諺に「縁もゆかりもない」という表現があります。「何の関係もない」という意味ですが、「縁」と「ゆかり」は同様の表現を重ねたものであるという説明がされます。同様の表現だとは思いますが、全く同じ意味なのか、微妙に違う意味を含むのか、いずれなのでしょうか。
手持ちの辞書(明鏡国語辞典 携帯版 初版第3刷 2005年)によると、「縁」は「運命として定まっているめぐりあわせ。えにし。」と、「ゆかり」は「何らかのつながりや関わりのあること。縁故。」との説明があります。
もっと大型の辞書を調べて、用例を確認してみないことには、両者の違いがよくわかりません。「縁」は漢語で、「ゆかり」は和語であるとの説明もありました。そうであれば、漢語と和語で同様の意味の語を並べるという発想は、理解しやすい気がします。
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