JRで特急や新幹線に乗っていると車内販売が来ることがあります。そこで駅弁を買うとしたら、その消費税率は10%でしょうか、それとも軽減税率の8%でしょうか。JR東海パッセンジャーズのサイトを見ると、「東海道新幹線弁当」が1,080円なので税率8%のように見えますが、本体価格982円で消費税10%なのかもしれません。また「二段重 山 ~鶏とだし巻卵~」が1,000円なので、本体価格926円で消費税8%とも、本体価格909円で消費税10%とも考えられます。
同じような事を考える人はいるもので、数年前に「新幹線・列車での車内販売は軽減税率の対象になるのか?」という記事がありました。法律上の正しい解釈は専門家がすることで外野が発言するのは正式な場では通用しないでしょうから、私がここで書いているのは、正式な解釈の提示ではありません。それはともかく、駅弁を何処で購入し、何処で食べるのかというのは様々でしょう。駅の売店で買って車中で食べるか、車内販売で買って車中で食べるかが、ほとんどではないかと思います。中には、駅の売店や車内販売で買っても、家に持ち帰って食べる人だっているかもしれませんが、少数派ではないかと思います。素人考えでは、車内というのは、食堂でもフードコートでもないと思っています。家で食べるのと同じようなものだから、駅弁を買う時は消費税8%だろうと期待します。
法律解釈というのは難しいもので、素人感覚に必ずしも合うとは限りません。上述した素人考えが、法律解釈としては間違っているかもしれませんが、法律が素人感覚からかけ離れてしまうのも考えものだとは思います。まっとうな手順を踏むのであれば、素人感覚と法律解釈が整合するように、出るところに出て解決を図るというのが、理想論なのでしょう。とは言え、そのような行為に一個人が労力を費やすのは容易ではないとも思います。