2020-08-14

「全粒粉」を「ぜんりゅうふん」とも読むのは何故?

 ウィキペディアで「小麦粉」を引くと、各種類の読み方が次のように書かれています。

  • 強力粉(きょうりきこ)
  • 中力粉(ちゅうりきこ)
  • 薄力粉(はくりきこ)
  • 浮き粉(うきこ)
  • 全粒粉(ぜんりゅうこ、ぜんりゅうふん)
  • グラハム粉(ぐらはむこ)
  • セモリナ粉(せもりなこ)


ここで「粉」を多くは「こ」と読みますが、「全粒粉」だけは「粉」を「ふん」とも読むようです。何故なのでしょう?


熟語には「重箱読み」とか「湯桶読み」のように、音読みや訓読みで統一されていない例外的な読み方があります。それが関係しているのかとも思いましたが、「グラハム粉」や「セモリナ粉」のように外来語と組み合わされている場合でも「粉」が「こ」と読まれていることを考えれば、読み方の問題ではないような気がします。


「全粒粉」の読み方も「ぜんりゅうこ」だけで良さそうなのに、何故「ぜんりゅうふん」も許容するのでしょうか。読み方が二通りあると誤解されることがあるので、厄介です。例えば「ぜんりゅうこ(全粒粉)の・・・」のような発言をすると、「『ぜんりゅうこ』って何ですか。もしかして『ぜんりゅうふん』の事を言っているんでしょうか。」のような対応をされる場合があるのです。

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