2024-09-06

PIANISTとDRUMMER

The Japan Times Alphaの2024年8月30日&9月6日合併号に掲載されていた「LUANN」では、次のようなセリフが載っていました。

This band has a pianist, guitarist, bassist, saxophonist, trumpeter and drummer.

 

このセリフを発した理由は、なぜ楽器の奏者に「-ist」がつく場合と「-er」になる場合があるのかという疑問からでした。その答えとして、次のように説明しています。

It's because "trumpet" and "drum" are nouns and verbs, like "bugle." You can trumpet, drum and bugle, but you can't piano, guitar or bass.

要するに、名詞と動詞の両方で使える単語なら「-er」で、そうでないなら「-ist」という事のようです。

 

これは私自身も以前から疑問に思っていました。マラソンなどの選手は「ランナー」と言いますし、ボーリング選手は「ボウラー」ですし、冬季オリンピックでもお馴染みになったカーリングの選手は「カーラー」だそうです。


日本では俗語として現れる「転売ヤー」というのは、「転売」という語が単独で名詞と動詞の両方で使えるわけではない(動詞なら、サ変動詞として「転売する」になる)ので、「転売ニスト」の方が正しいのかもしれません。

 

パソコンの達人のようなひとは、Windows使いなら「Windowsist」とか、Mac使いなら「Macist」と呼ぶのでしょうか。同様にLinuxを極めた人であれば「Linuxist」とか、BSD好きなら「BSDist」で、究極的にUNIXのGURUなら「unixist」かもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿