Microsoft Windowsに繋いでいるプリンタはCANON MG3130です。購入した時期は忘れてしまいましたが、この製品は2011年モデルらしいので、もう10年弱ほど使っていると思います。本体価格に対して、インクの値段が高いのが気になっています。しかしプリンタ業界のビジネスモデルはインクで稼ぐらしいので、不満ではありますが、どうしようもありません。
それはさておき、1~2週間ほど前から印字が崩れるようになってきました。崩れる形態は様々ですが、(変な例えかもしれませんが)3D画像を専用メガネを使わずに見た時のようにブレていたり、また表の罫線がガタガタにずれてしまっていたりします。
Webを検索すると、印字調整をすると直る(ことがある)そうです。操作ガイドを参照しながら、印字調整をおこなってみましたが、全く復旧しません。そもそも印字調整用のパターン印刷自体が乱れまくっていて、これで本当に調整できるのだろうかと心配になるほどです。たまたま調子が悪かったのかもしれないと思って、何度も実行してみましたが、何度やっても駄目でした。
印刷が不良になったのは最近の出来事ですが、もう数か月前から用紙のローディングでも不調だったので、もしかすると寿命なのかもしれません。買い替える時期が来たのでしょう。それはそれでも仕方のないことですが、残念なことに最近プリンタインクを買ったばかりなのです。インクが無くなった時にすぐに印刷を継続できるようにするため、常に在庫を確保しておくようにしています。それが残っているのです。
MG3130のインクはBC-340/341ですが、大容量モデルBC-340XL/341XLを持っています。まだ開封していないので、プリンタを買い替えたら無駄になってしまいます。CANONで現在販売中のモデルでBC-340XL/341XLを利用できる製品は無いようです。
もし買い替えるとしてCANONならTS5330にしようか考えていました。1万円ちょっとで買えるようです。インクも必要になるし、想定外の出費です。なんとかMG3130を使い続ける方法はないかと、Webを検索してみました。
CANONのWebサイトでFAQを見ていたら「エンコーダーフィルムの汚れを確認し、汚れている場合は清掃してください」という情報がありました。さらに「【インクジェットプリンター】《動画》エンコーダフィルム清掃方法(MG4230/MG4130/MG3630/MG3530/MG3230/MG3130/MG2130/MX523/MX513)」で動画付きで説明されています。
そもそも「エンコーダフィルム」というのが何処の事なのかよく分からなかったのですが、動画の手順に従いクリーニングしてみました。紙コップに中性洗剤を入れた水を用意して、綿棒につけて汚れを落としてみました。購入依頼クリーニングをしたことが一度もないので、綿棒はすぐに汚れで黒くなってしまいます。綿棒を10本ほど交換しながら、綺麗になったと自己判断するまで汚れを落としました。
そして改めて印字調整シートを印刷してみたら、見違えるように綺麗な(まともな)調整シートがプリントされました。さらに印刷も試してみたら、今までの異常な印字が見違えるように普通に戻りました。クリーニングした効果があったようです。
CANONのFAQでは「プリンターはエンコーダーフィルムによりFINEカートリッジホルダーの位置を検出しています。」とも書かれています。汚れが酷かったので、印字位置が狂っていたのかもしれません。
これでプリンタを買い直す必要はなくなりました。MG3130は今後も使い続けられそうです。