NHKで放送している「100分 de 名著」の2021年3月のテーマは「災害を考える」でした。いつもはテーマとなる書籍1冊を一ヶ月かけて読んでいくのが普通ですが、その回ではテーマに関連する4冊の書籍が紹介されました。
この番組で取り上げられている書籍は、その番組中で粗筋を紹介している訳ではありません。できれば自分で読んでみるのが望ましいだろうと思います。番組は、その書籍を読むための入口を提供しているに過ぎないのだと思います。
3月の番組で取り上げられていた『14歳からの哲学』(池田晶子)を購入し、読み始めています。タイトルで「14歳」を謳っているように、その年齢を対象にして執筆されているので、読みやすいのですが、易しくはありません。専門的な用語や言い回しが多用されている、翻訳された哲学書では、読み進めることすら困難であることが多いのですが、それに比べると本書は、格段読みやすいです。しかしスラスラ読めてしまいますが、表面的な理解で終わってしまうか、その中に入っていくのかは、読者の力量にかかっていると思います。
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