放送大学教養学部で受講している「新しい言語学('18)」の中で「近代言語学」の”父”としてソシュールについて記されています。ソシュールの名前は、これまでも目にしたことがあり、本人が書いたわけでもない『一般言語学講義』が代表作と誤解もされています。
ソシュールについて概要を押さえておこうと思い図書館に行ったら『ソシュール超入門』を見つけたので、読んでみました。「第1章 ソシュールの最終講義」から読み始めたら、なにやら日記のような時系列の記述がはじまったので面喰いましたが、そこで投げ出さず最後まで読了しました。人によって良し悪しの評価は分かれるでしょうが、「超入門」としては悪くないのではないかと思います。もっと深く知りたいのであれば、さらに類書に進めば良いと思います。入門段階で、右も左もわからないので、難解な専門用語が出てきて、読む気を失くすよりも、よほどマシだと思います。
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