FirefoxでiBus-Mozcの日本語入力が出来ないので、Webで調べてみたら、類似した事例が見つかりました。
これらの記事で指摘しているのは、環境変数GTK_IM_MODULEやQT_IM_MODULEの設定を「ibus」から「xim」にすることです。このように設定を変更したところ、無事にFirefoxでも日本語入力ができるようになりました。ここで(これまで日本語入力ができていた)他のアプリケーションに影響が出て(日本語入力ができなくなって)しまうと困るのですが、そういうこともなく、全てのアプリケーションで日本語入力ができるようです。
これで解決と言いたいところですが、実は微妙に動作が変わりました。これまでiBus-Mozcで日本語入力ができていたアプリケーションでは、日本語変換中の変換候補のウィンドウが変換中も文字列の近くに表示されていたのですが、それが遠くに離れてしまいました。微妙に操作性が良くありません。
ひとつの方法として、上述した環境変数の設定値はibusのままにしておいて、Firefoxなど一部のアプリケーションだけ環境変数の設定をximに切り替えてアプリケーションを起動するようにすることが考えられます。操作性の拘りが強ければ、この方法が望ましいのでしょう。しかしNetBSD/i386でMATEを使って総合的な環境を構築しているうえでは、他にも粗が目立つこともあり、些細な問題であるとも感じます。現段階では日本語入力ができるようになっただけで良しとして、細部を調整するのは将来の課題としましょう。
さて今回の問題は環境変数GTK_IM_MODULEとQT_IM_MODULEの設定を変えることで対処できましたが、そもそもこれらの環境変数に関する正式なドキュメントは何処にあるのでしょうか。他にもXMODIFIERSという環境変数がWebの記事では言及されることが多く、「そういうものか」と思って環境設定をおこなうことはできるのですが、できれば正式なドキュメントを参照しておきたいと考えています。
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