Kiva Microfundsはインターネットを介してマイクロファイナンスを行うNPOで、発展途上国の小規模事業と融資者の仲介を行う。
途上国支援には、日本国内はもちろん国際的にも活動している団体が数多くあります。それらの団体に対して寄附金を渡すというのは、よくある方法でしょう。もし継続的に支援したいと思ったら、毎月だったり毎年だったり、少なくとも定期的に、寄附金を払い続けていくことになります。期間が長くなればなるほど、一回当たりの金額が高ければ高いほど、合計した寄附金額は増えていきます。
これに対してKivaを通じた支援は様相が異なります。対象が途上国であり、金額が少ない(しかし途上国での物価を考えれば、一概に少ないとも言えない)としても、立派な「融資」活動には違いありません。寄附ではないので(返済不能にならなければ)融資した金額は戻ってきますし、戻った分を別の融資先に再投資することもできます。だから寄附行為に比べると、少ない金額で、多くの支援を行うと考えることもできます。
またKivaを通じた融資では融資相手の事情が詳しく示されています。一般的な寄附では寄付先が何処の誰なのか明らかにされないことが多いので、より親近感がわくという特徴もあります。
ただし注意しておきたいのは、Kivaを通じた融資行為と、NGO/NPOなどを通じた寄附行為は、それぞれ違う性質を持つという点です。どちらかがあれば良いというものではなく、どちらも特徴を活かして使われるべきものです。
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