テレビやネットで天気予報を見ていると降水確率が発表されます。降水確率というのは、「1mm以上の雨が降る確率」であり「降水量の多寡」とは関係ないとされています。要するに確率が高くても降水量が多い訳ではなく、確率が80%でも降水量が数mmだったり、確率が10%以下でも降水量が50mm以上ということはありえると思います。
天気予報で降水確率を発表するようになったのは1980年からだそうです。それ以前から天気予報はありましたが、晴れ・曇り・雨の組み合わせで表現しているだけでした。天気予報の利用の仕方は様々ですが、個人的には外出時に傘を持っていくか要らないかを判断するために利用します。ここで降水確率が低ければ、傘は要らないかなと思うし、確率が高ければ折り畳み傘を持って外出しようと考えます。
しかしテレビで天気予報を視ていると、気象予報士の方が「降水確率は低いですが、傘を持って外出した方が良いです」とか語っていることがあります。「降水確率」と「自分の行動」との間の関係が、直観的ではないように思います。
降水確率というものを気象庁が発表することを否定するつもりはありませんが、日々のテレビなどで発表する必要があるのか確信がもてません。むしろ、日々の予想最高気温や予想最低気温を発表しているように、 降水量予測(できるなら予想最大量と予想最小量)を発表してくれたほうが役立ちそうな気がします。
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