「WannaCry 2.0」と呼ばれるランサムウェアが猛威を振るっているようです。マイクロソフトが2017年5月1日付で「ランサムウェア WannaCrypt 攻撃に関するお客様ガイダンス」という情報を出しています。この中で「お客様の影響の大きさを考慮し、すでにサポートが終了している Windows XP, Windows 8 および Windows Server 2003 についても例外的にセキュリティ更新プログラムを公開しています」と記しているように、もうセキュリティ更新プログラムを出さないことにしたはずのWindows XPなどの対処をおこなっていることから分かるように、相当深刻な状況にあるようです。
つい先月でサポート期限を迎えたWindows Vistaは、今年3月時点で対処されたセキュリティ更新プログラムが出されていました。Windows Updateを毎月適用し続けていれば既に対応済みになっているはずですが、VistaのWindows Updateは昨年頃から反応が悪く使い物ならなくなっていたのは、どうしたことでしょう。
僕がNetBSDへの移行を検討していたdynabook SS SX/15Aは、まだWindows Vistaのままになっています。早々に移行したいと思っていますが、移行作業をおこなう時間的な余裕がありません。せめてMS17-010だけでも適用させておきたいところです。しかしVistaのWindows Updateの更新確認の反応が異常に遅い現象は結局直っていないので、 適用できずにいます。最低限としてSMBv1を無効にする処理はとっておきました。
ただ幸いな事には、このdynabook SS SX/15Aは常用しているわけではありません。またローカルHDDに入っているファイルは別のPCのミラーですので、 影響が直ちにオリジナルに及ぶわけでもなかろうと思います。だからと言って「WannaCry 2.0」に感染しても良いということにはなりません。うっかり感染してしまわないように、十分気を付けようと思います。
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