2022-11-25

車のハンドルを握る位置

Web上の記事「いまも「10時10分」を推奨? ハンドルの持ち方は何が望ましいのか」によると、 自動車教習所では「昔ほどハンドルの持ち方について、厳密に指導はしていません。」ということです。しかし、このようにも言っています。

そのため、ペダル操作がしやすい位置・高さにして、肘が少し曲がる位置に調整した際に自然とハンドルを握る場所が9時10分から10時10分の範囲に収まるという流れとなっていて、ハンドルの持ち方は最終的に自然と決まる感じです

 

ハンドルを持つ位置を厳しく指定しているわけではないが、9時10分から10時10分あたりになるよう指導しているのでしょう。しかし路上を走る車を見ていると、たまに(頻繁に?) ハンドルの真上付近を掴んで、一本腕で運転している姿をみかけることがあります。この持ち方のメリットが何であるのか分かりませんが、本人は運転しやすいと考えているのでしょう。一本腕なのは右腕であることが殆どで、左腕なのは見たことがありません。

 

このような持ち方は日本独特というわけでもないようです。ナショナルジオグラフィックチャンネルで「仰天!運び屋 vs 取締屋 in 全米エアポート 3」を視ていたら、一本腕でハンドル上部を握って運転している様子が映っていました。この番組の舞台はアメリカなので、当然ながらハンドルは車の左側にあります。そして、その運転手はハンドルを左腕で掴んでいました。

 

この番組で映っていた運転手は左利きなのでしょうか。また日本で同様の持ち方をする運転手は右利きなのでしょうか。もし日本で運転手が左利きだったり、またアメリカで運転手が右利きだったりすると、その持ち方は逆に運転しにくいように思います。

 

日本人は右利きが多いし、左利きを認めずに右利きに矯正しようとする圧力があるようです。そのような圧力はアメリカには無いと思いますが、アメリカ人全員が左利きということもないでしょう。いずれにしても、一本腕でハンドル真上を握る持ち方は、身体が捻じれますから、傍目には運転しやすそうには見えません。

 

もしかすると、運転手が右利きだったり左利きだったりする事とは何の関係もなく、そのような持ち方が癖になっていれば、慣れているので自在にハンドル操作をできるということなのでしょうか。

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