あるアプリケーションを使おうと思って起動したら、起動時に更新の確認がおこなわれたようで、「新しいバージョンに更新しますか?」というダイアログが出ました。ほとんど無意識に「はい」を選択したのですが、更新作業のような画面も出てこず、起動しようとしたアプリケーションの画面も出てきません。どうしたんだろうと思っているうちに、なぜか起動していたFirefoxの画面が消えてしまいました。
一瞬の出来事で、いったい何が起こったのか理解できませんでしたが、セキュリティ対策としてインストールしておいたMcAfeeが「ウィルスを検出したので云々」というメッセージが出てきました。おそらく誤検出だと思うのですが、いずれにせよ、それは更新しようとしたアプリケーションのことであって、Firefoxが何故巻き添えをくらうのでしょうか。慌ててスタートメニューからFirefoxを起動しなおそうとしましたが、既に実行ファイルが消えていて、もう立ち上がりません。
McAfeeが隔離した実行ファイルを復元すれば良かったのですが、滅多にある事ではないので、その手順がわかりません。Firefoxが消えたとしても、Edgeなどがある訳ですからWeb検索はできるはずなのですが、冷静さを失っていたせいか、Firefoxを再インストールしてしまいました。
とりあえずFirefoxは起動するようになったのですが、新規インストール扱いとなり、これまでの設定やアドオンが全て消えてしまっていました。慌てると余計に事態が悪化するといわれますが、まさにその通りになりました。
デスクトップをよく見ると、「Old Firefox Data」という謎のフォルダが出来ています。また日頃からバックアップはとるようにしていたので、そこからファイルを取り出すこともできるだろうと思いました。
気を落ち着けて、デスクトップにできた謎のフォルダについて調べてみると、これはFirefoxプロファイルフォルダーの直前の状況のコピーのようです。Webにある情報「【firefox】「Old Firefox Data」というフォルダが自動作成⇒設定がすべてリセットされてしまった時の対処、復旧方法」では、「about:support」 で表示される「トラブルシューティング情報」にある「プロファイルフォルダー」の中に全部コピーすれば復旧するとのことでした。その説明のとおりにやってみたのですが、誤操作があったのか、復旧しませんでした。
考えた挙句、Firefoxのプロファイルのあるディレクトリ「 C:\Users\FURUSAWA\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Profiles」には、新しく出来たプロファイルと、以前のものと思われるプロファイルがあったので、以前のプロファイルの名前を、新しいプロファイルの名前に変更してみることにしました。これで、ひとまず以前の設定が蘇りました。
やれやれ復旧したかと思ったのですが、念のために動作を確認してみると、どうも様子が以前とは違います。どうやらアドオンが動いていないようです。アドオン情報を参照してみても、以前に追加したものがリストされていますし、「有効」になっているようなのですが、でも動いていないようです。
これを解決しなければなりませんが、力業ではありますが、いったん全て削除し、改めて追加するという方法をとりました。追加しているアドオンは3つだけですし、各アドオンの設定項目も変更なしだったので、こういう手段でもなんとかなりました。
以上の作業で、やっと元に戻ったようです。作業時間はたいしたことはありませんでしたが、冷や汗をかきました。
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