2020-12-05

京阪のダブルデッカー

先日淀屋橋から京阪のダブルデッカーに乗車しました。京阪以外でも2階建て車両を運行している鉄道はありますが、ダブルデッカーというと京阪というイメージがあります。


カタカナで表記する「ダブルデッカー」というのは英語の「double decker」の事ですが、英語を日本語で表記する規則は微妙な例外があることに注意が必要かもしれません。


例えば「computer」をカタカナで表記する際に「コンピューター」とも「コンピュータ」とも表記します。長音「ー」は省略されることがあります。同様に「ユーザー」と「ユーザ」や、「サーバー」と「サーバ」があります。しかし常に長音を省略することができる訳でもないのが難しいところです。


さて「デッカー」は「デッカ」と表記できるのでしょうか。常識的には出来ないと思いますが、出来ない理由が存在する訳でもないと思います。もし省略できるとしたら、「ダブルデッカー」でも「ダブルデッカ」でも構わないことになるのですが、この両者が同じものとは感じられなくなります。そのポイントは、京阪が大阪に拠点を持つ鉄道会社である事にあるのではないでしょうか。


カタカナ文字で「ダブルデッカー」と「ダブルデッカ」を記述すれば、どちらでも構わない気がするかもしれません。しかし音声で聴くとしたら(音声には平仮名も片仮名もありませんから)「ダブルデッカー」と「ダブルでっか」となりかねません。


もっとも、ありがちな方言は現実には存在しないとも言われるので、語尾に「でっか」をつける方言は大阪には存在しないということになるのでしょうか。

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