2022-08-28

Pythonは流行り過ぎか?

Webで見かけた「プログラミング言語はファッションか、流行でしか技術を見ない人々」という記事の中に次のような文がありました。

プログラミング言語でいうと「ここ数年、記事でPythonを持ち上げすぎではないか」と感じている。


「持ち上げすぎ」と表現するかどうかは別にして、書籍でも、Web上の記事でも、Pythonの話題が多いとは思っていました。

 

ウィキペディアによるとPythonが登場したのは1991年との事ですが、Perlが1987年に、Rubyが1995年に登場しています。ほぼ同時期と言えると思います。1990年代から2000年代初め頃までは、Perlが全盛だったような気がします。その頃でもPythonを利用しているユーザがいなかった訳ではありませんが、好きな人がいない訳ではないマイナーな言語という位置づけだった気がします。それに比べると、Perlは皆が使っているメジャーな言語という感じでした。ところが今や、Perlには見る影もなく、猫も杓子もPythonという有様です。

 

Pythonに限らず、何か特定のプログラム言語であるとか特定の技術などが流行の最先端になるのは昔からよくあります。流行にのってしまえば、雑誌でも特集が組まれたり、続々と新規に書籍が出版されたり、Web上に記事が溢れたりしますので、入門しようとする初心者が列をなすことになります。

 

記憶がおぼろげですが、Perlが話題になり始めた頃に今はなきUNIX magazineで「Perlは、シェル、sed、awkなどを寄せ集めたような言語だ」と指摘した記事を読んだような気がします。Web上で「#019 私とプログラミング言語(後編)」という記事を見つけましたが、同様の事を指摘しています。その当時は「Perl、最高!これがあれば、もう他には何もいらないよね!」みたいな言われ方をしていたのに、いつの間にやら「Perl?それ何?やっぱりPythonでしょ!」みたいに世間ではなっているのは、いったいどうしたことでしょう。

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