2017-01-13

NHK「ラジオ英会話」の対話で使われた文を素材に英借文を考える

NHK「ラジオ英会話」(2017年1月11日放送)で使用された対話の中で次のような文が現れました。
J: It was so nice of you to take the time to make this delicious meal for me, Olivia.
J:オリビア、こんなおいしい料理をわざわざ僕のために作ってくれて本当にありがとう。
仮にこの表現を身につけて「英借文」に活用しようとしたら、どうなるのか考えてみたいと思います。

英作文するな、英借文せよ、と度々言われますが、では具体的にどうしたら良いのか噛み砕いて説明しているのは殆ど見たことがありません。よく見かけるのは、「キチンと復習すれば」とか、「丁寧に学べば」自ずからわかるはず、という説明です。こういう抽象的な説明で英語が出来るようになるなら苦労はありません。

 日本人が英文を組み立てるとしても、まず最初は母語である日本語で(意識はしていないかもしれませんが)言いたいことを考えます。上述した例文なら、下段の日本文の方を最初に思い浮かべることになります。その次に英語表現に変換しようとして、ここで英借文が出てくるわけですが、上段の英文が導き出されることになります。もちろん別な表現の英文でも構わないのですが、それを言い出すと表現は無限に考えられることになってしまって、結局英借文の話が何処に行ったか分からなくなるので、ここでは上段の英文に辿りつくことにします。

ここで例示したような文を必要とする状況が、そもそも考えられるのでしょうか。長い人生の中で何回かはあるかもしれません。しかしピンポイントで日英の文を一対一で覚えておいたところで、活用できるシチュエーションは滅多に(もしかすると全く)訪れないに違いありません。

この例文を英借文として活用できるためには、文の構造を分析しておくことが第一歩になるでしょう。

文の後ろのほうにある「make this delicious meal for me」のところから見ていきます。「僕のために」が「for me」で、「こんなおいしい料理を作ってくれて」が「make this delicious meal」です。とくに理解に苦しむところはないでしょう。

文の中ほどにある「take the time to」は多少頭をひねります。ここは別売りテキストの中で語釈がされており「わざわざ(時間を割いて)・・・する」と説明されています。僕の手持ちの辞書(アクティブ ジーニアス英和辞典)でも「take the time to do わざわざ時間を割いて・・・する」と書いてあります。

最後に文の始めのほうの「It was so nice of you to」を見ることにします。ここについても別売りテキストでは「・・・してもらって本当にありがとう」と説明しています。手持ちの文法書(総合英語フォレスト第5版)では「第7章 不定詞」の中の「3 不定詞の副詞的用法」の「4 「判断の根拠」を表す」として次のように説明しています。
kindのような人物評価を表す形容詞が判断の根拠を表す不定詞を伴う場合(中略) <It is [was] + 形容詞 + of + 人 + to 不定詞>「~するとは<人>は・・・だ[だった]」という形にすることができる。

さらに「5 不定詞の意味上の主語と否定語の位置」では「2 意味上の主語を示す場合」の説明として次のように書かれていますが、 「人物評価を表す形容詞とともに不定詞が用いられ(中略)る場合は、to 不定詞の意味上の主語はofの後の「人」である」とあります。
不定詞の意味上の主語を示す必要がある場合は、不定詞の直前にfor ~を置き、<for ~ + to 不定詞>の形にする。
 以上の情報を総合すると和文と英文の対応が理解できるようになりました。英文を基準にして和訳するなら、テキストに出ている日本語とは微妙に表現が変わり、「僕のためにわざわざ(時間を割いて)こんなおいしい料理を作ってくれるとは君は親切だ、オリビア」となるでしょう。

テキストに掲載されている日本文も和訳した文も、どちらが良い悪いという問題ではありません。ただしここで問題にしているような「英借文」をしようとしている場合は、ちょっと話が違ってきます。

上述した説明で見てきたように、英文は幾つかの小さな塊を組み上げて出来ています。日本文から英文に「英借文」の手法で変換するには、日本語の文の中のパーツが英語の文の中の一部分にうまく当てはまるような形に持ち込まなければなりません。これが英作文において度々指摘される「和文和訳」です。例えば『[はじめる編]英作文のトレーニング』(Z会出版)では「第1章 講義編 英作文の書き方を身につける」の最初に「SKILL 1 和文和訳する」ことを指導しています。

日本語で発想した事柄を、いきなり英訳しないで、いったん英語になりそうな形の日本語に変えてから英訳するという考え方は、とても納得のいく方法です。しかし闇雲に「和文和訳」しても、いろいろな可能性が出てきてしまって、どうしたらよいのか出口が見えなくなる恐れがあるのではないでしょうか。どういう英文に持ち込むのかという「落としどころ」がないままに「和文和訳」したところで、無限の可能性の前で立ちすくむだけです。

以上に述べてきたような事柄をうまく捌けるようになれば英文を書くのがうまくなるような気がしています。

2017-01-12

Windows Vista の月例更新は相変わらず「更新を更新しています...」が終わらない

2017年1月におけるWIndows Updateの月例更新 は「Windows Vista 用セキュリティ更新プログラム (KB3216775)」だけのようです。コントロールパネルから更新の確認をおこなうと、いつまでたっても更新の確認が終わらないので、指定された番号のKBを個別にインストールすることにしました。先月は、それでうまくいきました。

ところが今月はKB3216775をダウンロードして実行させると「Windows Update スタンドアロンインストーラ」 が「更新を検索しています...」という表示を出したまま先に進みません。なんだか、もう疲れてきました。

Windows Vistaのサポートが間もなく終了するのはMicrosoftの会社としての方針ですから、それをどうこう言うつもりはありません。しかしサポート期限を迎える前から、対応が雑になっていくのは気分が良くありません。

2017-01-11

"That's why ~"と"That's because ~"

英語表現で"That's why ~."と"That's because ~."の使い分けに混乱しているので、頭の整理を兼ねて書いておきます。

Webを検索してみれば同様の情報が幾つも見つかるのですが、例えば「原因と結果と That's why ...と That's because ...」という記事があります。要するに因果関係を考えてみれば、「原因の文. That's why 結果の文.」とか「結果の文. That's because 原因の文.」のようになるわけで、とくべつ難しい話ではないと思います。しかしどうもスッと頭に入らない感じなのです。

NHK「ラジオ英会話」の2016年10月31日放送分には、次のような対話がありました。ここでは「That's because ~.」が使われています。まず「My seat won't recline.」という結果を表す表現があります。そして「yor're seated in the last row of the cabin.」という原因を示す文が来ているので、これは理解できます。
H: My seat won't recline.
FA: That's because you're seated in the last row of the cabin.
同じテキストの2016年11月7日放送分には、次のような対話もあります。こちらは「That's why ~.」が使われています。「are your cowboy boots made from alligator skin?」というのが原因の文で、「they call me Gator.」が結果の文ですね。これも理屈どおりで、別に難しくもなさそうです。
H: Okay.  Say, are your cowboy boots made from alligator skin?
G: You got it.  That's why they call me Gator.
それでは何故スッキリ理解できないのでしょうか。英語の勉強はスポーツのようなものだと言われることがありますが、それが関係しているのでしょうか。外国語を学ぶとき、理屈抜きで覚えてしまう子供を除けば、クドクドと理屈を並べて理解するのが先行します。そうして納得しないと頭の中の回路が繋がらないからですが、それだけで終わってしまっていては応用が利きません。

次に必要なのは練習でしょう。ただし練習して覚えなければいけないのは、どのような状況で「That's why ~.」と「That's because ~.」の どちらを使うか身につけることです。単純に英単語やイディオムなどを暗記することよりは、難易度が高い気がします。

2017-01-08

looking for a way to improve the skill for writing English

After years of learning English, I've finally decided to use this blog as a practice field.  I intend to use the way of 英借文.  I wrote the first sentence using an essay of The Japan TImes ST as a reference.

2017-01-06

ダブルカツ丼

函館には「ラッキーピエロ」というチェーン店があります。函館市内が多いですが近郊にもあり、17店舗あります。各種ハンバーガーがメニューに並んでいますが、ハンバーガー専門店と言ってしまうのは違和感があります。カレーとかカツ丼もメニューにあるからです。

それぞれの店舗の内装も独特なので好みの分かれるところです。

これまではハンバーガーをテイクアウトで注文することが多かったのですが、店内でカツ丼を食べてみることにしました。普通のカツ丼が500円くらいでしたが、ダブルカツ丼というのもあり1,000円弱だったので、どんなものか不明でしたがダブルカツ丼を注文してみました。

ダブルカツ丼というのは恐らくカツ丼の大盛りということだろうとは思っていましたが、注文が来た時あまりの巨大さに、驚き、かつ周りの視線が気になりました。実際には他人は人の注文のことなど気にしませんが、観光客も多い店なので珍しそうに見てくる人もいないわけではありません。視線が痛いのは覚悟しておいた方が良いかもしれません。

不通のカツ丼なら普通のドンブリだと思いますが、ダブルカツ丼の器はドンブリというようなものではありません。テレビを見ていると寺院の伝統的行事として「大茶盛式」の様子を放映していることがあります。これは大きな茶碗を使い、一人では持ち上げられず隣の人に手伝ってもらいながら喫茶する儀式ですが、そこで使われている茶碗を想像してもらえれば、中らずと雖も遠からずというところです。

ダブルカツ丼なのでトンカツはダブルですが、ご飯の量は大盛り相当ではなく普通だった気がします。お腹を空かせて行ったので、残さず食べられました。

2017-01-04

青函フェリーで函館から青森へ

北海道から本州に戻るために「青函フェリー」を利用してみました。函館と青森の間は津軽海峡フェリー株式会社が 運行する「津軽海峡フェリー」と、共栄運輸株式会社と北日本海運株式会社が共同運航する「青函フェリー」があります。どちらも毎日8往復しており、さらに深夜便もあります。フェリー乗り場が街の中心部から外れているのは仕方ないところです。ただし深夜便をうまく使えば、青森や函館で一泊してから北海道新幹線で移動するよりも、時間を有効に使えます。

今回は青函フェリーを利用しました。函館23時30分発、青森3時20分着です。鉄道と違って、乗船手続きや下船待ちなどがありますし、JR函館駅やJR青森駅などからの移動時間も考えておかなければなりません。

事前に予約を入れた際に乗船手続きを23時までに完了させるように言われていました。当日は札幌方面からJRで函館に19時15分頃に戻ってくるつもりでいました。夕食をとって、休憩しても、時間はたっぷり残っているはずでした。

地図を見ると函館市の西側の海沿いにフェリーターミナルがあるようです。JR函館駅からでも歩いても行けそうでしたが、「北海道&東日本パス」を持っているので楽をして、JR五稜郭駅から歩くことにしました。

函館20時15分頃に乗車して五稜郭駅で下車しました。駅は線路の東側にあります。駅を出て右手に行くと、角に五稜郭駅前郵便局があるので、そこを曲がり跨線橋を渡ると駅の西側に出られます。そのまま道を直進すると、国道227号線(大野国道)に出られます。

地図で確認したところでは、フェリーターミナルは国道沿いに北上したところのはずでした(実はこれが勘違いだった)。今年は積雪が全くなく、歩いても足元の心配はありませんでした。ひたすら歩いて行くと、遠目にフェリーらしき姿が見えてきました。JR五稜郭駅を出てから30分ほどしかたっていないので、思ったほど遠くなくて良かったと(安易に)考えていました。

ところが近づいてみると、そこは津軽海峡フェリーの乗船場でした。どうも青函フェリーはここではないようです。青函フェリーの乗船場を探して、さらに北上を続けることにしました。

歩き続けていると、函館市を抜けて北斗市に入ってしまいました。「函館港は北斗市にあるんだろうか?」と意味のない疑問が頭をよぎります。「新東京国際空港」が千葉県にあるような例も考えられるので、「函館港」が北斗市にあっても構わないのですが、楽観的な気分が不安に変わってきました。

さらに歩き続けていると、道南いさりび鉄道の七重浜駅の近くまで来ていました。しかも行けども行けども、周囲は暗く、海沿いを見渡してもフェリーの灯りが見えません。胸を冷やりとするようなものが通り過ぎていく気がしました。

幸いにもコンビニがあったので、念のために印刷しておいた地図を見せて、現在場所を教えてもらうと、想定していたよりも遥かに遠くまで歩いて来てしまっていることが分かりました。 急いで来た道を戻ることにしました。

ずっと北上してきた道を函館に戻って南下していると交番がありました。最近は無人の交番が増えていますが、パトカーが停まっているので誰かいそうです。「青函フェリー」の乗り場を探していると尋ねると、すぐ近くにあると教えてくれました。次の最初の信号を海側に曲がったところだそうです。先程までずっと歩いてきたのに、そんなものあったかなと思いながら、教えてもらったとおりに行ってみました。しかしそこは津軽海峡フェリーの乗り場でした。

もしかすると共同で利用しているターミナルなのかもしれないと思い、建物に入ってみましたが、青函フェリーとは無関係のようです。係員に尋ねてみると、青函フェリーのターミナルは別の場所にあると親切に教えてくれました。どうやら交番で教えてくれたのは「青森と函館を結んでいるフェリー(いわゆる青函連絡フェリー)の乗り場」だったようです。津軽海峡フェリーも「青函連絡フェリー」のひとつですが、青函フェリーとは違います。

道に迷って不必要に歩き続けていたので、この時すでに22時近くになっていました。乗船手続きの期限は23時と言われているのでまだ余裕があります。もし函館でノンビリ休憩していたら、もう間に合わなかったでしょう。危ないところでした。

いそいで道を戻ってくると青函フェリーターミナルの所在を示す看板が見つかりました。よく見ると、ここはJR五稜郭の駅を出た後で国道にぶつかった交差点でした。間抜けな話ですが、よく周りを見ていれば、不必要に遠くまで歩かなくても良かったということです。確かに青函フェリーのターミナルは、ここのそばにありました。

青函フェリーは予定通りに青森港に到着しました。

青森では雪が降っていました。降り方は強かったものの、積雪が殆どありませんでしたので、傘を差せば歩くのには不自由はありませんでした。フェリーターミナルから青森駅まで歩きました。道に迷うこともなく、順調でした。40分くらいで青森駅に到着しましたが、青森駅は夜間閉鎖されており、開くのは5時20分とのことです。

青森駅前には吉野家があるはずですが、最近は24時間営業をおこなっておらず、閉店時間帯でした。コンビニは開いていたので軽食を買い、それを食べながら青森駅の入り口前で開くのを待っていました。積雪もなく、風もない穏やかな夜だったのが幸いでした(気温は低かったのですが)。数年前に急行はまなすに乗車するため青森駅のホームに並んでいたときの記憶では、積雪も多く、強風が吹いていて、凍死するんじゃないかと覚悟したのを思うと、雲泥の差でした。