2020-09-20

CentOS7のインストールで作成されるLVM

 VMwareを利用して、CentOS7をインストールした際のデフォルトの挙動を調べてみました。

使用したのは「CentOS-7-x86_64-DVD-1708.iso」です。これはCentOS 7.4です。インストール中に選択する項目はありますが、まずはデフォルトのままにしてみます。インストール完了後、ブートしてディスクの割り当て状況を確認してみました。LVMが使われている事は承知していましたが、「/dev/mapper/centos-root」と「/dev/mapper/centos-home」が出来ていました。


もしインストール中にネットワーク設定をおこない、(例えば「myhost」のように)ホスト名を指定すると、論理ボリューム名が変わるようです。「/dev/mapper/centos_myhost-root」のようにホスト名が入るようです。


ここで気になったのは、別のところで使っているCentOS7の論理ボリューム名とは違っていたことです。そこでは「/dev/mapper/cl-root」となっています。この名前は、どのようにして付けたのでしょうか。インストール中に指定する箇所は無かったはずです。


もしやと思い、「CentOS-7-x86_64-DVD-1611.iso」を使ってインストールしてみました。これはCentOS 7.3です。やはりデフォルトのままでインストールを完了したところ、論理ボリューム名が「/dev/mapper/cl-root」のようになっていました。要するにCentOS7.3と7.4とで挙動が変わったということでしょうか。この件はリリースノートには書かれていないようです。どういう理由で変更されたのでしょうか?

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