2023年1月20日に法務省が「地図データのG空間情報センターを介した一般公開について」を発表しました。続けて2023年1月23日にはデジタル庁が「登記所備付地図データ(地図XML形式)変換コンバータの公開について」を発表しています。ネットを検索すると、「デジタル庁の登記所備付地図データ変換コンバータmojxml2geojsonを使ってみる」のように、実際に使ってみた報告があがっています。そこで僕も、それらを参考にしながら、試してみました。
試行環境は、WSL2上のUbuntuです。Pythonが使える環境なら、他にもWindows10とかFreeBSDなどもありますが、普段使わないパッケージでディスクが占領されてしまうのは避けたいところです。WSL2上なら後腐れなくクリーンな状態に出来ますし、そういう意味ではVirtualBox上のUbuntuでも構わないかもしれません。
Ubuntuは「22.04.1 LTS」です。またPythonは「3.10.6」です。インストール手順は、上述した資料のとおりです。関連するパッケージが沢山インストールされましたが、特にエラーもなく順調でした。
地図データはG空間情報センターからダウンロードしました。無料で公開されているといっても、ダウンロードするにはアカウントを作る必要があります。アカウントを作成する際に、申請したメールアドレスに「確認番号」が送られてくるのですが、当初その番号をコピペしたら、「確認番号が違います」というエラーになりました。なんだ、そりゃ?入力ミスはないはずですが、再度入力しても同じエラーになります。仕方ないので「確認番号を再送信する」というボタンを押して、別の「確認番号」が届いたので、それを入力したら、今度は成功しました。なんだったんだろう。
試しにファイルをダウンロードしてみて、XMLをGEOJSONに変換してみました。問題なく変換できたのですが、そのコンバータがインストールされている場所が「~/.local/bin」だったので、当初は「そのようなコマンドはありません」と言われてしまいました。そこをパスに入れたら良いだけでしたが、ちょっと引っ掛かりました。
変換したファイルをQGISで確認してみましたが、問題ありませんでした。ただし標準的な座標系ではないようです。Googleグループでは「【情報共有】登記所備え付け地図データの公開」という情報もありました。
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