 r142142 (Qt5.6.2)」を、VMwareは「VMware(R) Workstation 15 Player 15.5.7 build-17171714」を使っています。
作業手順は次の通りです。「Windows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイド」を参考にしました。
- ダイアログ「Windowsの機能」から「Linux用Windowsサブシステム」と「仮想マシンプラットフォーム」を有効にしました。前者は既に有効になっており、後者はWSL2のために有効にしました。
- ここでマシンを再起動しました。
- インストールガイドに従い「wsl_update_x64.msi」をダウンロードし、インストールしました。
- WSLではUbuntuを入れていたので、WSL2へ移行作業をおこないました。この作業に数時間かかったという報告をWebで見かけますが、15分くらいで終わりました。
C:\Users\FURUSAWA>wsl --set-version Ubuntu 2
変換中です。この処理には数分かかることがあります...
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
変換が完了しました。
C:\Users\FURUSAWA>wsl --list --verbose
NAME STATE VERSION
* Ubuntu Stopped 2
これで無事にWSL2が使えるようになりましたが、これまでVirtualBoxで動かしていたCentOS 7.4が起動しなくなりました。しかしVMwareを使えばCentOS 7.4が動くので、それで良しとします。VirtualBoxでは、他にも、openSUSE、FreeBSD、NetBSDを動かしており、それらに問題はありませんでした。
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