2020-02-07

エコーライン

復刻された1964年9月の時刻表を見ていると、国鉄全盛期(か、どうかわかりませんが)のダイヤを感じて、今日との違いが数多くみられます。今日では見慣れない名前の列車も多いのですが、たまたま目についたのが「エコーライン」です。

付録4頁の「臨時列車」の中で「東京から 仙台・会津若松・大館方面(東北本線・奥羽本線)」にあるのが「エコーライン」という名前の列車です。上野発3107Dは準急ですが、上野着3106Dは急行のようです。印刷上の誤植なのか、実際にそうだったのかは不明です。

上野発3107D「準急エコーライン」は、上野22:18発で、福島で山形行と松島行に分割されています。山形06:50着、松島06:20着の夜行列車ですが、寝台はないようです。

上野着3106D「急行エコーライン」は、松島13:40発で、新潟12:30発の「急行いいで」と郡山で合流します。上野20:37着です。

上りと下りで、急行と準急になっており、分割・合流する相手も違い、昼行と夜行も異なり、妙なダイヤだと思います。しかも「エコーライン」という名前も、無機質で、地域性がなく、どうしてこのような名前をつけたのだろうと、不思議に思います。

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