2021-08-04

バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録I』

バラク・オバマの大統領回顧録である『約束の地』(上・下)を読みました。購入したのは随分前ですが、読み始めたのは先月下旬頃です。以前にミシェル・オバマの『マイ・ストーリー』を読みました。ミシェルの方は、彼女の幼少期からはじまり、オバマとの出会いや、夫が大統領を務めていた時期までが語られます。600ページくらいあるので、随分長いとは思いましたが、オバマの方は、500ページくらいの上下2巻なので、さらに長いです。しかも、何時になるかは不明ですが、「大統領回顧録II」が出るようなので、さらに長くなります。


オバマの方は、「大統領回顧録」とあるように、ミシェルの作品とは違って大統領時代の逸話がメインです。初めの頃に、幼少期の話題や、ミシェル・オバマと出会った頃の話題が出てきますが、それはオマケでしょう。さらにイリノイ州議員になったり、上院議員として活動していた頃の話題も出てきますが、そこがメインではなく、テーマは「大統領回顧録」にあると思います。


『約束の地 大統領回顧録I』は、オバマ大統領としての1期目の4年間の話題が語られています。おそらく次に出るという「大統領回顧録II」では、オバマ大統領2期目の話題がメインになるのでしょう。


オバマ大統領の次の大統領はドナルド・トランプでしたが1期だけで終わり、今はジョー・バイデンが大統領を務めています。本書『約束の地 大統領回顧録I』には、下巻の最後の頃になってドナルド・トランプの名前が登場します。それまではオバマ自身はトランプとの関わり合いもなかったようです。次に出版される予定の回顧録では、オバマ大統領2期目の話題の外に、大統領選の話題も出てくるでしょう。米国大統領に3期目は無いので、オバマ自身の選挙戦にはなりませんが、民主党の大統領候補の応援をしていたでしょうし、共和党からのオバマ政権批判の対応もあったでしょう。


続編が、「大統領回顧録II」ということで、オバマ大統領2期目の話題が中心になることは間違いないと思いますが、それだけとも思えません。回顧録のメインを奪うほどにはならないと思いますが、トランプ大統領時代の話題や、ジョー・バイデン大統領選出の話題も出てくるかもしれません。

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