コンピュータ登場以前に存在した双六のようなボードゲームでは、サイコロを振って、出た目だけ進んでゴールを目指します。サイコロを振って出る目は理論的は各々1/6の確率になる筈ですが、それは無限回数を試行した場合であって、少ない試行回数では出る目に偏りがあるかもしれません。しかし確率が各々1/6であることは期待しています。そうでなければ、そのサイコロはイカサマかと疑ってしまうでしょう。
テレビの時代劇などでは、仕掛けをしたサイコロが賭場でバレて大騒ぎになるシーンを目にします。ネット上にも「丁半博打のサイコロについて 質問があります。」のような質問があがっています。僕が気になっているのは、賭場でイカサマをするかどうかではなく、サイコロの出る目の確率は均等に1/6であるべきだという点です。
話は変わりますが、ポイントカードを利用する上で、Web上のサポートサイトには双六のようなミニゲームが提供されている場合があります。サイコロを振って出た目だけ進むと、止まったところで、「何歩すすむ」とか「何歩もどる」のようなイベントが発生します。Web上で提供されているゲームなので、現実にサイコロを振っている訳ではないと思いますが、そのサイコロは「本当にランダムなのか」という点で疑念があります。
例えば、2マス先に「もどる」のマスがあった時にサイコロを振ると、なぜか「2」の目がでることが多いような気がしています。「1」~「6」の目がランダムに出ているのではなく、「2」の目が出やすくなるようなロジックになっているんじゃないかという疑念があります。まるで「吸い寄せられる」ように、「もどる」のマスにコマが引き寄せられているように感じるのです。Web上で提供しているミニゲームが何のプログラミング言語で組まれているのかは知りませんが、コマの現在位置や、その先にあるマスのイベントが何であるのか、ロジック的に取得することはできるでしょう。それを踏まえてサイコロを振って目を出すことも出来るのかもしれませんが、それは禁じ手かと思います。ミニゲームのロジックを知りたい訳ではありませんが、ランダムに目が出るサイコロになっていることを期待しています。