Japan Times Alphaの2020年8月21月号に掲載されたコラム「Odds & Ends」(James Tschudy)の話題は「stage」でした。このコラムは毎月テーマを決めていて、8月のテーマは「Japanese English」です。日本人は英語だと考えているけど、ネイティブが理解している意味から外れており、コミュニケーションの障害にもなるものです。
コラムでは、ミュージカルを観にいった女性から「It was a wonderful stage.」と言われたという逸話が語られています。日本人が使う「stage」というのは、英語ネイティブからすると理解に苦しむので、本来の使い方についてコラムで語られます。
著者は、何故日本人がミュージカルなどの演劇のことを「stage」と呼ぶのかわからないと書いています。
I wonder how the Japanese-English meaning got started. It might have come from "stage play," but I don't have any idea. My dictionary isn't any help either.
これは私見ですが、日本人が英語で「stage」を使ってしまうのは、日本語ではミュージカルなどを(「演劇」と呼ぶこともありますが)「舞台」と呼ぶからなのではないでしょうか。日本人に限らず、外国語を使う場合(日本人が英語を使う場合もそうですが)母語の影響は無視できません。日本人がミュージカルを鑑賞して「素晴らしい舞台だった」と感想を述べるのを、英語で「It was a wonderful stage.」と直訳してしまったからではないかと思うのですが、どうでしょうか。
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