放送大学で受講中の「新しい言語学('18)」の第2章で参考文献としてあげられていた『言語学の教室』を読んでみました。この本は対談形式で書かれていますが、リアルな対談ではないようです。本書には「付録――対談のひとこま」として、リアルな対談のやりとりが掲載されています。本書全体がリアルな対談だと冗長だったりするので、手を入れているということのようです。したがって、著者が書き下した文章ではないが、発言(を基にしているものの)した言葉そのものというわけでもない形式です。
それはともかくとして、全体として興味深く読み進めることが出来ました。本書には「哲学者と学ぶ認知言語学」という副題がついています。しかし本書を読んだからと言っても、「言語学」や「認知言語学」の入門にはならないでしょう。そのような分野に入門するための「入り口」ではないかと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿