宗教的な用語として「啓示」と「黙示」があります。例えば「神の啓示」とか「黙示文学」のように使われています。宗教的な厳密な語義は知りませんが、なんとなく意味は分かっているつもりでした。もう少し語義を理解しておこうと調べてみましたが、かえって疑問が深まってしまいました。
手元の辞書(『明鏡国語辞典 携帯版』初版)では次のように説明されていました。
【啓示】キリスト教・ユダヤ教などで、神自らが人知を越えた真理を人間にあらわし示すこと。黙示。
【黙示】キリスト教で、神が人間に対して隠されていた真理や神意などを示すこと。啓示。
説明文は違いますが、意味が大きく違うとは思えません。また「啓示」では「黙示」を、「黙示」では「啓示」が指し示されています。これは「啓示」≒「黙示」という意味なのでしょうか。
もっと大型の辞書や、専門的な事典を参照して理解を深める必要があると感じています。「啓示」と「黙示」というのは、対義語なのか同義語なのか、両者をどのように使い分けているのかなど、理解を深めたいと思っています。
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