英語(に限らず、外国語一般)を学ぶには、4技能(読む・書く・聞く・話す)をバランスよく伸ばすと良いと言われます。受信技能(読む・聞く)を伸ばすには、英文を読んだり、英語番組などを聴けばよいでしょう(能力がぐんぐん伸びるとは限らないかもしれませんが)。インターネットで探せば、一生かかっても読み切れないほど、聴き終わらないほどの素材が見つかります。
しかし発信機能(話す・書く)を練習するのは大変です。特に「話す」ためには相手が必要ですから、英会話教室に通うなどの方法をとらないと、一人で練習するのは困難が伴います。それに比べると「書く」のは、一人でも出来ることです。書いたものを評価するには誰か指導者が必要にはなりますが、書くだけなら一人で出来ます。しかし「書く」ための練習(それも日々おこなうような基礎訓練)として何をしたら良いのか、なかなか見つけられませんでした。
インターネットで方法を探すと、いろいろな方法が提示されていることは分かります。例えば「日記を書こう」とか「英語の文章を数文で要約しよう」というものが見つかりますし、「グズグズ言わずに、手を動かして英文を書けばよいだけだ」というものもあります。おっしゃる通りではありますが、どうも習慣にならず、最初の一歩が踏み出せずにいました。
何か方法がないものかと考えていたところ、Yahoo知恵袋で「
英語の和文英訳が本当に解けません。」を見つけました。この質問のベストアンサーとして選ばれていた回答では、ディスコースマーカーと英借文が勧められていました。 英借文は知っていますが、ディスコースマーカーは初耳でした。
学習参考書ですがZ会から『
ディスコースマーカー英文読解』が出ているようです。「ディスコースマーカー」とは、文と文とを繋ぐときの決まり文句のことのようですが、それほど大量にある訳ではないので丸暗記してしまう必要があるようです。
英語学習初級者が練習として書く英文は、小学生低学年が書くような単純な文になりがちです。それを幾つも集めて文章にしたところで、子供っぽさが強く表れてしまいます。そこでディスコースマーカーを使えば、多少はマシな文章に見えることでしょう。
ディスコースマーカーという用語は初耳でした。英語を学ぶ過程で、これまでも見たことはありますが、「ディスコースマーカー」という用語で整理した説明は見た記憶がありません。学参書レベルの文法書でも、話題として取り上げられていないような気がします。
ディスコースマーカーを学べば英作文が出来るようになるという訳でもないと思いますが、英作文が出来るようになる為にはディスコースマーカーを学んでおくと良いと感じています。