しかし根本的な問題ですが、果たしてdynabook SS SX/15AはUSBメモリやUSB-HDDから起動できるのでしょうか。Webで検索してみても一般論としては出来そうだとされているようですが、具体的にdynabook SS SX/15Aで出来るのか出来ないのか確実な情報は見つけられていません。
状況から推測するしかありませんが、USBメモリからはブートできるようです。
- Paragon Backup & Recovery 2011 (Advanced) Freeで作成した起動用USBメモリは、dynabook SS SX/15Aで使えました。
- UNetbootinを利用してUbuntu 16.04_Liveを入れたUSBメモリを作成してみましたが、きちんとブートできました。
- ただしUNetbootinでFreeBSD 8.0のUSBメモリを作成しましたが、起動しようとはするものの、いきなりレジスタダンプが表示されて「BTX halted」というメッセージが出てしまいます。OSは立ち上がりませんでしたが、起動はするようですから、dynabook SS SX/15AがUSBメモリから起動できると思っておいて良いでしょう。
試行錯誤を続けていますが、闇雲に歩き回るだけだと、目標(dynabook SS SX/15AにFreeBSD/i386を入れる)に向かって進んでいるのか、脇道にそれてしまっているのか分からなくなるので、注意しておきたいと自戒しています。
調査の一環としてUSBメモリ入れたUbuntu 16.04を使ってみました。あまりにも簡単にUSBメモリに入り、しかもあっさり起動してUbuntuが使える状態になったことに驚きました。Ubuntuを使ったのは初めてなので、どのように操作したら良いのか経験値が足りませんが、勘で操作してみました。試しに無線LANの設定をおこなってみたところ、ほとんんど何の苦労もなく無線LAN接続ができてしまったことには驚きを禁じ得ません。
約1年前にSONY vaioに入れたNetBSD/i386を使って同じく無線LAN接続を試みましたが、かなり苦労した挙句に結局接続できませんでした。このvaioはdynabookよりも古いモデルなので、それが悪かったのか、それともNetBSDだからなのか、理由はわかりません。
この事例をもって、NetBSDよりもUbuntu(もしくはLinux)の方が優れていると即断するわけにはいかないでしょう。「使うために無用な苦労がない」という意味では優れていますが、「技術的」に優れているかどうかは別問題です。そうであったとしても、一般利用者が無用な苦労をしなくてすむように作られているという点では、開発者コミュニティやユーザ・コミュイニティのありかたには学ぶべき点が多いと感じます。
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