dynabook SS SX/15にNetBSD/i386の環境を構築していますが、Microsoft WindowsがインストールされているPC上のファイルを参照するためにmount_smbfsを使おうと考えています。昨年末に試してみたところ、なんとかなりそうな感触でした。
今年になって試してみたところ、マウントは出来るものの、それ以外のあらゆる操作が出来なくなっていました。何が悪いのか、NetBSD/i386側の問題なのか、それともMicrosoft Windows側の問題なのか悩みました。
試しにMicrosoft Windows側で利用しているMcAfeeパーソナルファイアウォール(Version:16.0 Build:16.0.126)を一時的に無効としてみたところ、問題の現象が解消しました。どうやらファイアウォールが悪さをしているようです。またWiresharkでパケットを確認すると、要求は届いているのに、応答が返らないようです。やはりファイアウォールがパケットを止めているのでしょう。
McAfeeのファイアウォールは、各種設定を利用者に開示するのではなく、ソフトウェア側で「よしなに」設定してくれるというコンセプトで出来ているようです。つまり詳細な設定をおこなう画面がありません。このようなコンセプトは、うまく動いている時には有り難いのですが、トラブルが発生した時には問題の原因に到達できず苦労します。まさに今回がその良い例です。
メニューにある「ポートとシステム サービス」を開いてみると、「Windowsファイル共有(NETBIOS)ポート137~139」という項目がありました。まさにこれが関係すると思われますが、すでにチェック済になっているので、おそらくポートは開いている「はず」です。
他にも設定を調べてみたり、Webで事例を探したりしましたが、解決に至りません。万策が尽きたのでメニューにある「デフォルトに戻す」というボタンを押してみました。独自の設定がほとんど無いのでデフォルトに戻しても差し支えないのですが、いろいろと設定を変えているならばデフォルトに戻すのは躊躇するかもしれません。
あらためてmount_smbfsを使ってみると、マウントできますし、その他の操作も問題ありません。先程までの苦労は何だったのかと思うくらいです。おそらくファイアウォール内部の情報がおかしくなっていたのでしょう。それらを利用者に見せないような構造になっているので、はたして何処が問題だったのかを明らかにすることはできません。
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