2021-04-05

あるなし

ラジオを聴いていたら、2021年4月5日6時22分ごろに静岡県西部でM4.3の地震が発生したことを速報していました。そこで「津波の〈あるなし〉 は現在気象庁で調べています」と伝えていました。


NHKでは「有無(うむ)」ではなく「あるなし」と伝えているのですが、何故でしょう。ラジオを聴いている人達は「うむ(有無)」と言われると理解できないから、「あるなし」と報道しているのだ、とNHKでは考えているのでしょうか。


このような違和感は、他の状況でも感じたことがあります。鉄道で移動する際に、地域や時期によっては、ドアが自動開閉せず、自分でボタンを押してドアを開けて乗車や下車する必要のある場合があります。このような場合、車内放送では「ドアは自動的には開きませんので、〈あける〉ボタンを押してください」のように伝えています。場合によっては「あける」ではなく「ひらく」とアナウンスしている場合もあります。


「開閉(かいへい)ボタンを押して云々」とアナウンスするよりは、「ひらくボタンを押して云々」の方が、「乗客は分かりやすい」のだと鉄道事業者側が考えているのではないかと思います。そうなのでしょうか。そのように事業者は考えているのでしょうか?「かいへい」よりは「ひらく」の方が乗客側は分かりやすいのでしょうか?


分かりやすいとは何か、本当に分かりやすいと言えるのか、などを考えることは、わかりやすい問題ではないのではないかと思います。

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