2019年7月28日3時31分頃に三重県南東沖でM6.5の地震が発生しました。震源の深さは約420kmだそうですから、かなり深いところで起きています。
気象庁が発表した震度分布図を見ると、直観とは異なる状況が見て取れます。
まず第一に、震源が三重県南東沖なのに、愛知県では震度1程度にもかかわらず、宮城県で震度4、福島県や茨城県で震度3が観測されていることです。三重県では震度1の観測すらありません(実際には、微かな揺れを感じた人はいるのかもしれませんが)。震源に近い愛知県が震度1で、東北地方から関東地方の太平洋沿岸で強く揺れているようです。
次に、北海道の釧路町でも震度2を観測しているのに、西日本(中国、四国、九州)では、震度1の観測が全くありません。
地球の内部構造は、同心円状に揺れが伝わっていくわけではないということなのでしょう。三重県沖であれば、西日本全体を覆っているユーラシアプレートの範疇なのにもかかわらず、東日本を覆っている北アメリカプレートのエリアの方が揺れているという現象が起きているのが、興味深いところです。
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