日本では温度単位が摂氏を使います。世界的にも温度を摂氏を用いる国が多いと思いますが、アメリカなどでは華氏を使います。両者は、変換式で換算できるので、測定値をどのように表現するのかというだけの問題とも言えます。
日常生活で温度が関わるのは、気温や体温を表現する場合が多いと思います。例えば、日本の夏では、25℃以上を夏日、30℃以上を真夏日、35℃以上を猛暑日と呼んでいます。また冬期であれば、氷点下になるかならないかが、日常の会話でよく言及されます。もし日本で華氏を使っているとしたら、夏日は77℉以上、真夏日は86℉以上、猛暑日は95°F以上ということになります。77℉とか86℉とか、中途半端な数値だなぁと感じます。
また体温としては、日本では37℃で平熱か否かを区分していますが、華氏にすると98.6℉という、これまた中途半端な数値になってしまいます。37℃という値に大きな意味があるわけではないと思いますが、日本が華氏を採用していたら、98℉(=36.67℃)では低いでしょうし、99℉(=37.22℃)が妥当かとは思いますが、切りが悪いからいっそのこと100℉(=37.78℃)ならばスッキリしそうです。
同様に気温でも、0℃というのは32℉ですが、現実問題として0℃前後の小数点以下の値が変化したところで、体感が大きく変わるわけでもありません。そうであれば、30℉(=-1.11℃)や35℉(=1.67℃)で区切っても、日常生活の話題としては大同小異ではないかと思います。
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