フジテレビ系の深夜アニメ枠+Ultraで2022年1月から「平家物語」が放映されており、先日が最終回でした。古典としての平家物語は異本が多くストーリに違うところがありますが、この作品は原作を忠実にアニメ化したものではなく、現代語訳をベースに独自のアレンジをした内容になっています。古典作品をアニメなどの映像作品にしたものは昔からいろいろありますが、古典であるが故に結末はよく知られていますし、著名なエピソードを追いかけていくだけになりがちです。それに対して、本作品はストーリ展開を明示せず暗示させる描写が多く、深みのある作品になっていたと感じています。
最後に大原御幸で物語を閉じました。本作品はコマーシャル込みの30分枠で全11回だったので、平家物語の細部は大胆に省略しています。本アニメの原作となった『平家物語 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 全30巻) 』を読んでみようと思います。その後は、平家物語の諸本のどれかも、読んでみたいと思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿