2020-12-05

タブレットを用いた閉塞方式

昔の鉄道の仕組みを解説した文章を読むと「タブレット交換」の話題がでてきます。漠然としたイメージは持っているのですが、詳細な手順については知らないのでYouTubeで動画を見てみました。同じようなものは他にもあると思いますが、検索して偶々見つけた動画を見ました。



率直な感想は「手順が難しい」です(慣れれば簡単なのでしょうが)。当時の技術水準を踏まえたシステムになっているのだと思いますが、とにかく人手をかけて運用されているという印象です。こんな手間をかけて閉塞をおこなっているようでは、現在の山の手線のような運行本数は確保できないでしょう。


ここで疑問が生じたのですが、タブレット交換の運用手順は、何時頃登場したのでしょう。また運用手順は最初から同様だったのでしょうか。イギリスで鉄道が誕生し、日本で明治初期に新橋横浜間で鉄道が始まった頃、閉塞はどうしていたのでしょう。おそらく数々の事故を起こした経験からシステムが出来上がっていったのではないかと思います。タブレット交換の歴史的変遷にも興味が出てきました。


ここで(馬鹿げていると思うかもしれませんが)「歴史のif」として、「もし東海道新幹線にタブレット交換閉塞方式が採用されていたら」という事を考えてみるのも一興です。真面目に考えれば荒唐無稽なのは分かりきっているので、ちょっとしたお遊びです。


駅ごとに停車していく列車ならば、駅員がタブレットを手渡しできます。しかし駅を通過する急行列車のような場合は、車両にタブレットキャッチャーが装備されています。同じような感じで、団子鼻で有名な0系新幹線の運転台の下にタブレットキャッチャーが装備されていると想像するのも「鉄道マニア」の夢物語としては悪くありません。

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